📝 この記事のポイント
- 「まただ…」今朝、洗濯機から取り出したジーンズのポケットに、ずしりと重い違和感があった。
- 嫌な予感がして取り出してみると、案の定、水に濡れてしっとりした財布が姿を現した。
- 開けてみれば、そこには無数のレシートたちが、まるで太古の遺跡から発掘された粘土板のように、お互いを抱きしめ合い、一つの固い塊と化していた。
「まただ…」
今朝、洗濯機から取り出したジーンズのポケットに、ずしりと重い違和感があった。嫌な予感がして取り出してみると、案の定、水に濡れてしっとりした財布が姿を現した。開けてみれば、そこには無数のレシートたちが、まるで太古の遺跡から発掘された粘土板のように、お互いを抱きしめ合い、一つの固い塊と化していた。
「7月…おにぎり…168円…」かろうじて判読できる文字を頼りに、過去の自分の行動を推理する。なぜ7月のレシートが今、目の前にあるのか。なぜ私は、こんなにたくさんのレシートを財布にため込んでしまうのか。家計簿をつけているわけでもないし、経費精算なんて夢のまた夢。返品するようなものだって一つもない。つまり、明確な理由なんてどこにもないのだ。ただの惰性。店員さんがくれたものをとりあえず受け取って、とりあえず財布に入れて、とりあえずそのままにする。この「とりあえず」の連鎖が、私の財布を常にパンパンに太らせ、あげく洗濯機にまで投入させるという悲劇を生んでいたのだ。
この濡れて固まったレシートの塊を眺めながら、私は思った。さすがにこれは、もう潮時だろう、と。このままではいつか、本当に貴重な何かまで水没させてしまうかもしれない。そこで私は、長年の悪習慣を断ち切るべく、ある「新しい方法」を試してみることにしたのだ。
最初の印象
今まで、レシートなんて「別にどうでもいいもの」の筆頭だった。だから「新しい方法」と聞いて、「そんな面倒なこと、続くわけないじゃん」と正直、かなり半信半疑だったんだ。新しい習慣を取り入れるって、相当なエネルギーが必要なイメージだし、そもそもレシートごときにそんな手間をかける必要ある?って思ってた。でも、あのレシートの塊を見てしまったら、もう後には引けない。とにかく、財布の中身をスッキリさせたい一心で、藁にもすがる思いで試してみることにしたんだ。
実際に使ってみて
最初の一週間は、正直「うわ、めんどくさい!」の連続だった。コンビニで買い物をしてレシートを受け取ると、反射的に財布に入れそうになるのをぐっとこらえる。そして、ある特定の場所に「仮置き」する。家に帰ったら、その「仮置き」されたレシートたちを、さらに別の場所に「最終処理」する、という流れだ。最初のうちはよく忘れて、結局財布に入れっぱなしにしそうになったり、仮置き場所がどこだっけ?ってなったり。何度か挫折しそうになったけれど、そのたびに「あの洗濯事件」を思い出しては踏みとどまった。すると、二週間、三週間と続けるうちに、だんだんと体がそのリズムを覚えてきたんだ。
良かったところ
- 財布がスッキリ!
これはもう、本当に感動レベルだった。常にパンパンで膨らんでいた財布が、ペタンと薄くなったのを見たときは、まるでダイエットに成功したかのような気分だったよ。小銭を探すのも、カードを取り出すのも、全てがスムーズになった。
- 謎の罪悪感からの解放
財布の中にレシートの山があるのって、なんか漠然とした罪悪感があったんだ。「ああ、また溜め込んでるな…」みたいな。それがなくなったことで、精神的にもすごく軽くなった。財布を開けるたびに気分が上がるようになったのは、嬉しい誤算だったね。
- いざという時、見つけやすい
滅多にないけど、万が一レシートが必要になったとき、以前は宝探し状態だった。それが、今は決められた場所にまとまっているから、サッと見つけられるようになった。これはこれで、地味にストレスが減ったポイントだよ。
気になったところ
- 最初の習慣化がハードル
新しいことを始めるのは、やっぱりエネルギーがいる。特に私みたいに「どうでもいい」と放置しがちな人間にとっては、最初の数日〜数週間が一番の正念場だった。何回か「もういいや」ってなりそうになったから、これはみんなが通る道かもしれないね。
- 完璧にはなれない
たまに、うっかりレシートをポケットに入れっぱなしにしてしまうこともある。完璧にすべてのレシートを処理できるわけじゃない、っていうのが正直なところかな。でも、以前に比べたら格段に減ったから、これで十分満足しているよ。
どんな人に向いてる?
私みたいに、
- 財布がいつもレシートでパンパンな人。
- レシートを溜め込むことに、どこか罪悪感を感じている人。
- 「どうでもいいこと」だけど、ちょっとした工夫で生活の質を上げたい人。
- そして、私と同じく財布を洗濯機に入れてしまった経験がある人!(これは冗談だけど、あの衝撃はきっと忘れないだろうね。)
そんな人たちには、ぜひ一度試してみてほしいな。
使い続けて数ヶ月の今
あの洗濯事件から数ヶ月。今はもう、新しいレシート管理の方法が完全に私の日常に溶け込んでいる。意識せずとも、自然とレシートを処理できるようになった。財布はいつもスッキリ。以前のような、どこからか発掘されたようなレシートの塊を見ることはなくなった。あの頃の私は、なぜあんなに簡単なことができなかったんだろう、と不思議に思うくらいだよ。本当に、小さな変化なんだけど、それが積み重なって、日々の生活が少しだけ快適になった気がする。
まとめ
「どうでもいいことほど、変えるのが難しい」と、以前は思っていた。でも、あの洗濯事件をきっかけに一歩踏み出してみたら、意外と変えられるものだと知った。そして、その「どうでもいいこと」を変えることで、想像以上に気分が良くなることもね。もし、私と同じようにレシート問題で悩んでいるなら、一度立ち止まって、自分なりの「新しい方法」を試してみてほしい。きっと、スッキリとした財布と、少しだけ軽くなった気分が手に入るはずだから。
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