『改造前提の商品設計』ってアリ?僕が体験したレトロゲーム筐体の物語

📝 この記事のポイント

  • あの頃、ゲームセンターは僕たちの聖地だった。
  • 放課後、少ない小遣いを握りしめては、『餓狼伝説』のレコマンドを必死に練習したり、『メタルスラッグ』で友人との協力プレイに熱中したりした日々。
  • そんな青春の思い出が、ふとしたきっかけで鮮やかに蘇ってきたんだ。

あの頃、ゲームセンターは僕たちの聖地だった。放課後、少ない小遣いを握りしめては、『餓狼伝説』のレコマンドを必死に練習したり、『メタルスラッグ』で友人との協力プレイに熱中したりした日々。そんな青春の思い出が、ふとしたきっかけで鮮やかに蘇ってきたんだ。何気なく見かけた「50本の名作ゲームが遊び放題」という触れ込みのレトロゲーム筐体。自宅に本格的なアーケード筐体があれば、週末の楽しみになるだろうな、なんて想像したらもう止まらなかった。商品説明には「フルサイズのジョイスティックとボタン」「完璧に再現」なんて書いてあって、届いたその日からあの頃の興奮が味わえるって信じて疑わなかったんだ。まさか、その製品が「そのままでは満足に遊べない半完成品」であり、購入者に追加の“宿題”を課す設計だなんて、夢にも思わなかったよ。

目次

最初の印象

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期待に胸を膨らませて待つこと数日。ついに、大きな箱が玄関に届いた。ダンボールを開けた瞬間、その筐体の存在感に圧倒されたね。おお、これはまさしく、かつてのゲーセンの風景がそのまま家に来たような感覚だ。画面のサイズ感、どっしりとした重み、そして何よりも、並んだジョイスティックとボタンの数々。昔遊んだ筐体と瓜二つ、とまではいかないまでも、雰囲気はまさにそれ。ああ、これでいつでも好きなだけゲームができるんだな、と心の底から感動したのを覚えている。設置場所を決めて、電源を入れ、ずらりと並んだゲームタイトルを眺めるだけでも、しばらくは至福の時間だったよ。さっそくお気に入りのゲームを選んで、いざプレイ開始。

実際に使ってみて

初めてプレイした時は、感動の方が勝っていたから、細かいことは気にならなかったんだ。でも、いくつかゲームを試したり、集中して遊んでいくうちに、だんだんと違和感が募ってきた。あれ?レバーの反応がちょっと鈍い気がするな。コマンド入力がうまく決まらないのは、僕の腕が鈍ったからか?それとも、このボタンの安っぽい押し心地は、昔の筐体もこんな感じだったっけ?特に格闘ゲームなんかだと、僅かな反応の差が勝敗を分けるから、ストレスを感じ始めるようになったんだ。

最初は「こんなものなのかな」と自分を納得させようとしたんだけど、やっぱりどこか引っかかる。それで、同じような筐体を買った人の意見を調べてみたんだ。そしたら、出てくる出てくる。「やっぱりあのメーカーのレバー&ボタンに交換」「ボタン穴を拡張するのが結構大変で指に擦り傷ができた」なんて体験談のオンパレード。そこで初めて知ったよ、この製品が「改造して初めて完成する前提」で設計されていたんだって。正直、「え、マジで!?」って驚きと、ちょっとした憤りを感じたね。

良かったところ

それでも、僕がこのレトロゲーム筐体を買って良かったと思う点はいくつかあるんだ。

  • 圧倒的な存在感と雰囲気: やっぱり、家の中にこのサイズのゲーム筐体があるっていうのは、それだけでテンションが上がる。友達が遊びに来た時も、「おお、すごい!」って目を輝かせてくれるし、自宅がちょっとしたゲームセンターになったみたいで、日々の生活に彩りが加わったよ。
  • 懐かしのゲームタイトルが豊富: 50本もの名作ゲームが収録されているから、気分に合わせていろんなゲームが楽しめる。知っているゲームはもちろん、当時は触れる機会がなかったタイトルもあって、新しい発見があるのも面白い。当時を思い出して、「このゲームあったなー!」なんて感傷に浸る時間も楽しいよ。
  • 手軽に遊べる安心感: ゲーセンに行く手間もなく、コンティニューにお金を気にすることもなし。いつでも好きな時に、好きなだけあの頃のゲームを堪能できる。これは、大人の特権だよね。ふと時間ができた時に、サッと電源を入れてパッと遊べる手軽さは、想像以上に快適だった。

