UGREEN Mac mini M4ドッキングステーション 2週間レビュー|底面電源ボタン問題を解決、11ポート&SSD拡張で完成形へ【USB-A×5・10Gbps・最大8TB対応】

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📝 この記事のポイント

  • 机の上のMac mini M4が、静かに問題を抱えていた。
  • 限られたストレージ容量――2024年11月に発売されたMac mini M4は、革命的な小型化と引き換えに、日常的な使いやすさに妥協を強いる設計だった。
  • UGREEN Mac mini M4用ドッキングステーション。

机の上のMac mini M4が、静かに問題を抱えていた。

底面の電源ボタン。USB-Aポートの全廃。限られたストレージ容量――2024年11月に発売されたMac mini M4は、革命的な小型化と引き換えに、日常的な使いやすさに妥協を強いる設計だった。

UGREEN Mac mini M4用ドッキングステーション。11-in-1の拡張ハブとM.2 NVMe SSDスロット、そして「押しやすい電源ボタン」を一体化したこの製品は、Mac miniの弱点を一撃で埋める――そんな存在として、2025年に登場した。

届いた瞬間、これが答えだと確信した。

UGREEN Mac mini M4用 ドッキングステーション

UGREEN Mac mini M4用 ドッキングステーション&スタンド|NVMe SSD拡張スロット搭載|USB-A×3(10Gbps)・USB-Cデータポート・SDカードリーダー対応|Mac mini M4 / M4 Pro専用

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13,590円
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ある月曜の夕方

Mac mini M4を購入してから1ヶ月が経っていた。

16GB/256GBモデル。基本スペックとしては十分だったが、電源を入れるたびに本体を持ち上げる動作が、小さなストレスとして蓄積していた。約700gという軽さは、持ち上げるのに支障はない――だが、毎日のことだ。USB-Aポートの欠如も、写真のSDカードを取り込むたびに不便を感じさせた。

選択肢は複数あった。Satechi、ORICO、RayCue――いずれもMac mini M4専用のドッキングステーションを展開している。Satechiは美しいデザインと最大4TBのSSD拡張、ORICOは内蔵ファンと360度通気口による本格的な冷却構造が特徴だ。

だが、UGREENが持つ「11ポート+Wi-Fi干渉対策+電源ボタン問題の解決」という三位一体のアプローチは、他製品にない包括性を持っていた。

開封、そして最初の一体感

自宅に届いたドックは、想像以上にMac miniと調和していた。

アルミニウム筐体、シルバーの艶消し仕上げ――Mac miniと同じ素材感で、重ねた瞬間に違和感がない。サイズは約127×127mm、Mac miniより若干大きいがデスク上で不自然な存在感はない。重量約192g、手に取るとズッシリとした質感が信頼感を与える。

付属の4cmショートUSB-Cケーブル2本でMac miniと接続する。ケーブルの長さが絶妙で、余分な配線が発生しない。設置後、ドックの底面中央に開口部があることに気づいた――ここから指を入れれば、Mac mini本体の電源ボタンに直接アクセスできる。

本体を持ち上げる必要がない。

この小さな改善が、2024年10月の発表以来、ユーザー間で物議を醸していた「底面電源ボタン問題」を完全に解決した瞬間だった。

最初の週、ポート不足が消えた

前面には2つのUSB-A 10Gbpsポート、1つのUSB-C 10Gbpsポート、SD/microSDカードリーダーが並ぶ。背面には3つのUSB-A(10Gbps×1、5Gbps×2)、2つのUSB-C 10Gbps、3.5mmオーディオジャック、そして外部電源用USB-Cポートが配置されている。

カメラからSDカードを抜き、前面のスロットに挿入する。UHS-II対応、最大170MB/sの転送速度でRAW画像がMac miniに流れ込む。以前はUSB-Cアダプターを探す作業から始まっていたが、今はカードを挿すだけで済む。

外付けHDD、マイク、USBキーボード――複数のUSB-A機器を同時接続しても、ポートに余裕がある。Mac mini単体では不可能だった接続環境が、ここにある。

1週間の使用で、Mac miniを取り巻く配線が劇的にシンプルになった。以前は机の上を這っていた5本のケーブルが、今は2本のThunderboltケーブルに集約されている。

10日目、SSD拡張の真価

底面のカバーをドライバーで外すと、M.2 NVMeスロットが現れた。

2230/2242/2260/2280サイズに対応、最大8TBまでのSSDを搭載できる。Western Digital WD_BLACK SN850X 4TBを装着――PCIe 4.0対応の高速SSDだが、ドックの転送速度は10Gbpsに制限されている。

AmorphousDiskMarkで計測した結果、読み込み907MB/s、書き込み923MB/sを記録した。SSD本来の7,000MB/sには遠く及ばないが、外付けストレージとしては十分な速度だ。Lightroom Classicでの写真編集、4K動画素材の読み込み――実用上、ストレスを感じる場面はなかった。

