📝 この記事のポイント
- 朝の通勤電車は、今日も押しつぶされそうな満員電車だった。
- もうすぐ週末という開放感と、日々の疲れが混ざり合って、なんとも言えない感情が胸に広がる。
- スマホの画面には、相変わらず世知辛いニュースが並んでいた。
朝の通勤電車は、今日も押しつぶされそうな満員電車だった。2025年11月21日の金曜日。もうすぐ週末という開放感と、日々の疲れが混ざり合って、なんとも言えない感情が胸に広がる。スマホの画面には、相変わらず世知辛いニュースが並んでいた。物価高、エネルギー問題、なんだか息苦しい。ふと顔を上げると、冷たい空気が流れ込むドアの向こうで、一人の女性がスマホの画面を見つめていた。そこには、小さな緑色の苗が映っていた。その瞬間、僕のキッチンの片隅に置かれた大葉のプランターが頭をよぎった。あれは今年の夏のことだった。スーパーで買った大葉を使いきれずにしなびさせてしまい、捨てるのももったいないからと、なんとなくコップの水に挿しておいたのだ。まさか、そこから白い根っこが生えてくるとは思わなかった。
最初の印象
あの時、コップに白い根っこが生えているのを見つけた瞬間は、まさに「新発見!」といった感じだった。まさか、普段使いのあの野菜から、こんなサプライズが飛び出すとは。最初は、「へぇ、大葉ってこんな風に再生するんだ」と、まるで新しいガジェットの隠れた機能を見つけたような気分になったよ。すぐに小さなプランターに植え替えて、ちゃんとした野菜用の培養土も用意した。水やりも毎日欠かさず、スマホの待ち受け画面をこれにしようかと思うくらい、ちょっとした生活のハイライトになったんだ。正直、こんなに手軽に、しかも自宅で植物を育てられるなんて、思ってもみなかったな。
実際に使ってみて
プランターに植え替えてから、僕の大葉ライフが本格的に始まった。毎日、朝起きるとまず大葉の様子をチェックするのが習慣になったんだ。水やりのたびに、「今日はどんな変化があるかな?」ってワクワクしながら葉っぱを眺める。根っこはしっかり張っているようで、葉は青々としていた。でも、時間が経つにつれて、少しずつ不安が募っていったんだ。待てど暮らせど、新しい芽が出てこない。まるで時間が止まってしまったかのように、大葉は最初に生えていた数枚の葉のままで、それ以上成長する気配が全くなかったんだ。最初は「きっとそのうち芽が出てくるだろう」と楽観視していたけど、夏が終わり、秋へと季節が移っても状況は変わらなかった。
良かったところ
僕の大葉は新しい芽を出さないけれど、それでもこの経験には色々な「良かったこと」があったんだ。
- 小さな生命の神秘に触れる体験: スーパーの食材から根っこが生えてくるなんて、普通に生活していたらまず体験しないことだ。日々の忙しさの中で忘れがちな、生命の力強さや不思議さを改めて感じることができた。
- 日常に小さな「癒し」と「期待」が生まれた: 毎日大葉を観察する時間ができたことで、通勤や仕事のストレスから少しだけ解放される瞬間が生まれた。新しい芽を待つ「期待感」が、日常のささやかな楽しみになったんだ。
- 思わぬ出会いと共感のきっかけ: バイト先のカフェで、同じように大葉を育てている女性と出会えたのは驚きだった。彼女も同じ悩みを抱えていて、初対面なのに大葉の話で意気投合できたのは、この大葉のおかげだと思う。
気になったところ
もちろん、この「大葉育成キット」には、いくつか「気になる点」もあったよ。
- 成長の停滞と原因不明のトラブル: 一向に新しい芽が出ないのは、正直なところ悩みの種だった。ネットで調べても、同じような状況の人が結構いて、具体的な解決策が見つからない。まるで、説明書のないガジェットを使っているようなもどかしさがあったよ。
- 期待と現実のギャップ: 最初は「わさわさ茂る大葉」を想像していただけに、数枚の葉っぱのまま変わらない姿を見ると、ちょっと残念な気持ちになることもあった。期待通りの「成果」が出ないことが、ストレスに感じる時もあったんだ。
どんな人に向いてる?
この僕の「大葉育成キット」体験は、こんな人には特におすすめしたいな。
- 日常の中に、ちょっとした「発見」や「サプライズ」を求めている人。
- 目に見える「成果」だけじゃなく、「育てるプロセス」そのものを楽しめる人。
- 忙しい日々の中で、ふと立ち止まって、自分自身の「生命力」について考えてみたい人。
- 植物を育てるのは初めてだけど、気軽に何か始めてみたいと思っている人。
使い続けて約12週間の今
夏にコップに挿してから約12週間。僕の大葉は、いまだに新しい芽は出ていない。でも、葉は青々としていて、たくましく生きている。この数ヶ月間で、僕のこの大葉に対する見方は大きく変わった。最初は、早く大きく育ってほしい、たくさん収穫したい、と思っていたけれど、今はただ「そこにいてくれること」が嬉しいんだ。カフェで出会った彼女が言っていた「生命力」という言葉が、ずっと心に残っている。僕たちは、大葉のように、いつも新しい芽を出し続けたり、成長し続けたりしなければならないわけじゃない。停滞する時も、ただ静かに存在する時もある。
大葉の成長が止まったことで、僕はむしろ、自分自身のペースや生命力について考えるきっかけをもらったんだ。無理に焦らず、今ある状態を大切にする。そんなメッセージを、この小さなプランターの大葉が教えてくれているような気がするよ。
まとめ
僕が手に入れた「大葉育成キット」は、期待通りの「収穫」をもたらしてはくれていないかもしれない。けれど、それ以上に大切な「気づき」と「学び」をくれた。それは、僕自身の日常を見つめ直し、生命の尊さや、目に見えない成長の価値を感じること。この小さな大葉は、これからも僕のキッチンで、静かに僕を見守り続けてくれるだろう。そして、僕もまた、彼らのように、自分自身のペースで、自分らしく生きていきたいと、そう思うんだ。
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