県外の友達が知ってるお店、結局私も好きだった話

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📝 この記事のポイント

  • ドラッグストアで「ついで買い」をしていたら、会計が予算の3倍になっていた。
  • トイレットペーパーを買いに行ったはずなのに、気づけば目元美容液と限定パッケージの入浴剤、それから季節限定のサワーなんかもカゴに入ってる。
  • これ、もはや「ついで買い」じゃなくて「本命買い」じゃんね。

ドラッグストアで「ついで買い」をしていたら、会計が予算の3倍になっていた。

ああ、まただ。

トイレットペーパーを買いに行ったはずなのに、気づけば目元美容液と限定パッケージの入浴剤、それから季節限定のサワーなんかもカゴに入ってる。

これ、もはや「ついで買い」じゃなくて「本命買い」じゃんね。

レジのお姉さんにちょっと申し訳ない気持ちでカードを切った。

季節の変わり目って、特に財布の紐が緩みがち。

春から夏へ移行するこの時期は、気分もフワフワして、新しいものに目がいっちゃう。

この前も、クローゼットの衣替えをしながら、去年買った服がもう着られないことに気づいて愕然とした。

いや、着られないことはないんだけど、去年よりちょっと丈が短い気がするし、流行りのシルエットじゃない。

え、私、去年何着てたの?

って本気で悩んで、結局新しい夏服をネットでぽちった。

この出費が痛いんだよね。

そんな調子だから、最近は外食もちょっと控えめ。

ルームシェアしてるユイちゃんと「おうちカフェ」って称して、二人でコーヒー淹れてお菓子持ち寄ったりしてる。

それがなかなか楽しくて。

でも、先日、大学時代の友達が県外から遊びに来るって連絡があって。

それがユカ。

彼女、本当にアクティブで、しょっちゅうどこかに出かけてる。

旅先の情報収集とかもプロ級なんだよね。

「ねぇねぇ、そっちで美味しいカフェとか、ランチのお店教えてよ!

ガイドブックに載ってないような、地元の人しか知らないとこがいいな!

」ってメッセージが来た。

来たよ、この質問。

地元の人間を試すやつ。

私は一瞬、スマホを持つ手が止まった。

え、地元の人しか知らないところ?

有名店じゃなくて?

正直、私は県外の人に聞かれても、あんまりピンとこないんだよね。

地元のカフェとか、ランチのお店って、わざわざ誰かに勧めるほどじゃない、普段使いの場所が多いから。

例えば、駅前の商店街にある、おばあちゃんが一人でやってる喫茶店とか。

モーニングセットが380円で、トーストとゆで卵とコーヒーが出てくる。

雑誌も置いてないし、BGMはテレビの音。

でも、なんか落ち着くんだよね。

常連のおじいちゃんたちが新聞読んでて、マスターが世間話してる。

そういう「何でもない」日常がそこにはある。

あとは、会社帰りによく寄る定食屋さん。

唐揚げ定食がボリューム満点で、ご飯が大盛り無料。

店主のおっちゃんは無愛想だけど、たまにサービスで小鉢をつけてくれる。

そういう場所を、ユカに「ここ、おすすめだよ!

」って自信満々に言えるかというと、ちょっと違う気がしたんだ。

ユカが求めるのは、きっと「映える」とか「特別感」とか、そういう要素も少しは入ってるんじゃないかなって。

だから、ユカからのメッセージを見て、私は「うーん」って唸ってしまった。

地元の友達に聞いても、「あー、あそこね。

行ったことないけど有名だよね」とか、「あそこはいつも並んでるから、行ったことないわ」って返ってくることもしばしば。

なんか、地元の人って、いつでも行けるって思うから、有名店には意外と足を踏み入れないんだよね。

いつでも行けるのに、わざわざ混んでる時に行かなくてもいいじゃんって思っちゃう。

結局、ユカには「とりあえず、ネットで『〇〇市 カフェ』って調べてみるわ!

」って返信した。

そしたら、ユカからすぐに「私、もういくつか目星つけてるんだけど、どうかな?

