📝 この記事のポイント
- The STAC 日本製 国産 腕時計 ウォッチamzn.to¥11,8402026年2月18日 20:27時点詳細を見る 僕の左腕には、これまでずっとスマートウォッチが巻かれていた。
- 会議の通知、チャットの着信、歩数計、心拍数。
- 僕の生活を効率化し、あらゆるものを数値化してくれる頼もしい相棒。

僕の左腕には、これまでずっとスマートウォッチが巻かれていた。会議の通知、チャットの着信、歩数計、心拍数。僕の生活を効率化し、あらゆるものを数値化してくれる頼もしい相棒。それが、いつからか僕を縛る鎖のように感じられるようになった。常に誰かと繋がっている感覚。常に何かをチェックしなければならないという強迫観念。
そんな日々に、この腕時計はあまりにも静かにやってきた。
通知機能はない。音も鳴らない。ただ、滑るように進む秒針が、時の流れを可視化しているだけ。最初に腕にはめた時、その軽さと静けさに、少しだけ戸惑ったのを覚えている。あまりにも情報が少ない。あまりにも、僕に何も求めてこない。
でも、それが良かった。
コードレビューに詰まった時、ふと腕に目を落とす。そこにあるのは、深緑色の文字盤と、淡々と時を刻む3本の針。デジタルな通知が僕を急かすのとは対照的に、この時計は「時間は、ただ流れているだけだよ」と、静かに語りかけてくるようだった。
なんでだろう。機能的には後退しているはずなのに、僕の心は不思議と軽くなっていた。時間を確認するという行為が、いつの間にか「自分と時間との関係性」を見つめ直す、内省的な瞬間に変わっていた。モニターの無機質な光から逃れるように、このアナログな盤面を眺める時間。それは、僕が僕自身であるための、大切な余白になっていったんだ。
深緑の文字盤がもたらす、静かな時間
この時計を選んだ最大の理由は、この深い森のような緑色に惹かれたからだった。オンラインの画像で見たときから、どこか懐かしいような、それでいて古びていない絶妙な色合いに心を持っていかれた。実際に手に取ってみると、その印象はさらに強くなった。光の当たり方で、黒に近い緑にも、鮮やかな緑にも見える。まるで、僕の心の揺らぎを映しているかのようだ。
サーバーのログや、真っ白な背景に並ぶ黒いコードを一日中見つめている僕の目にとって、この緑は一種の休息だった。デジタルの世界には存在しない、有機的な色。レトロなドーム型のガラスを通して見る文字盤は、ほんの少しだけ景色を歪ませて、それがまた何とも言えない味わいを生んでいる。なんでこんな些細なことが、これほどまでに心を落ち着かせるのだろう。きっと、完璧すぎないもの、少しの揺らぎがあるものに、僕たちは無意識に安心感を覚えるのかもしれない。
“Made in Japan” という、言葉以上の何か
箱に記された「日本製」の文字。それは単なる生産地を示す記号以上の、何か特別な響きを持っていた。僕たちインフラエンジニアの仕事は、安定したシステムを支えることだ。それは、一つ一つの丁寧な設定や、見えない部分の地道な作業の積み重ねによって成り立っている。派手さはないけれど、根幹を支える確かな技術。
この腕時計からも、それに通じる哲学のようなものを感じた。滑らかなステンレスケースの触り心地、竜頭を巻いた時のしっかりとした感触。そして、信頼性の高いセイコー製のムーブメントが内蔵されているという事実。それは、僕が日々向き合っているシステムの堅牢性に似た、静かな信頼感を与えてくれる。この時計が刻む一秒一秒は、日本のどこかの工房で、職人が込めた時間そのものなのかもしれない。そう考えると、自分の腕で動いているこの小さな機械が、とても尊いものに思えてくるんだ。
最初は少し、よそよそしかった革ベルト
正直に言うと、最初の数日間はこの革ベルトと上手くやっていけるか不安だった。想像していたよりもずっと硬く、僕の腕の形に馴染もうとしない。まるで、新しい環境に馴染めずにいる転校生みたいに、どこかよそよそしく、頑なだった。腕時計が「まだ君のモノにはならない」と、静かに主張しているようにも感じられた。
バンドの取り付け部分の内側を指でなぞると、ほんの少しだけ仕上げの甘さを感じる箇所もあった。完璧ではない。でも、なぜかその不完全さすら、許せてしまう自分がいた。2週間、毎日つけ続けた今、あの頃の頑なさは少しずつほぐれ、ゆっくりと僕の腕のカーブを覚え始めている。この、時間をかけて関係を築いていく感覚。きっと、この時計との付き合いは、そういうものなのだろう。効率や即時性ばかりを求める日常の中で、こういうスローな関係性も悪くないな、と最近は思えるようになった。
Q1: 5気圧防水は、普段の生活で気を使いますか?
A: この2週間、特に意識することはありませんでした。急な雨に降られたり、手を洗ったりする場面でも、全く不安は感じなかったです。ただ、これを着けたままシャワーを浴びたり、泳いだりしようとは思いません。精密な機械に対して、そういう最低限の敬意というか、適切な距離感を保つこと。それが、この時計と長く付き合っていくための作法のような気がしています。
Q2: スマートウォッチと比べてどうですか?
A: 僕にとっては、全くの別物でした。スマートウォッチが外部からの情報を腕に「加算」していくツールだとすれば、この時計は僕の思考からノイズを「減算」してくれるツールです。どちらが良い悪いではなく、今の僕には「減算」が必要だった。ただそれだけのことなのだと思います。情報量を減らし、思考を深めるための時間を、この時計は与えてくれました。
Q3: 革ベルトは、本当に硬いですか?
A: はい、正直に言って、最初の1週間はかなり硬く感じました。腕に馴染まず、少し浮いているような感覚。でも、諦めずに毎日つけていると、3日目あたりから少しずつ、そして2週間経った今では、明らかに僕の腕の形を覚えてきてくれています。この変化していく過程こそが、革製品の面白さであり、愛着が湧くポイントなのだと、今では感じています。最初から完璧に柔らかいわけではない、という点は知っておいた方が良いかもしれません。

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