📝 この記事のポイント
- 自作PCのタワーを処分して、同じ性能をゲームパッドサイズに詰め込んだら、リビングのテレビ裏に収まった――そんな体験談が、NucBox K11ユーザーから届いています。
- GMKtec NucBox K11は、AMD Ryzen 9 8945HS(8コア16スレッド、最大5.2GHz)とAMD Radeon 780Mを搭載した、OcuLink対応のハイエンドミニPCです。
- このレビューでは、実際のユーザーの声をもとに、NucBox K11が本当に「13万円の価値があるミニPC」なのかを正直に検証します。
自作PCのタワーを処分して、同じ性能をゲームパッドサイズに詰め込んだら、リビングのテレビ裏に収まった――そんな体験談が、NucBox K11ユーザーから届いています。
GMKtec NucBox K11は、AMD Ryzen 9 8945HS(8コア16スレッド、最大5.2GHz)とAMD Radeon 780Mを搭載した、OcuLink対応のハイエンドミニPCです。TDP最大70Wというデスクトップ級の設計と、デュアル2.5G LAN、USB4、4画面8K出力という豊富な拡張性が特徴で、価格は税込138,500円。
このレビューでは、実際のユーザーの声をもとに、NucBox K11が本当に「13万円の価値があるミニPC」なのかを正直に検証します。
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【結論】こんな人におすすめ!
✅ おすすめする人
- 自作タワーPCからの乗り換えで、スペースを大幅に節約したい方
- 動画編集・3Dレンダリング・コーディングなど高負荷な作業をメインに使う方
- 4K大画面テレビ・マルチモニター環境でリビングPCとして活用したい方
- OcuLinkでのeGPU拡張を視野に入れてゲーミング性能を段階的に強化したい方
- デュアル2.5G LANを活かした小規模サーバー・NAS連携を検討している方
❌ おすすめしない人
- 最新AAA タイトルを内蔵GPUのみで高設定プレイしたい方
- 特定のルーターとWi-Fi相性問題が起きるリスクを避けたい方(詳細後述)
- 初めてのPCとして購入を検討している初心者の方
- コンパクトな電源アダプターを重視する方(アダプターは大型)
- 予算5〜6万円台でコスパ重視のミニPCを探している方
それでは、詳しく見ていきましょう。
GMKtec NucBox K11の基本スペック
GMKtecは信頼性の高い中華ミニPCブランドとして国内外で評価が定着しているメーカーです。NucBox K11は同社のハイエンドラインに位置し、モバイル向けながらTDP70Wで動作する高性能CPUを搭載しています。
CPU: AMD Ryzen 9 8945HS(8コア16スレッド、最大5.2GHz、TDP最大70W)
メモリ: DDR5 32GB(最大96GBまで拡張可能)
ストレージ: PCIe 4.0 M.2 SSD 1TB(デュアルスロットで最大8TB拡張)
内蔵GPU: AMD Radeon 780M(12コア、FSR 2.0+対応)
映像出力: HDMI 2.1 / DisplayPort 2.1 / USB4(最大4画面同時、8K対応)
通信: Wi-Fi 6、デュアル2.5G LAN、Bluetooth 5.2
拡張ポート: OcuLink(PCIe Gen4×4)、USB4(40Gbps)
内蔵マイク: あり(ビデオ会議・AIアプリ対応)
冷却: 上下デュアルファン+銅製ベース冷却システム2.0
付属品: 電源アダプター、HDMIケーブル、VESAマウント、取扱説明書
価格: 税込138,500円
【ここがスゴイ】NucBox K11の5つの魅力ポイント
1. Ryzen 9 8945HSはデスクトップPC並みの処理能力を持つ
NucBox K11の最大の訴求点は、8コア16スレッド・最大5.2GHz・TDP最大70Wという、モバイル向けとは思えない処理能力です。Ryzen 9 8945HSは前世代のRyzen 7 7735HSより約20〜25%高いシングルコア性能を持ち、マルチコア性能も大幅に向上しています。
実際のユーザー報告では「CPUの余裕が大きく、再起動も非常に迅速」「数千行のコードのコンパイルも難なくこなした」「動画編集(4K)もタブを大量に開いても余裕があった」など、ヘビーな作業環境でも余裕を感じさせる動作が確認されています。コーディング・動画編集・マルチタスクを日常的に行うユーザーにとって、このCPUの余力は長期的な安心感につながります。
2. Radeon 780MはGTX 1650 Ti相当の内蔵GPUとして最強クラス
内蔵グラフィックスのRadeon 780M(12コア)は、ほぼNVIDIA GTX 1650 Ti相当のパフォーマンスを発揮します。これはミニPCの内蔵GPUとしては現時点で最上位クラスで、1080p解像度での一般的なPCゲームなら50〜60fps前後での動作が可能です。
ユーザーのベンチマーク事例では、PS3エミュレーターがそれなりに動作し、Wii・ゲームキューブ・PS2などの旧世代エミュレーションは問題なく動くという報告があります。また4K・144Hz・HDR・10bit色深度の出力もDisplayPort経由で確認されており、映像品質にこだわる用途にも応えられます。