有名なパンケーキのお店とか、あと、川沿いにあるイタリアンとか!

」って、URLがいくつか送られてきた。

開いてみたら、どれも「あー、知ってる!

テレビで見たことある!

」ってお店ばかり。

特にパンケーキのお店なんて、いつも店の前に行列ができてるから、私はいつも「すごいなー」って横目で見て素通りしてた。

地元に住んでるからこそ、その行列に並ぶ気力がなかったというか、いつでも行けるしって思ってたから。

でも、ユカが送ってくれた写真を見て、ちょっと驚いた。

パンケーキ、想像以上にふわふわで美味しそうだし、店内もすごく可愛い。

これ、ユイちゃんと「おうちカフェ」って言ってる場合じゃないな。

たまには外に出ないと損してるかも、って気分になった。

結局、ユカとのランチは、彼女が選んだ川沿いのイタリアンに行くことにした。

予約も彼女がしてくれた。

お店に着いて、メニューを見てびっくり。

どれもこれも、私の普段使いの定食屋さんとは一線を画す、お洒落な料理ばかり。

「これ、インスタで見たやつだ!

」って思わず声が出た。

出てきたパスタは、旬の野菜がたっぷり使われてて、盛り付けもアートみたい。

隣のテーブルでは、カップルが楽しそうに写真を撮ってる。

私もユカと料理の写真を撮りまくった。

味ももちろん最高。

こんなお店、地元にあったんだ、と改めて感動した。

ユカは「でしょー!

ここにしようか迷ったんだけど、来てよかったね!

」って得意げな顔。

私は「いや、本当にありがとう。

地元なのに全然知らなかったよ」って素直に感謝した。

ユカは「地元の人って、意外と有名なところ知らないんだよね!

でも、それがまた面白い!

」って笑ってた。

確かに、私たちは毎日を過ごす中で、当たり前の風景に慣れてしまう。

毎日通る道にあるお店も、視界には入ってるけど、心には残らない。

でも、県外から来たユカは、すべてが新鮮で、輝いて見えている。

彼女の目を通して、改めて地元の魅力を再発見できた気がした。

ランチの後、ユカは「この後、有名な展望台に行きたいんだけど、どうかな?

」って言った。

またしても、私は「あー、知ってる!

でも、行ったことないや」って答えてしまった。

展望台も、いつでも行けるからって理由で行ったことがなかった場所の一つ。

その日は結局、ユカに連れられて展望台へ。

そこから見下ろす街の景色は、いつも見ているはずの景色なのに、なんだかすごく新鮮だった。

遠くの山々も、きらめく川の流れも、一つ一つの建物も、すべてが特別に見えた。

夕暮れ時で、空の色が刻々と変化していくのも、とても美しかった。

ユカは「やっぱり、観光地って最高だよね!地元に住んでたら、なかなか行かないもんね」って、嬉しそうに景色を眺めていた。私は「うん、本当にそうかも。ユカが来てくれてよかった」って心から思った。

県外の人が教えてくれる有名店も、地元の人がこっそり通う個人店も、どっちも魅力的だ。

有名店には、そこに行かなきゃ味わえない特別な体験がある。

そして個人店には、何気ない日常に溶け込む安心感がある。

どちらが良い悪いじゃなくて、それぞれの良さがあるんだよね。

最近、肌の乾燥が気になって、美容液を買い足そうか迷っている。

ドラッグストアの限定セット、まだ残ってるかな。

でも、今月は出費がかさんだから、またユイちゃんと「おうちカフェ」で乗り切ろうかな。

でも、あのパンケーキ屋さんのふわふわパンケーキも、もう一度食べたいんだよな。

近いうちに、ユイちゃんを誘って行ってみようかな。

地元なのに知らないお店、まだまだたくさんありそうだし。

次は、私がユイちゃんを「発見の旅」に連れ出す番かもしれない。


💡 このエッセイは、Togetterの話題から着想を得て、2026年の視点で書かれた創作記事です。

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