📝 この記事のポイント
- 自販機で買ったコーヒーが想像と違う味で、一口で後悔した。
- よくあることだけど、この「一口でわかる失敗」って、結構心にくる。
- 今日は、微糖なのに妙に甘くて、でも後味はなんか苦い。
自販機で買ったコーヒーが想像と違う味で、一口で後悔した。
よくあることだけど、この「一口でわかる失敗」って、結構心にくる。
特に朝一だとダメージが大きい。
今日は、微糖なのに妙に甘くて、でも後味はなんか苦い。
不思議なバランスだ。
これならブラックにすればよかった、といつも思う。
学習しない自分に呆れる。
さて、先日。
友人のミカちゃんからLINEが来た。
「今、青島!
市場でヒトデ食べた!
」というメッセージとともに、グロテスクだけど妙にカラフルな物体を皿に乗せた写真が添付されていた。
ヒトデ。
あの、海の底にいる、星の形をしたやつ。
それが食べ物になるなんて。
衝撃。
しかも、ミカちゃんは平然と「可食部あるんだね〜、意外と美味しい!
」とコメントしている。
さらに「ビールのアテに最高!
」と追記。
いやいや、待って。
ヒトデがビールの最高の相棒になる世界線、私はまだ知らない。
ミカちゃんは行動力の人だ。
思い立ったらすぐ行動。
フットワークが軽いってこういう人のことを言うんだろう。
パスポートを握りしめ、ふらっと海外へ。
しかも、行った先で必ず何か珍しいものを食べてくる。
以前は、タイで「虫の盛り合わせ」とか言っていたような。
そのたびに私は「えーっ」と声を出してしまう。
私の「えーっ」は、半分は驚き、半分は尊敬だ。
私なんか、近所のスーパーで初めて見る野菜にすら躊躇するのに。
パクチーだって、いまだに得意じゃない。
でも、ミカちゃんはそんな私のことなどお構いなしに、いつも楽しそうに報告してくれる。
その報告が、また面白い。
彼女のフィルターを通すと、どんな奇妙な食べ物も、まるで「ちょっと変わったおやつ」くらいの軽やかさになる。
ヒトデだって、「カニミソみたいな味」と言っていた。
カニミソね。
それは、ちょっと想像できるような、できないような。
でも、ビールのアテにいいと聞くと、確かにカニミソはビールに合う。
もしかしたら、本当に美味しいのかもしれない。
私はというと、最近、食卓に並ぶものがどんどんワンパターンになってきた。
週に3回は鶏むね肉。
安くてヘルシーだから、という建前で、本当は献立を考えるのが面倒なだけ。
息子は「また鶏肉かよ」とぼやく。
夫は何も言わない。
それがまた怖い。
そんな我が家の食卓に、もし突然ヒトデの刺身でも出したら、二人はどんな反応をするだろう。
多分、ひっくり返ると思う。
私もひっくり返るかもしれない。
ミカちゃんの報告を聞くと、なんだか自分の生活がすごく地味に思えてくる。
新しいことへの挑戦。
そういう気持ち、最近忘れてたな。
この間だって、スーパーで新発売のドレッシングを手に取ったのに、結局いつもの和風ドレッシングに戻した。
「冒険しない主婦の鑑」と、自分で自分にツッコミを入れる。
いや、別にいいんだけど。
それでも。
ふと、窓の外に目をやる。
ついこの間まで、半袖で汗をかいていたのに、もう朝晩は肌寒い。
日中の日差しも、夏とは明らかに違う。
金色がかったような、柔らかな光。
季節の移り変わりは本当に早い。
衣替えも、今年は早めに済ませた。
薄手のニットを取り出して、ああ、こんな季節になったんだな、としみじみ。
クローゼットの奥から、去年一度も着なかったカーディガンが出てきて、ちょっと罪悪感。
今年こそは着よう、と固く誓う。
毎年誓っている気もするけれど。
この時期になると、体調も微妙に変化する。
夏の疲れがどっと出たり、朝起きるのが少し辛くなったり。
気分の浮き沈みも、季節のせいにしたくなる。
温かい飲み物が恋しくなるのも、この時期の特徴だ。
カフェオレをマグカップに入れて、両手で包む。
あの温かさが、心の芯まで染み渡る。
こういう小さな幸せって、意外と重要だったりする。
ミカちゃんは、きっと季節なんて気にせず、いつでもどこでも自分の「食べたい」に忠実なんだろうな。
冬の寒い日でも、きっと青島の市場でヒトデを頬張る。
私は、冬になったらこたつでみかん、ってタイプだ。
コタツとみかんとテレビ。
完璧な組み合わせ。
まあ、コタツはもう何年も出してないけど。
ヒトデを食べたミカちゃんと、鶏むね肉ばかりの私。
真逆だ。
でも、それでいいんだ、と最近は思うようになった。
ミカちゃんみたいに、常に新しい刺激を求める生き方も、もちろん素晴らしい。
常にキラキラしていて、私から見たらまぶしいくらいだ。
でも、私は私のペースで、日々の小さな発見を楽しみたい。
例えば、スーパーで珍しい野菜を見つけて、ほんの少しだけ勇気を出して買ってみる。
先週は「ロマネスコ」を買ってみた。
緑色の、なんだか幾何学的な形をした野菜。
食べ方が分からなくて、とりあえず茹でてマヨネーズをつけた。
息子は「森みたい」と言って、一口食べただけで「いらない」と返してきた。
夫は無言で完食。
まあ、そんなもんだ。
でも、それでいい。
ロマネスコを食卓に並べたことで、私たちはいつもと違う会話をした。
それだけでも、十分なのだ。
ヒトデを食べたミカちゃんの「冒険」と、ロマネスコを買った私の「冒険」。
規模は全然違うけれど、どちらも日常に小さな変化をもたらすもの。
そう考えると、なんだか少し心が軽くなった。
結局、コーヒーの味に後悔しても、一日が台無しになるわけじゃない。ロマネスコが息子に不評でも、誰も傷つかない。大事なのは、その瞬間の「あれ?」とか「へえ」とか「まあいっか」の積み重ねなのかもしれない。
今日も、夕飯は鶏むね肉にする予定だ。
でも、今日はちょっとだけ違う味付けにしてみようかな。
冷蔵庫の隅にあった、柚子胡椒でも使ってみるか。
それが私なりの、小さな冒険。
きっと、夫も息子も気づかないだろうけど。
それでも、私はちょっとだけ、今日の食卓が楽しみだ。
そして、もしもいつか青島に行くことがあったら、私もヒトデを食べてみよう。
その時はきっと、ビールのアテに。
💡 このエッセイは、Togetterの話題から着想を得て、2026年の視点で書かれた創作記事です。
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