3. デュアル2.5G LAN+OcuLinkで拡張性は本物のデスクトップ級
NucBox K11の差別化ポイントのひとつが、デュアル2.5G LANポートです。NICチーミングを使えば合計5Gbpsの有線通信が可能で、NASや家庭内サーバー用途に向いています。海外ユーザーからは「1.2Gbpsインターネット環境で実測1.4Gbpsのダウンロード速度を記録した」という報告もあります。
さらにOcuLink(PCIe Gen4×4)ポートを搭載しており、外付けGPUドックにデスクトップ用GPUを接続すれば、内蔵Radeon 780Mの限界を超えたゲーミング・クリエイティブ性能を引き出せます。現在の内蔵GPUで満足できなくなっても、eGPUという選択肢があるのは将来への保険として大きな安心感です。
なお、OcuLinkはホットスワップ非対応のため、必ず電源オフ状態での接続・取り外しが必要です。
4. リビングPCとして4Kテレビとの相性が抜群
実際のユーザーから「4K液晶テレビの後ろに設置して、トラックボールマウス+BTキーボードでリビングのソファからネットサーフィン・文書作成・VOD視聴をしているが、快適すぎてメインPCの出番がなくなった」という声があります。
HDMI 2.1とDisplayPort 2.1を搭載しており、4K・高リフレッシュレートの大画面表示に対応。付属のVESAマウントでモニター裏に隠して設置できるため、テレビ裏へのすっきり収納も容易です。本体が非常にコンパクトで存在感がなく、「物理的なコネクタがサイズのネックになるほど小さい」と表現されるほどのコンパクトさも評価されています。
5. メモリ・ストレージが充実しており長期使用の安心感が高い
32GB DDR5メモリは最大96GBまで拡張でき、デュアルM.2スロットでストレージも最大8TBまで増設可能です。将来的なメモリ需要の増加にも対応しており、「当分のあいだ遅いと感じる事態にはならないと思う」という評価は多くのユーザーに共通しています。
PCIe 4.0対応のNVMe SSDを2枚目に追加した場合、読み取り速度5,000MB/s・書き込み速度3,600MB/sという高速転送が実現できるという実測報告もあります。
【ここは注意】3つの気になるポイント
1. 特定のルーター機種とのWi-Fi相性問題の報告がある
一部のユーザーから「購入当初は快適だったが、特定メーカーのルーター(eero6)のWi-Fiに繋がらなくなった」という深刻な報告があります。古いルーター(TP-Link)には接続できたとのことで、Wi-Fi 6の相性問題の可能性があります。
購入前にルーターのメーカー・型番でWi-Fi相性のトラブル事例がないか確認することを推奨します。有線LANを主に使う方には影響が少ない問題ですが、Wi-Fi専用での運用を想定している場合は要注意です。
2. 高負荷時のファン音はそれなりに聞こえる
デュアルファン冷却システムにより通常使用時は静音ですが、CPU・GPUに高負荷をかけるとファン音が上がります。ユーザーによっては「音楽をかけてしまえば気にならない」レベルとのことですが、静かな環境で高負荷作業を続ける場合は多少の音が発生します。
これはTDP最大70Wというハイパワー設計の宿命でもあり、同スペックのデスクトップPCと比較すれば冷却音は許容範囲という評価が多いです。
3. 電源アダプターが本体に対して大きく感じる
「本体はとてもコンパクトなのに、電源アダプターが大きい」という不満が複数のユーザーから挙がっています。設置スペース確保の際にはアダプター分の場所も考慮が必要です。
ただし、大型のアダプターは品質・安定性の面では評価する声もあり、小型化に伴う電力不足リスクを避けるためのトレードオフと捉えることもできます。
こんなシーンで活躍します
リビングPCとして4K大画面テレビと組み合わせる
VESAマウントでテレビ裏に隠して設置し、Bluetoothキーボード・トラックボールマウスでソファから操作。YouTube・VOD・ネットサーフィン・文書作成がすべてリビングで完結します。複数のユーザーがこの構成を実践しており、「メインPCの出番がなくなった」という声は冗談ではありません。
在宅ワーク・コーディング・クリエイティブ作業に
8コアのRyzen 9とDDR5 32GBメモリの組み合わせで、VSCodeによる開発・複数のIDEや仮想環境の同時起動・動画編集ソフトのマルチトラック編集も快適にこなせます。エンコードや3Dレンダリングなど長時間高負荷の作業でも、熱設計の余裕が安定動作を支えます。
デュアルモニター・4画面マルチディスプレイ環境に
HDMI 2.1・DisplayPort 2.1・USB4を組み合わせた最大4画面出力で、証券・デザイン・動画編集など多画面が必要なプロユースにも対応します。DisplayPortでは4K・144Hz・HDR・10bitカラーの組み合わせも実現しています。
ゲームエミュレーション・カジュアルゲームに
PS3エミュレーター(設定によっては動作可能)、Wii・GameCube・PS2などの旧世代エミュレーションは問題なく動きます。最新PCゲームも1080pで50〜60fps程度での動作が期待できます。本格ゲーミングにはeGPU追加という選択肢も。
