延滞金と、ちゃおと、転売ヤーに思うこと

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📝 この記事のポイント

  • 図書館で借りた本の返却期限が過ぎていて、延滞金を払う羽目になった。
  • いや、ほんと、こういう自分のうっかり加減には心底うんざりする。
  • 借りたのはたった一冊のレシピ本で、作ろうと思っていたのは猫の誕生日ケーキだったんだけど、結局「猫はケーキ食べないだろ」という至極真っ当な結論に至り、一度も開くことなく返却日を迎えた。

図書館で借りた本の返却期限が過ぎていて、延滞金を払う羽目になった。

いや、ほんと、こういう自分のうっかり加減には心底うんざりする。

借りたのはたった一冊のレシピ本で、作ろうと思っていたのは猫の誕生日ケーキだったんだけど、結局「猫はケーキ食べないだろ」という至極真っ当な結論に至り、一度も開くことなく返却日を迎えた。

延滞金、たったの五十円なんだけど、これが妙に悔しいんだよね。

五十円あったら、猫のおやつ一個買えるのに、とか、その五十円で、スーパーの袋詰めの時に「ああ、レジ袋一枚ください」って言わずに済んだのに、とか。

もう、そういうちっぽけなことで頭の中がいっぱいになる。

ちなみに、そのレシピ本は「フライパン一つで完成!

ズボラさんのご褒美ディナー」みたいなやつだったんだけど、結局猫の誕生日は、いつものカリカリにちょっとだけ高級なウェットフードを混ぜてあげることで決着した。

猫たちは大喜びだったから、結果オーライ、いや、オールニャイか。

ふふ。

そんな五十円の損失に打ちひしがれながら、近所のスーパーへと向かった。

いつものように猫たちのカリカリを買い、ついでに自分の昼ごはん用に半額になっていた唐揚げと、冷凍のうどんをカゴに入れる。

あ、それから、ふと目についたのが、レジ横にずらりと並んだ子ども向けの雑誌コーナーだった。

うちには子どもはいないんだけど、姪っ子たちが遊びに来ると、よく「ちゃお」とか「りぼん」とかを読んでるんだよね。

昔私も読んでたな、と懐かしくなって、どんな付録が付いているのかチラ見してみた。

すると、そこにあった「ちゃお」の表紙に、ものすごい存在感を放つ付録の文字。

「豪華すぎる!

本格ステーショナリーセット」とかなんとか書いてあって、いやいや、これ、子ども向け雑誌の付録のクオリティじゃないでしょ、と二度見した。

小さい頃の付録といえば、せいぜい紙製の着せ替え人形とか、香りつきの便箋とか、頑張ってプラスチック製のコンパクトミラーとかだった気がするんだけど。

今の付録って、なんかもう、本誌より付録が主役みたいな勢いがあるんだよね。

それで、ふと、以前ネットニュースで読んだ話を思い出した。

「あの人気雑誌の付録がメルカリで高額転売!

」みたいなやつ。

なんか、子ども向けの雑誌に、ブランドとコラボしたミニトートバッグとか、有名キャラクターのポーチとか、そういう「大人も欲しい」って思わせるような付録が付くことがあって、それが発売と同時に転売ヤーに買い占められて、本来子どもが手に取るはずのものが、高額で取引されてるっていう話。

いや、これ、本当にひどいなと思って。

子どもが、お小遣いを貯めて、楽しみに雑誌を買いに来たのに、どこにも売ってないとか、定価の何倍もの値段で買わないといけないとか、そんな悲しいことある?

なんかもう、それって、夢を食い物にしてるみたいで、すごく嫌なんだよね。

そのモヤモヤを抱えたまま、家に帰って猫たちにご飯をあげながら、ちょっと調べてみたくなった。

いや、別に、私が転売ヤーを糾弾したいとか、社会問題を提起したいとか、そんな大それたことじゃないんだ。

ただ、単純に、「なんでそこまでして、雑誌の付録を買い占めるんだろう?

」っていう、小さな疑問が湧いてきただけ。

在宅ワークの合間の休憩時間に、ちょっと気分転換がてら、ね。

そしたら、やっぱり出てくる出てくる、転売ヤーたちの暗躍っぷり。

発売日の早朝からコンビニや書店をハシゴして、一気に数十冊、百冊と買い占めるんだとか。

で、それを家に持ち帰って、付録だけ抜き取って、本誌はゴミとして捨てるとか。

いや、ちょっと待って?

本誌捨てるの?

