📝 この記事のポイント
- 毎日、患者さんの笑顔を見るたびにやりがいを感じるけれど、その裏では時間との戦い。
- 問診、検査、診断、治療…全てにおいて正確さとスピードが求められる。
- 特に、新しい症例や、ちょっと複雑なケースだと、頭の中で何十もの可能性を巡らせて、適切な判断を下すまでにものすごく神経を使う。
毎日、患者さんの笑顔を見るたびにやりがいを感じるけれど、その裏では時間との戦い。問診、検査、診断、治療…全てにおいて正確さとスピードが求められる。特に、新しい症例や、ちょっと複雑なケースだと、頭の中で何十もの可能性を巡らせて、適切な判断を下すまでにものすごく神経を使う。「もっと効率的に、しかも確実に診断を進められたらな」「最新の情報も常に追いつきたいし…」そう思うこともしばしば。そんなある日、耳にしたのが「AI診断補助」と「プロンプトエンジニアリング」という言葉だった。「本当に、AIが私の診療を手助けしてくれるの?」半信半疑ながらも、今の状況を少しでも変えたいという思いから、試してみることにしたんだ。まさか、これが私の日々の診療に小さな革命をもたらすとは、この時はまだ知らなかった。
最初の印象
「プロンプトエンジニアリング」って言葉を聞いた時、最初は専門的すぎて私には無理かも、って正直思ったんだ。なんか難解なプログラミング言語みたいで、敷居が高いイメージだったから。でも、調べてみたら、「AIに適切な指示を出すための技術」って聞いて、ちょっと拍子抜け。優秀な研修医に指示を出すようなもの、って説明を読んで、それなら私にもできるかもって、少しずつ興味が湧いてきた。正直、AIがどこまで使えるのか半信半疑なところもあったけど、藁にもすがる思いで試してみることにしたんだ。
実際に使ってみて
まずは、一番悩んでいた「鑑別診断リストの作成」から試してみたよ。例えば、「30歳男性、発熱、咳、倦怠感の患者。考えられる鑑別診断リストを、可能性の高い順に5つ挙げてください。」ってAIに尋ねてみたんだ。すると、今まで自分の頭で一つ一つ組み立てていたリストが、瞬時に目の前に現れてびっくり。もちろん、そのまま鵜呑みにするわけじゃないけど、見落としがちな疾患の可能性も示唆してくれて、思考の幅がぐっと広がった気がした。
- 70歳女性、高血圧、糖尿病の既往歴あり。胸痛、呼吸困難、発汗の症状。心電図でST上昇なし。緊急度の高い順に鑑別診断リストを5つ挙げて、みたいな具体的な指示も効果的だった。既往歴や検査結果も考慮してくれるから、経験が浅い医師でも適切な判断をサポートしてくれるのは本当に大きい。
- あとは、「10歳男児、腹痛、嘔吐。ただし虫垂炎の可能性は低い。他に考えられる鑑別診断リストを3つ挙げて」みたいに、除外条件も加えてみたんだ。これも的確な回答が得られて、診断プロセスがずいぶんスムーズになったよ。
良かったところ
AI診断補助、特にプロンプトエンジニアリングを使ってみて、本当に良かったと感じる点はいくつかあるんだ。
- 診断のスピードと精度が格段に上がった
まず、これに尽きるね。膨大な医学情報の中から関連性の高いものを瞬時にピックアップしてくれるから、診断までの時間が大幅に短縮された。しかも、人間の思い込みや経験不足からくる見落としのリスクも減らせて、診断の質が上がったと感じているよ。
- 最新情報を簡単にキャッチアップできるようになった
医学の進歩って本当に早いから、常に最新の論文やガイドラインを追いかけるのは至難の業だったんだ。でも、AIに聞けば、その時点での最新情報を踏まえた回答が返ってくるから、知識のアップデートにかける労力が劇的に減った。これは本当に助かる。
- 経験の浅い症例にも自信を持って対応できるようになった
特に、これまであまり経験のない症例に直面した時、AIが出してくれた鑑別診断リストや追加情報が、私の判断を力強く後押ししてくれた。もちろん最終判断は自分だけど、思考の補助輪があるおかげで、プレッシャーも軽減されたし、患者さんにもより自信を持って説明できるようになったのは大きいね。
気になったところ
もちろん、全てが完璧ってわけじゃないよ。いくつか気になる点もあったから、正直に話すね。
- プロンプトの工夫がやっぱり重要
「優秀な研修医に指示を出すように」って言ったけど、その指示の仕方一つでAIの回答の質が全然違うんだ。漠然とした質問だと、当たり障りのない答えしか返ってこないし、ピンポイントな情報を引き出すには、やっぱり「どう聞くか」を結構考えなきゃいけない。最初は試行錯誤の連続だったな。
- 情報の解釈と最終判断はあくまで自分
AIが出してくれる情報はあくまで補助。診断の根拠や、患者さんの個別の状況を考慮して、最終的な判断を下すのはやっぱり医師である私なんだ。AIが提示した情報が全て正しいわけじゃないし、時には誤解を招くような情報が含まれる可能性もゼロじゃないから、常に批判的な視点を持つことが必要だと感じたよ。
どんな人に向いてる?
AI診断補助、特にプロンプトエンジニアリングは、こんな先生方には特におすすめしたいな。
- 日々の診療で時間的・精神的な負担を感じている先生
- 最新の医学情報を効率的にキャッチアップしたい先生
- 経験の少ない症例でも、自信を持って診断に取り組みたい先生
- 診断の精度を高め、見落としのリスクを減らしたいと考えている先生
- 患者さんとのコミュニケーションの質をさらに高めたい先生
これからの医療現場を考えた時に、AIを上手に使いこなすスキルは、きっと強い味方になるはずだよ。
使い続けて数週間の今
AI診断補助を使い始めてから、もう数ヶ月が経ったんだけど、今では私の診療スタイルにすっかり溶け込んでいるよ。以前に比べて、診察のテンポが良くなったし、患者さんとの会話にもっと時間を割けるようになった気がするんだ。何より、診断の選択肢が広がり、以前よりも多角的な視点で患者さんを診ることができるようになったのは大きな変化だね。これからもAIとの共存を通じて、より良い医療を提供できるように、プロンプトのスキルも磨いていきたいと思っているよ。これは、私にとって診療の新しいパートナーを見つけたような感覚なんだ。
AI診断とプロンプトエンジニアリングは、決して医師の仕事を奪うものではなく、むしろ私たちの「超優秀なアシスタント」として、診療の質を飛躍的に高めてくれるツールだと実感しているよ。もちろん、全てをAI任せにするわけにはいかないけれど、上手に活用することで、日々の業務負担を軽減し、より患者さんに寄り添った医療を実現できる可能性を秘めているんだ。もし、少しでも気になったら、ぜひ一度試してみてほしいな。きっと、あなたの診療にも新しい風が吹くはずだから。
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