気になったところ

もちろん、この製品には「うーん…」と考えてしまう点もあったよ。

  • 初期状態の操作感に不満: 前にも話したけど、レバーの反応やボタンの押し心地は、正直言って期待していたレベルには達していなかった。特に、シビアな操作が求められるゲームでは、それがはっきりと感じられて、純粋にゲームを楽しめない場面もあったんだ。これは、改造前提という設計思想を知るきっかけにもなったんだけど、最初はちょっとガッカリした部分だったね。
  • 追加の手間や投資が必要なこと: 「改造前提」という事実を受け止めた時、正直、ちょっと複雑な気持ちになった。せっかく買ったのに、このままでは最高の体験ができない。つまり、自分でパーツを買い足して、さらに時間をかけて組み立て直す必要があるんだって。もともとDIYとかは得意な方じゃなかったから、「マジか…」とため息が出たこともあったな。

どんな人に向いてる?

じゃあ、このレトロゲーム筐体はどんな人にオススメできるんだろう?僕の経験から言うと、こんな人たちにピッタリだと思う。

  • 「家ゲーセン」のロマンを追い求める人: まずはこれだね。ゲームセンターの雰囲気を自宅で再現したい!という強い願望がある人には、最高のアイテムだと思う。
  • 自分で手を加えることに抵抗がない人: むしろ、モノをいじるのが好きだったり、改造過程も趣味として楽しめるような人には、たまらない魅力があるかもしれない。
  • DIY精神や探求心がある人: 「もっと良くしたい」という向上心を持って、自分だけのカスタマイズを追求できる人には、この筐体は最高のキャンバスになるはずだ。
  • 昔ながらのゲームセンターの雰囲気を心ゆくまで楽しみたい人: 初期状態でも、ゲームがたくさん遊べること自体は変わらないから、操作性よりも雰囲気重視の人なら、十分に楽しめるよ。

使い続けて数ヶ月の今

あの時、「改造前提」という言葉に戸惑いを感じた僕だけど、使い続けて数ヶ月経った今では、だいぶ考え方が変わってきたんだ。結局、僕はあのゲーセンでよく使われていたメーカーのレバーとボタンを自分で手に入れて、意を決して交換作業に挑戦したんだ。ボタン穴の拡張は結構大変だったし、指を擦りむいたりもしたけど、何とかやり遂げたよ。

そして、その改造後の操作感たるや、もう言葉にならない。まるで別のゲーム筐体になったかのように、レバーは吸い付くように反応し、ボタンはカチッとした心地よいクリック感で正確にコマンドを受け付けてくれる。この劇的な変化を体験して初めて、「改造前提」という設計の意図が理解できた気がするんだ。

もちろん、最初から完璧な状態で届いてくれるのが一番いいに決まっている。でも、こうやって自分の手で手を加え、自分だけの最高の状態を作り上げていく過程も、またひとつの「遊び」であり、「愛着」を深める体験なんだな、って。

まとめると、このレトロゲーム筐体は、確かに「改造前提の商品設計」という、一見すると不親切にも思える側面を持っている。だけど、その裏には、ユーザーが自分好みに「育てる」喜びや、かつてのゲーセンの文化が、形を変えて息づいているような気がするんだ。初期の戸惑いを乗り越え、自分の手で最高の環境を作り上げた時の達成感は、買っただけの満足感とは一線を画す。これはもはや、単なるゲーム機ではなく、僕のこだわりが詰まった「大人の秘密基地」みたいな存在になっているよ。もし、あの頃の情熱が忘れられないなら、ちょっとくらい手間がかかっても、この「改造前提」という世界に飛び込んでみるのも、悪くない選択肢かもしれないね。

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