封神マックの妲己ちゃんハンバーガー、作るとこ見たいよね

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📝 この記事のポイント

  • スーパーのレジで並んでいた時、前の人のカゴの中身が気になってしまった。
  • これはもう、人間の性(さが)としか言いようがない。
  • ただ、その人の生活の一部が垣間見えるようで、ついつい目を向けてしまうのだ。

スーパーのレジで並んでいた時、前の人のカゴの中身が気になってしまった。

これはもう、人間の性(さが)としか言いようがない。

別に意地悪な気持ちがあるわけじゃない。

ただ、その人の生活の一部が垣間見えるようで、ついつい目を向けてしまうのだ。

今日の私の前のおじいさんは、カゴいっぱいにカップ麺を詰め込んでいた。

しかも全部、同じメーカーの塩ラーメン。

すごい。

毎日食べるんだろうか。

それとも、家族がみんな塩ラーメン好きなんだろうか。

そんなことを考えているうちに、私の番が来て、思考は途切れた。

家に帰って、冷蔵庫に残っていた唯一の食材、しなびかけたキャベツと、なぜか買い置きしてあった豚バラ肉を前にして、途方に暮れる。

ああ、また料理の時間がやってきてしまった。

我が家の猫、ミケは、私がキッチンに立つと決まって足元をウロウロする。

別に私が料理しているものが欲しいわけじゃない。

ただ、私が何かを始めると、自分もそこにいたい、というだけのご様子だ。

健気で可愛いけど、包丁を使うときは邪魔なんだよなあ。

ごめんね、ミケ。

私が料理苦手なのは、もう生まれつきの欠陥なんじゃないかとすら思う。

レシピ通りに作っても、なぜかいつも何かが違う。

味のムラがひどい。

特に顕著なのがハンバーグだ。

ひき肉をこねて、玉ねぎ刻んで、パン粉入れて…って、工程自体は単純なはずなのに、なぜか私のハンバーグだけは、毎回「なんか違う」味になる。

肉汁の旨みが逃げるのか、焦げ付くのか、はたまた生焼けなのか。

とにかく、いつだって期待を裏切らない、悪い意味で。

そんな私がもし、マクドナルドで働くことになったらどうなるだろう。

いや、想像しただけで胃が痛い。

でも、もしも、という話だけどね。

もし、マクドナルドがとんでもないコラボをぶち上げてきたら、話は別だ。

たとえば、「封神演義」とマクドナルドがコラボしたとする。

考えるだけで、ちょっと興奮する。

絶対行くじゃん、私。

「封神演義」って言ったら、もうね、キャラが濃すぎる。

太公望とか楊戩とか、イケメン枠もいるし、聞仲みたいな渋いおじ様もいる。

そして、何と言ってもラスボス中のラスボス、妲己ちゃんですよ。

あの、傾国の美女、九尾の狐。

彼女がマクドナルドとコラボしたら、どうなるんだ?

って話ですよ。

ただのハンバーガーが出てきたとしても、泣く自信がある。

だって、「封神演義」だよ?

神仙たちが飛び交う壮大な物語に、あのシンプルな包み紙に入ったビッグマックが並ぶ図を想像してみてほしい。

想像するだけで、もう胸がいっぱい。

コラボ限定パッケージのビッグマック。

パッケージには、仙人たちの墨絵が描かれていて、開けたら普通のビッグマック。

それだけで、もう感動で咽び泣くレベルだ。

そして、私が一番見たいのは、「妲己ちゃんのハンバーガーの作り方講座」だ。

これ、絶対流してほしい。

店内モニターとかで、エンドレスリピート。

妲己ちゃんが、あの妖艶な雰囲気のまま、「では、あなた方、愚かな人間どもに、このわたくしが、究極のハンバーガーの作り方を教えて差し上げましょう」みたいなことを言って、優雅にパティを焼く姿を想像してみてほしい。

絶対、パティをひっくり返す動作も、優雅なんだろうな。

「あらあら、もう片面が焼けましたわ。

ふふふ」とか言って、扇子でパタパタ扇ぎながら、菜箸でそっとひっくり返すの。

でも、妖術とか使っちゃダメだよ。

あくまで、人間界の調理器具で、ちゃんと手作りするんだよ。

そうじゃないと、コラボの意味がない。

バンズをトーストする時も、普通のオーブンじゃなくて、なんかこう、仙界の火を使った神秘的なやつで焼くのかな。

でも、結局は、ちゃんとマクドナルドの機械で焼いてほしい。

そのギャップがたまらないんだよ。

「あら、この機械、なかなか賢いですわね」とか言って、ちょっと驚いてるところとか見たい。

妲己ちゃんがハンバーガーを作る様子を想像すると、もうそれだけで、私の料理に対する苦手意識もちょっと薄れる気がする。

だって、あの妲己ちゃんが真面目にハンバーガー作ってるんだよ?

たぶん、私よりはるかに料理上手なんだろうけど。

いや、むしろ、妲己ちゃんが作るハンバーガーは、どんな味になるんだろう?

