📝 この記事のポイント
- …って、別にギャル語を使ってるわけじゃないんだけどさ。
- きっかけは、新入社員のミサキちゃんからもらった、あの「ギャルヤドン」のぬいぐるみだ。
- 相変わらず暖房ガンガンのオフィスで、モニター越しの未来は遠い。
はぁ、マジ卍。…って、別にギャル語を使ってるわけじゃないんだけどさ。ここ最近、この言葉が頭から離れない。きっかけは、新入社員のミサキちゃんからもらった、あの「ギャルヤドン」のぬいぐるみだ。
相変わらず暖房ガンガンのオフィスで、モニター越しの未来は遠い。山積みの資料に溜息をつきながら、ふと視線をデスクの端にやると、そこにはちょこんと座るギャルヤドンがいる。日焼けした肌、派手なアクセサリー、そして何とも言えない、ちょっと投げやりな表情。正直、最初は「え、これを私のデスクに?」って戸惑った。だって、私がもともと持ってる文房具とか、会社の備品とか、全部がシンプルイズベスト!みたいな、そういう真面目な世界観を乱す存在なんだもん。でも、ミサキちゃんが「田中さん、いつもお疲れ様です!これ、めっちゃ田中さんに似合うと思って!」って、キラキラした目で渡してくれたから、無下にできなくて。まさか私が、ギャルヤドンとこんなに長い付き合いになるなんて、その時は夢にも思ってなかったな。
最初の印象
ミサキちゃんからギャルヤドンをもらったのは、例のプレゼンが終わった後だった。彼女は最初、私のデスクに無造作にそれを置いた。「ギャルヤドンって、何か知ってます?」って聞かれた時は、正直、知ってたけど知らんぷりした。なんとなく、流行りものを追いかける自分を認めたくなかったから。日焼けした肌にピアス、どこか挑戦的な目つき…。「ああ、流行りのキャラクターね」くらいにしか思わなかったのが、最初の正直な感想だ。デスクに置かれたギャルヤドンは、私の真面目なワークスペースには、正直かなり浮いて見えた。「これで私も、ちょっとは若返るかな?」なんて、自嘲気味に笑ったのを覚えている。でも、なんだかんだ、捨てることもできずに、そのまま放置してたんだ。
実際に使ってみて
最初はただの置物だったギャルヤドン。でも、不思議と、視界の隅にいることが当たり前になっていった。エクセルの数字にうんざりした時、上司の理不尽な指示にイライラした時、ふとギャルヤドンを見ると、なんとなく肩の力が抜けるんだ。
「マジ卍」とか「まじだるい」とか、そんな声が聞こえてきそうな、あの気だるげな表情。それが、なぜか私の心にスッと入ってくる。無理に頑張らなくてもいいよ、って言われているような、そんな錯覚に陥るんだよね。
会議中、煮詰まってしまって言葉が出ない時も、ギャルヤドンを一瞥すると、少しだけ冷静になれる気がした。なんだかんだで、無意識のうちに頼っていたのかもしれない。まるで、心のデトックス剤みたいに。
良かったところ
- 見ると力が抜ける不思議な存在
正直、最初は抵抗があったギャルヤドンだけど、今ではすっかり私の癒しになっている。仕事でストレスが溜まったり、ちょっと疲れたなと感じた時に、ギャルヤドンのあの表情を見ると、ふっと肩の力が抜けるんだ。無理にポジティブになろうとしなくても、ただ「まあ、いっか」って思える。この気だるげな雰囲気が、むしろ心地よい。
- 会話のきっかけになる意外性
「田中さん、それギャルヤドンですか?!」って、部署の若い子が話しかけてくれたことが何度かあった。最初は少し恥ずかしかったけど、そこからミサキちゃんとも、仕事以外の話をするようになったし、他の同僚ともちょっとした雑談が増えた。最初は「おばさんセンサー」が反応してたミサキちゃんとの距離も、これをきっかけにグッと縮まったんだ。
- 自分を客観視するきっかけ
ギャルヤドンを見ていると、時々昔の自分を思い出す。なんだかんだで強がっていたけど、本当は自信がなくて、不安だらけだったあの頃。そして、今の私も、実はまだまだ頑張りすぎてるところがあるんじゃないかって、ふと立ち止まって考えることができるようになった。このキャラクターが、自分と向き合う、小さなきっかけをくれたんだ。
気になったところ
- 職場で浮かないか、最初のうちは心配だった
正直、オフィスでこのギャルヤドンをデスクに置くのは、かなりの勇気が必要だった。特に最初のうちは、周りの目が気になって仕方なかったな。「いい年して、キャラクターグッズ?」とか、「何かあったのかしら?」なんて思われてないかなって。でも、意外と誰も何も言ってこなかったし、たまに「可愛いですね」って言われるくらいだったから、杞憂だったんだけどね。
- 意外と存在感があって、主張が強い
私のデスクは決して広くないから、このギャルヤドンがちょこんと座っているだけで、結構なスペースを取るんだよね。しかも、あの派手な見た目だから、それなりに主張が強い。シンプルなデザインが好きな私にとっては、最初はちょっとしたストレスだった。でも、今ではそれも愛嬌だと思えるから不思議。
どんな人に向いてる?
このギャルヤドンは、私みたいに日々頑張りすぎて、ちょっと疲れちゃってる人にピッタリだと思う。
- 「ちゃんと」「しっかり」を意識しすぎて、心が凝り固まっている人
- 完璧主義で、自分にも他人にも厳しいタイプの人
- SNSとか、キラキラした情報に少し疲れてしまった人
- だけど、どこかで、新しい自分を見つけたいと思っている人
そんな風に感じているなら、きっとギャルヤドンがそっと寄り添ってくれるはずだ。
使い続けて○週間の今
ミサキちゃんにギャルヤドンをもらってから、もう何週間が経っただろう。数週間前まではただの置物だったギャルヤドンは、今ではすっかり私の「相棒」になった。
仕事で何か行き詰まった時、ふと目をやると、あの子が「マジ卍」って言ってくれてるような気がするんだ。頑張りすぎなくてもいい、完璧じゃなくてもいい、ちょっとくらいサボってもいいじゃん、って。そんな優しいメッセージを、あの気だるげな表情で送ってくれているような気がする。
ギャルヤドンをきっかけに、ミサキちゃんとも、以前よりずっと深く話せるようになった。お互いの悩みを打ち明け合ったり、プライベートな話で盛り上がったり。彼女も、私にとって大切な存在になっている。
私の心の奥底に眠っていた「救済」は、大それたものではなく、こんなに小さくて、ちょっとだらしない姿で、突然現れたんだ。
まとめ
ギャルヤドンは、単なるキャラクターじゃない。それは、日々の疲れや、社会の閉塞感の中で、みんなが密かに求めている「救い」の形なんだと、私は思う。完璧じゃなくても、ちょっとくらいだらけてたって、それでいいじゃん。そう言ってくれるような、懐の深さがギャルヤドンにはある。これからも、私のデスクの片隅で、このゆる〜い相棒と一緒に、日々の荒波を乗り越えていこうと思う。たぶん、それが一番の救済だから。
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