ライフスタイル– category –
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あの先生の言葉と、私の創作と、定食屋の湯呑み
近所の定食屋で常連扱いされて、注文前にお茶が出てきた。 入り口の引き戸をガラガラと開けた瞬間、カウンターの向こうで洗い物をしていた女将さんが、こちらに顔を向けずに「いつものでしょ? 」とだけ言って、湯呑みを差し出してくれたのだ。 正直、まだ... -
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クリーニングの約束と、自転車と、記憶の片隅で
クリーニング店で預けた服を3ヶ月放置していたことに気づいた。 レシートがくしゃくしゃになった紙切れの塊と化していて、ああ、またやってしまったな、と苦笑い。 いつものことだ。 夫に「まただよ」と呆れられながら、店の優しいおばさんに「あら、お久... -
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コチュジャンと機内食と、約束の時間
帰宅したら、同じ建物の別の部屋のドアを開けようとしていた。 何度か鍵を差し込んでもスカスカして、ようやく「あれ? 」と首を傾げる。 自分の部屋はもうひとつ奥だった。 まったく、歳を取るとこんなことばかりだ。 朝、燃えるゴミを出し忘れたのも、昨... -
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焼きめざしワンカップ、もはや鎮魂歌の響き
散歩中、知らない犬に懐かれて飼い主より先に仲良くなった。 いや、懐かれたというより、私のおやつポーチから嗅ぎつけたジャーキーの匂いに釣られただけかもしれない。 その犬、フレンチブルドッグの「ブーちゃん」というらしいんだけど、もう飼い主さん... -
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田んぼに落ちてる「アレ」と、人間観察の妙を1週間読んで気づいた。日常の些細な謎や人間観察への共感を誘う一
散歩中、知らない犬に懐かれて飼い主より先に仲良くなった。 いや、懐かれたというか、こっちが勝手に話しかけてたら、犬の方も「まあ、いいか」みたいな顔で尻尾を振ってくれた、というのが正確かもしれない。 その飼い主さん、ちょっと困った顔で「すみ... -
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「午後ロー民」が喜ぶ新作と、人生の「あるある」な話を3ヶ月使って気づいたメリット・デメリット
歯医者の予約をすっぽかして、受付から確認電話がきて冷や汗をかいた。 午前の穏やかな日差しが差し込むリビングで、僕はまさに「やらかした男」の典型のような姿勢でソファに沈む。 電話口の女性はいつも丁寧だけど、その丁寧さの裏に「またこの人、やっ... -
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バリ島の地震で飛び起きた僕と、東京の日常を1ヶ月読んで気づいたメリット・デメリット
銀行のATMで操作を間違えて、後ろに並んでいる人のプレッシャーを感じた。 ああ、これだ。 日本に帰ってきて半年。 この「見えない視線」にまだ慣れない。 バリ島では、ATMでモタついても誰も文句言わない。 むしろ「アパカバール? (元気? )」なんて話... -
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仕事や育児で忙しく調理に時間をかけられなに|火加減を気にしたり焦げ付きを心配したな人が3ヶ月使って気づいたこと
夕暮れ時、キッチンに立つ私の背中には、いつも焦りのようなものが張り付いていた。コンロの火を見つめながら、もう片方の手では野菜を刻み、耳はリビングで遊ぶ子どもの声に集中する。そんな綱渡りのような毎日だった。煮込み料理なんて、コトコト煮込む... -
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官舎の壁と、隣のカレーの香り
回転寿司で、隣のレーンの皿が気になって自分の注文を忘れた。 タッチパネルを前にして、「あ、あれ、美味しそうだな」なんて思ってたら、妻に「ねえ、何にするの? もう三皿目だよ」と呆れられた。 僕も人のことは言えないけれど、他人の選択って、なぜか... -
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実家のアポと、白くなる柴犬の話
朝、出勤前に冷蔵庫を開けたら、賞味期限切れの食材が4つも並んでいた。 一番手前の卵パックはすでに一週間前、奥には半額で買った豚バラブロックがなぜかラップも外されずに鎮座し、隣にはしなびた小松菜が悲しげに寄り添っている。 そして最奥には、存在...
