📝 この記事のポイント
- テレビやニュースでは相変わらず、日本の人口減少や高齢化について語られている。
- 社会の構造は確かに大きく変わろうとしているけれど、僕の日常は、以前とは少し違う色合いを帯びてきた気がするんだ。
- ただ、僕自身が、ある「生き方」を選んだだけ。
2030年。テレビやニュースでは相変わらず、日本の人口減少や高齢化について語られている。社会の構造は確かに大きく変わろうとしているけれど、僕の日常は、以前とは少し違う色合いを帯びてきた気がするんだ。何かが劇的に変わったわけじゃない。ただ、僕自身が、ある「生き方」を選んだだけ。それは、世間が言う「課題」ばかりに目を向けるのではなく、もっと穏やかに、そして温かく歳を重ねていくという選択だった。昔は「老いること」に漠然とした不安を感じていたけれど、今はそれが、僕にとって心地よい「ライフスタイル」として確立されつつあるんだ。
最初の印象
正直、「優しく老いていく」という言葉を初めて耳にした時、ピンとこなかったのが本音かな。なんだか悠長な響きに聞こえて、もっとガツガツと働いて成果を出さなきゃ、みたいな旧来の価値観が染み付いていた僕には、少し抵抗感もあったんだ。それに、「老い」って聞くと、どうしてもネガティブなイメージが先行しがちだよね。体力は落ちるし、記憶力も衰える。そんな未来を、どうやったら「優しく」受け入れられるんだろうって。でも、どこかで「このままでいいのかな」っていう漠然とした不安も抱えていたから、その言葉が心のどこかに引っかかっていたのも事実なんだ。
実際に使ってみて
この「優しく老いていく」という考え方を取り入れてみたら、日常の何気ない風景が、まるで違うフィルターを通したみたいに見え始めたんだ。朝、カーテンの隙間から差し込む光の美しさに、以前より気づくようになったり、階下から聞こえてくる母の食器を洗う音にも、かつて感じていたストレスではなく、温かい家族の気配を感じるようになった。近所のコンビニでは、レジに立つ70代の山田さんの「いらっしゃいませ」の温かさにホッとする。商品の数は減ったかもしれないけれど、本当に必要なものはちゃんとある。前は「足りない」と感じていた部分が、「これで十分」って思えるようになったんだ。満員電車で疲弊することももうないし、空き家が目立つ景色の中にも、新しいシェアハウスが生まれているのを見つけられるようになった。壊れていくものと、生まれていくもの。その循環の中に、僕らがいるってことを、心から実感しているよ。
良かったところ
この生き方を実践してみて、本当に良かったと感じることはいくつかあるんだ。
- 心のゆとりが格段に増えたこと。 昔は満員電車でイライラしたり、誰かと比べて焦ったりすることが、ほとんどなくなったんだ。自分の中の競争意識が薄れて、周りの人や自然の移ろいに対して、素直に感謝できるようになった気がする。
- 人との繋がりを、より深く感じられるようになったこと。 週に一度の父との昼食も、同じ話を何百回聞いても、前は聞き流していたけど、今は彼が何を伝えたいのか、その言葉の裏にある愛情を、しっかり受け止められるようになった気がする。介護施設でVRを楽しむ祖母の笑顔や、公園で見知らぬ子供に声をかける地域の人々。心の交流が増えていくのを肌で感じるんだ。
- 未来への不安が、少しずつ希望に変わっていったこと。 人口減少とか、高齢化とか、ネガティブな言葉ばかり耳にするけれど、それは新しい生き方を見つけるチャンスでもあるんだって思えるようになったんだ。世界で最初に超高齢社会を経験する僕らは、失敗も成功も、すべてが人類の財産になる。そう考えると、少し誇らしい気持ちになるよ。
気になったところ
もちろん、全てがバラ色になったわけじゃない。まだ完璧とは言えない部分もあるんだ。
- たまに、昔の賑やかだった頃を思い出して、少し寂しくなる瞬間がある。 時代の変化の速さに、ふと取り残されたような気持ちになる時も、正直言ってゼロじゃない。
- 効率や生産性を重視する社会の中で、この「優しく老いていく」という価値観をどうバランスさせていくか。 まだ試行錯誤中だ。全員が同じように、ゆっくりと生きられるわけじゃないから、そこは常に考えさせられるね。
どんな人に向いてる?
もしあなたが、日々の忙しさに追われて、少し疲れてしまっているなら。あるいは、漠然とした将来への不安を抱えているなら、一度この「優しく老いていく」という生き方を、心の片隅に置いてみてほしいな。効率や成長だけが価値じゃないって気づき始めている人、人との繋がりや、日常の小さな幸せを、もっと大切にしたいと思っている人には、きっと響くはずだよ。
使い続けて半年間の今
この生き方を選んでから半年。もうすっかり僕の日常に溶け込んでいるよ。夕食の食卓で、母が作った煮物の温かさ、妻との何気ない会話、そして息子が「おばあちゃんの煮物、AIより美味しい」と言ってくれる言葉。こういう瞬間が、何よりも尊いって、心から思えるようになったんだ。布団に入って天井を見上げる夜、隣で寝息を立てる妻の手をそっと握る。この温もりがある限り、どんな未来でも大丈夫だって、今はそう思う。
「優しく老いていく」って、何か特別なことをするわけじゃないんだ。ただ、目の前の現実を、少しだけ違う角度から見てみること。そして、自分自身や周りの人たちに、今までよりも少しだけ優しく接すること。それだけで、世界はこんなにも温かい色に変わるんだって、僕は今、実感している。人口が何億人だろうと関係なく、誰かを愛することも、誰かに愛されることも変わらない。ただ、前より少しだけ、お互いを大切にするようになった。前より少しだけ、「ありがとう」を言うようになった。それが2030年の、僕らの姿だ。
📚 あわせて読みたい
続きをみる
2030年、僕らは優しく老いていく
朝の光は変わらない2030年の朝、目覚ましが鳴る前に目が覚めた。続きをみる...
note(ノート)


コメント