付属のサーマルパッドをSSDに貼り付け、金属製の裏蓋で放熱する設計。高負荷時でもSSD温度は約50度に収まり、発熱による速度低下は観測されなかった。ただし、一部のレビューでは「想像以上に発熱する」という報告もあり、搭載するSSDの選択には注意が必要だ。

内蔵ストレージを256GBに抑え、このドックで4TB拡張する――その戦略は、Apple公式で512GBにアップグレードするより約4万円安く済む。

2週間後、Wi-Fi干渉の不安が消えた

USB-Cハブを使用する上で最も恐れていたのは、Wi-Fi干渉だった。

USB 3.0の2.4GHz帯信号は、5GHz帯Wi-Fiと干渉することが知られている。過去にUSBハブを接続して、Bluetoothマウスの挙動が不安定になった経験があった。

だが、UGREENは内部に導電塗装シールドを施している。2週間の使用期間中、Wi-Fi速度の低下もBluetoothの不安定性も一切観測されなかった。大容量ファイルのダウンロード中にビデオ会議をしても、音声が途切れることはない。

この安定性が、日常使用における信頼感を生んでいた。

完璧な道具など、存在しない

だが、制約もある。

転送速度10Gbpsは、2026年の基準では物足りない。SN850Xのような超高速SSDを搭載しても、本来の性能を発揮できない。40Gbps対応のThunderbolt 5ドックも市場には存在するが、価格は2万円以上高額だ。

また、USB-Cポートはデータ専用で、映像出力や充電には非対応だ。マルチディスプレイ環境を構築する場合、Mac mini本体のポートを直接使用する必要がある。

発熱についても、使用するSSDによっては問題になる可能性がある。レビューの中には「常に触れないくらい熱い」という報告もあった。筆者の環境では問題なかったが、PCIe 4.0の高速SSDを長時間連続使用する場合は注意が必要だろう。

それでも――これらの制約は許容できる。

なぜなら、価格は13,590円(税込)。この価格帯で11ポート拡張、SSDスロット、Wi-Fi干渉対策、電源ボタン問題の解決を一度に提供する製品は、他に存在しないからだ。

他の選択肢も、検討した

公平であるために、競合製品についても触れる。

Satechi Mac mini M4スタンド&ハブは、約18,280円でより洗練されたデザインと最大4TBのSSD拡張を提供する。Appleストアでも販売されるほど、Mac miniとのデザイン統一性は抜群だ。ただし、ポート数はUGREENより少なく、電源ボタンへのアクセスもやや不便だ。

ORICO MiniLinkは、内蔵ファンと360度通気口による本格的な冷却構造が特徴で、最大8TBのSSD拡張に対応する。冷却性能を重視するなら、こちらが適している。ただし、ファンの動作音が気になるという報告もある。

RayCueは約15,000円で10ポート拡張とSSDスロットを提供するが、Wi-Fi干渉対策についての言及がない。

価格、機能、対策の包括性――この3点のバランスで、UGREENは最も優れた選択だった。

誰に合い、誰には合わないのか

このドックは、万人向けではない。

最高速度を求めるプロフェッショナルには、Thunderbolt 5対応の上位モデルが相応しい。デザインの統一性を何よりも重視するなら、Satechiを選ぶべきだ。ポートがそれほど必要ない人には、過剰な投資となる。

だが――

Mac mini M4をメイン機として使う人、写真や動画を扱う人、外付けSSDで机が荒れてきた人、電源ボタンのストレスから解放されたい人、USB-A機器を複数持っている人――これらの人々にとって、このドックは「Mac miniの完成形」への最短経路である。

Mac miniは小さく強い。UGREENドッキングステーションは、その良さを壊さずに拡張する――それが、この製品の本質だった。

今、デスクの一部として

2週間が経過した今、このドックは完全にデスク環境に溶け込んでいる。

朝、Mac miniの電源を入れるとき、ドック底面の開口部から指を入れてボタンを押す。SDカードを挿し、RAW画像を取り込む。外付けHDDをUSB-Aポートに接続し、バックアップを開始する――その全ての動作が、ストレスなく流れる。

Mac mini M4は「買って終わり」ではなく、「育てて完成させる」製品だ。

UGREENドッキングステーションは、その育成の最良のパートナーである。底面電源ボタンという設計上の妥協を、実用的な解決策に変える。ポート不足という制約を、11の拡張ポートで補う。ストレージの限界を、8TBの拡張可能性で打破する。

選択は正しかった――その確信が、今ここにある。


商品情報

UGREEN Mac mini M4用 ドッキングステーション&スタンド / 11-in-1ポート(USB-A×5、USB-C×2、SD/microSDカードリーダー、オーディオジャック)、M.2 NVMe SSD拡張スロット搭載(最大8TB・2230/2242/2260/2280対応)、10Gbps高速転送、Wi-Fi干渉低減シールド構造、電源ボタンアクセス機能、Mac mini M4/M4 Pro専用 / ¥13,590(税込)

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※この記事は2026年2月時点の使用体験に基づく記録である。

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