それって、なんか、雑誌を作った人たちに対しても、すごく失礼な気がするんだけど。

編集者さんたちが、一生懸命企画を考えて、漫画家さんたちが徹夜で原稿描いて、そういう努力の結晶を、付録のオマケとしか見てないってことだよね。

猫たちが私の膝の上でゴロゴロ喉を鳴らしている横で、なんだか心がざわつく。

もちろん、出版社側も、少しでも雑誌を売ろうと必死なのは分かるんだ。

紙媒体の売上が厳しい時代だし、目玉になる付録をつけることで、購買意欲を刺激したい気持ちも理解できる。

実際、付録目当てで普段雑誌を買わない層が買うことで、一時的に売上は伸びるんだろうし。

でもさ、それって、本当に「雑誌」を売ってることになるのかな?

なんかもう、付録に雑誌がついてくる、みたいな逆転現象が起きてる気がして。

そういえば昔、私が小学生の頃、友達が「りぼん」の付録欲しさに買ったけど、漫画は全然読まないで、付録でずっと遊んでた、なんてこともあったっけ。

その時は私も「もったいないな」くらいに思ってたけど、今はそれとはちょっと違う種類の「もったいない」を感じる。

で、さらに調べていくと、意外な発見もあった。

転売ヤーの中には、付録だけじゃなくて、付録を作るための「型」とか「設計図」みたいなものまで、手に入れようとする人がいるらしいんだ。

もちろん、これはごく一部の、悪質なケースなんだろうけど。

そこまでして、何をしたいんだろう?

自分で付録を製造して売ろうとするってこと?

いやいや、それ、もう犯罪の域に入ってるんじゃないの?

なんかもう、私が延滞金五十円でうだうだ言ってるのが、めちゃくちゃ可愛いレベルの話になってきて、ちょっと笑えてきた。

私のちっぽけな悩みなんて、宇宙の塵みたいなもんじゃん、みたいな。

いや、塵っていうか、猫の抜け毛?

私の服によくついてるやつ。

結局、転売問題って、需要があるから生まれるわけで、出版社が「大人も欲しくなる」付録を作るのをやめない限り、たぶんこの状況は続くんだろうな、と、なんとなく諦めにも似た気持ちになった。

私がいくらここで「やめてほしい」と叫んだところで、何かが変わるわけでもない。

それは分かってる。

でも、やっぱり、子どもが純粋な気持ちで「これが欲しい!

」って思った時に、ちゃんと手に入れられる世の中であってほしい、とは思うんだ。

そんなことを考えながら、猫の毛だらけのカーペットの上で、猫たちと戯れる。

猫は、どんなに高価なおもちゃよりも、そこらへんに落ちてるダンボールの切れ端とか、私のヘアゴムとかで、楽しそうに遊んでくれる。

シンプルなものでも、心底楽しんでくれる姿を見ていると、なんだかホッとするんだよね。

結局、私にできることなんて、せいぜい、延滞金五十円をきっちり払って、借りた本を期限内に返すことくらいで。

それが社会にどんな影響があるか、なんて、全くもって分からない。

でも、そういう、誰も気にしないような、ちっぽけなこだわりを、私は大事にしたいんだ。

だって、そういう「意味不明だけど譲れないこと」って、きっと誰にでもあると思うんだよね。

例えば、スーパーで袋詰めする時に、パンを一番上にするか、卵を一番上にするか、で悩むとか。

牛乳は冷蔵庫の右奥じゃなきゃ嫌だ、とか。

そういう、どうでもいいけど、自分の中では絶対譲れない、みたいなさ。

それにしても、あの「ちゃお」のステーショナリーセット、どんなクオリティだったんだろう。

ちょっと気になるけど、さすがに私が買って帰ったら、猫たちに「ママ、まだ子ども?

」って思われそうだから、今回は見送ることにする。

ああ、でも、もし、猫が喜ぶような付録だったら、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、心が揺らいだかもしれないなあ。

例えば、猫専用のミニキャットタワーとか、猫の顔がプリントされたミニクッションとか。

いや、猫はそういうものより、結局私にべったりくっついてるのが一番好きか。

そう思うと、なんだか安心して、また猫の頭を撫でた。

今日も猫は平和だ。

私も、五十円の延滞金と、子ども雑誌の付録問題と、猫たちとの日常の中で、なんとか平和に生きていくしかない。

それが私の、在宅ワーカーの、ちいさな現実なんだよね。


💡 このエッセイは、Togetterの話題から着想を得て、2026年の視点で書かれた創作記事です。

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