食べた人を魅了しちゃうような、そんな味がするのかな。

一口食べたら、もう二度と他のハンバーガーが食べられなくなるような、魔性の味。

それ、ちょっと怖いな。

でも、本当にそうだったら、それはそれで面白い。

マクドナルドのあの定番の味が、妲己ちゃんの魔力によって、全く別の次元の食べ物に変貌するわけだ。

一口食べたら、もう現世の欲求とかどうでもよくなって、ただひたすらそのハンバーガーだけを求めるようになる。

それはまさに、封神演義の世界観そのものじゃないか。

愚かな人間が、美しさに惑わされて、破滅していく、みたいな。

そういえば、前に「推し活」をしている友人が、とあるキャラクターとコラボしたカフェに行った時の話をしてくれたことがある。

メニューは、キャラクターをイメージしたパスタと、ドリンクと、デザート。

値段は、普通のカフェの1.5倍くらいするらしい。

でも、友人は「味がどうこうじゃないんだよ!

その空間にいることが大事なんだ!

」って熱弁してた。

しかも、ドリンクはキャラクターがプリントされたコースター付きで、それが欲しくて同じドリンクを3回頼んだって言ってた。

すごい情熱だ。

私も、その気持ち、ちょっとわかる気がする。

別に味がどうこうとかじゃなくて、その「体験」を買っているんだよね。

もし妲己ちゃんのハンバーガーが、見た目はただのクォーターパウンダー(今はもうないけど)なのに、食べたら「うっ…!

」ってなるような味でも、むしろそれが「らしさ」なのかもしれない。

「これぞ妲己ちゃんの味!

」って、妙に納得しちゃうだろうな。

話は変わるけど、最近、電車の中で面白い光景を見たんだ。

私の隣に座っていた男性が、駅のホームで発車を待つ間、ずっとスマホの画面を凝視していたんだけど、その画面には、どう見ても自作のキャラクターが描かれていた。

しかも、すごい細かく色付けされてて、たぶん、何時間もかけて描いたんだろうな、ってのがわかるレベル。

電車が発車してからも、ずっとその絵を描き続けてた。

その人の集中力たるや、凄まじいものがあった。

まるで、電車の中という現実世界から切り離された、自分だけの空間にいるようだった。

たぶん、彼にとっては、電車に乗っている時間も、自分の創作活動の貴重な一部なんだろうな。

そういう人を見ると、なんかちょっと憧れる。

自分の好きなことに没頭できるって、素晴らしいことだよね。

私も、ミケが私の足元でゴロゴロ言ってるのを聞きながら、ぼーっと「封神演義」とマクドナルドのコラボについて考えている時間は、ある意味、私にとっての「没頭タイム」なのかもしれない。

特に生産性があるわけじゃないけど、なんかこう、心が満たされるというか。

猫を飼っていると、本当に日常に小さな発見が多い。

この間も、ミケが洗面台の蛇口からポタポタ落ちる水を、じっと見つめていたかと思ったら、急にパシッと前足で叩いたんだ。

で、水が弾け飛んで、自分の顔にかかって、びっくりして飛び退いてた。

それを見て、私、思わず吹き出しちゃったよ。

ああ、猫って本当に面白い生き物だな、って。

料理が苦手な私だけど、ミケのご飯を準備する時だけは、なぜか真剣になれる。

ウェットフードを器に入れて、ちょっとだけぬるま湯で温めてあげる。

匂いを嗅いで、一口食べてくれると、それだけで「ああ、よかった」って安心するんだ。

私の拙い料理と違って、ミケのご飯は、いつだって期待を裏切らない、最高の味なんだろう。

ミケの食いつきを見てると、そう思う。

もし、妲己ちゃんがミケのご飯を作ってくれたら、どうなるんだろう。

いや、それも見てみたい。

きっと、最高級の鹿肉とか、秘薬を混ぜ込んだりするんだろうな。

そして、それをミケが食べたら、なんかこう、仙猫に進化しちゃったりして。

それはそれで、ちょっと面白いかも。

まあ、現実世界でマクドナルドが「封神演義」とコラボする可能性は、限りなく低いだろう。

でも、もし本当にそんな奇跡が起きて、妲己ちゃんのハンバーガー作り講座が流れる日が来たら、私はきっと、店頭で号泣しながら、一番高いセットを注文するんだろうな。

そして、家に帰って、ミケにその感動を語り聞かせるんだ。

「ミケ、すごいコラボがあったんだよ…!

」って。

たぶん、ミケは「ニャー」って言って、私の膝の上で寝るだけだろうけど。

それでもいい。

それで私の日常は、ちょっとだけ彩られるんだから。

そういえば、スーパーのレジで見た塩ラーメンのおじいさん、あれからどうしただろう。

あの後、私も同じ塩ラーメンを買ってみたんだ。

別に特別美味しかったわけじゃないけど、なんだかあの日の光景を思い出して、ちょっとだけ心が温かくなった。

ああ、人間って、案外そういう些細なことで、幸せを感じる生き物なのかもしれないね。

たとえそれが、ただのハンバーガーだったとしても。

いや、ハンバーガーだからこそ、なのかもしれない。


💡 このエッセイは、Togetterの話題から着想を得て、2026年の視点で書かれた創作記事です。

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