よくある質問
Q. Ryzen 5モデルとRyzen 9モデルはどちらを選ぶべきですか?
A. 用途によって異なります。ネットサーフィン・動画視聴・軽いゲームならRyzen 5モデル(16GB)で十分という声があります。ただし、Ryzen 5モデルはメモリ16GBで増設不可のため、将来的に16GB以上が必要になりそうな方はRyzen 9モデルを最初から選ぶことをおすすめします。
Q. メモリの増設・交換は自分でできますか?
A. Ryzen 9モデル(DDR5 32GB)はスロット式メモリのため増設・交換可能です。最大96GBまで対応します。一方、Ryzen 5モデル(16GB)はオンボード実装のため増設不可です。
Q. OcuLinkでeGPUを追加する場合、どのくらいの費用がかかりますか?
A. OcuLink対応のeGPUドック(別売)と、グラフィックカード・外部電源が必要です。トータルの費用は選ぶGPUグレードによって大きく異なります。本体との合計費用と、最初からデスクトップゲーミングPCを購入するコストを比較して検討することをおすすめします。
Q. 発熱はどの程度ですか?
A. 通常作業時は静音で問題ありません。高負荷時はファンが回り音が出ますが、多くのユーザーが「許容範囲」と評価しています。長時間の高負荷作業では温度上昇が見られる場合がありますが、デュアルファン冷却がサーマルスロットリングを抑制します。
Q. 初期設定のWindows Updateに時間がかかりますか?
A. 複数のユーザーが「最初のセットアップ・Windowsアップデートにかなり時間がかかった」と報告しています。初回起動時は十分な時間を確保してアップデートを完了させることをおすすめします。
Q. VESA取り付けは標準のモニター背面に対応していますか?
A. 付属のVESAマウントでモニター背面への取り付けが可能ですが、一部ユーザーから「VESA規格より本体の四辺が小さく、厚みもあって設置に工夫が必要だった」という声があります。別途VESAラックを用意することで解決できるケースが報告されています。
同価格帯商品との比較
138,500円という価格帯では、GMKtec M8(Ryzen 5 PRO 6650H、約5万円)と比べると3倍近い差があります。この価格差は主にRyzen 9 8945HSのCPU性能差(シングルコア約25%以上・マルチコア約40〜50%以上の差)とDDR5 32GBのメモリ容量・拡張性の違いに由来します。
ゲーミング・動画編集・コーディングをガッツリこなしたい方にはK11、普段使いと軽い作業が中心ならM8が合理的な選択です。また同価格帯のKhadas Mind 2(Core Ultra 7 155H、159,300円)と比べると、K11は拡張性・メモリ増設・OcuLink対応で優れますが、Khadas Mind 2はバッテリー内蔵・モジュール式エコシステムというユニークな強みを持ちます。
最終判断:買うべき?待つべき?
【今すぐ買うべき人】
「本格的な高負荷作業をミニPCで完結させたい」「自作タワーPCをコンパクトな環境に置き換えたい」「4Kテレビをリビングの快適PCモニターにしたい」という方には、NucBox K11は投資対効果が高い選択肢です。ブラックフライデーなどのセール時に価格が下がることもあるため、タイミングを見て購入するとよりコスパを感じられます。
【もう少し検討すべき人】
普段使い中心で高負荷作業をあまり行わない方は、Ryzen 5モデル(約5〜6万円台)を検討することをまず勧めます。また、Wi-Fiを主な接続手段とする場合は、ルーターとの相性問題リスクを踏まえたうえで有線LANの代替手段を考えておくと安心です。
まとめ
GMKtec NucBox K11は「ゲームパッドサイズにデスクトップPC級の処理能力を詰め込んだ」という表現が最も似合うミニPCです。
Ryzen 9 8945HS・DDR5 32GB・OcuLink・デュアル2.5G LANという構成は、この筐体サイズでは驚異的な密度です。リビングPCとしての活用から、コーディング・動画編集・マルチモニター環境まで、幅広い用途に本格的に応えてくれます。
Wi-Fi相性問題と電源アダプターの大きさという注意点はありますが、用途と環境が合致するユーザーにとっては、13万円台という価格でこれだけの性能と拡張性を手に入れられる選択肢は他にそう多くありません。
商品リンク
GMKtec NucBox K11(AMD Ryzen 9 8945HS・32GB+1TB)の詳細・購入はこちら
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