📝 この記事のポイント
- ドラッグストアで「ついで買い」をしていたら、会計が予算の3倍になっていた。
- ボディソープ詰め替え、洗顔フォーム、シャンプー。
- なのに、気づけば目に入った限定デザインのリップクリームを手に取り、新作のシートマスクは絶対試さなきゃとカゴへ。
ドラッグストアで「ついで買い」をしていたら、会計が予算の3倍になっていた。
ああ、まただ。
なんでこうなるんだろう。
ボディソープ詰め替え、洗顔フォーム、シャンプー。
ここまではいい。
お風呂グッズは必要経費。
なのに、気づけば目に入った限定デザインのリップクリームを手に取り、新作のシートマスクは絶対試さなきゃとカゴへ。
なぜか今必要な気がしたネイルオイル、半額になっていたヘアオイル。
レジで「合計8,920円です」と言われたとき、一瞬時間が止まった。
え?
何買ったっけ?
とレシートを見る。
ほぼ美容系。
秋の乾燥対策って言い訳は通用しない。
これでカフェに寄ったら、今月の美容貯金が赤字になる。
やばい。
会計を終えて、店を出ると、カラッとした秋の空気。
すっかり秋めいてきたな。
昼間はまだ暑いけど、朝晩はもう羽織りがないと肌寒い。
クローゼットの奥から出した薄手のニットを引っ張り出して、そろそろ衣替えの準備もしなくちゃ。
去年買ったあのブラウス、どこにしまったっけ。
季節の変わり目は、肌の調子も変わりやすいし、気分もなんだかソワソワする。
新しいリップは早速試して、今日の唇はプルプル。
気分が上がるって大事。
ルームシェアしているミオは、そういうついで買いとか全然しないタイプ。
彼女は必要なものをメモして、それだけを淡々と買って帰ってくる。
「今日の夜ご飯、何にしようかな?
」ってLINEが来たから、今ドラッグストアで散財したことは秘密にしておこう。
彼女はコスメも最低限だし、服も定番アイテムを長く着る派。
美容にも興味はあるけど、私みたいに新作が出るたびに試したりはしない。
そういうところが、すごく大人だなって思う。
堅実でブレない。
私なんて、ちょっとでも「限定」とか「新発売」の文字を見ると、吸い寄せられるように手が伸びる。
同じ20代なのに、なんでこんなに違うんだろう。
あ、でも、私もミオも、家で漫画を読んだりアニメを見たりするのは共通。
最近、夜に二人でアニメを見始めたんだけど、それがラノベ原作のファンタジー系。
そのアニメを見ていて、ふと思ったんだよね。
ラノベって、陰と陽に分けられる気がするって。
いや、完全に個人的な感覚なんだけど。
私の中の判断基準は、「少年ジャンプで掲載されていても違和感がないか(概念)」。
ミオにその話をしたら、「また変なこと言ってる」って呆れられたけど、ちょっと聞いてほしい。
例えば、主人公が仲間と一緒に強大な敵に立ち向かっていく、みたいな王道ストーリー。
努力、友情、勝利!
みたいなのが根底にあるやつ。
そういうのは、ジャンプの系譜に連なる「陽」のラノベだと思う。
読んでいて熱くなるし、応援したくなるし、カタルシスがある。
アニメのOPもEDも、明るくて前向きな曲が多い気がする。
声優さんの熱演も相まって、見ていると元気が出てくるんだよね。
一方で、「陰」のラノベ。
これは別に暗いとか悪いとかじゃなくて、ジャンプとは違うベクトルの話。
例えば、異世界に転生したけど、スローライフを謳歌するだけ、とか。
最強なのに全然戦わない、とか。
あとは、複雑な心理描写がメインで、壮大な冒険はあんまりしない、とかね。
「まったり系」とか「俺TUEEE(俺、強ええ)系」とか、色々あるけど。
そういうのは、ジャンプで読むにはちょっと、いや、かなり違和感がある。
なんか、もっとパーソナルな感情とか、日常の機微を描いている感じ。
アニメだと、OPがしっとり系だったり、EDが癒し系だったりする。
主人公が「うーん、今日は何をしようかな」って悩んでるだけで、延々と話が進むみたいな。
それが悪いわけじゃない。
むしろ、疲れてる時に見るとすごく癒される。
心の栄養って感じ。
ミオはどっちかというと、陰のラノベが好きみたい。
「主人公が自分のペースで生きてるのがいい」って言ってた。
「あんまり頑張りすぎないで、現状維持で幸せを感じるのが理想」とも。
私はどっちも好きだけど、気分で読むものが変わる。
なんかこう、最近ちょっと疲れてるな、って時は陰の方を手に取るし。
よし、なんか新しいこと始めたい!
って時は陽の方を読む。
季節の変わり目とか、体調が揺らぐ時期は、特に陰のラノベに惹かれるかな。
新しい化粧品に手を出しまくっちゃう衝動と、ちょっと似てるかもしれない。
心に栄養が欲しいのかも。
ミオは堅実で、必要なものだけを買うタイプ。
ラノベもスローライフ系が好き。
私は衝動的で、ついつい散財しちゃう。
ラノベも気分で選ぶ。
なんか、この「陰と陽」の話、私とミオにも当てはまる気がしてきた。
ミオはどちらかというと「陰」の気質。
落ち着いてて、安定を求める。
私は完全に「陽」だよね。
キラキラしたものに惹かれて、行動的で、すぐに感情が動く。
でも、ミオもたまに「このリップ可愛いね、今度貸して」って言ったりするし。
私も、ミオが淹れてくれるハーブティーを飲みながら、ぼーっと漫画を読んでる時間は至福だし。
お互いに、相手の「陰」と「陽」のバランスを取ってるのかもしれない。
そういえば、昔、ジャンプに掲載されていた「ヒカルの碁」って漫画、あったよね。
あれは「陽」の代表格だと思っていたんだけど、囲碁という静かな世界で、熱い戦いが繰り広げられる。
ちょっと「陰」の要素も持ってたのかな、なんて。
いや、あれは完全にジャンプ基準満たしてる。
やっぱり陽だ。
あ、でも「デスノート」とかは?
あれは頭脳戦で、かなりダークな要素もあったけど。
あれもジャンプに載ってたんだから、きっと根底に「陽」の精神があったんだろうな。
なんだか、私の「ジャンプ基準」も曖昧になってきた。
まあ、結局はどっちも好きって話なんだけど。
ラノベも私もミオも、陰と陽のグラデーションの中を生きている。
完璧な「陽」もなければ、完璧な「陰」もない。
そう考えると、ドラッグストアでの衝動買いも、私の一部。
新作のシートマスクで肌を労わるのも、新しいリップで気分を上げるのも、大切なこと。
今夜はミオと、どっちのラノベアニメを見るか相談しよう。
私はそろそろ、熱い展開の「陽」の気分だけど、ミオは「癒やし系」って言いそうだな。
まあ、どっちでもいいか。
結局、好きなものを好きな時に楽しむのが一番。
それが、私の秋の過ごし方。
そういえば、あの半額のヘアオイル、すごくいい香りだったな。
またついで買いしちゃいそう。
困る。
でも、ちょっと楽しみ。
💡 このエッセイは、Togetterの話題から着想を得て、2026年の視点で書かれた創作記事です。
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