📝 この記事のポイント
- 恥ずかしながらその日、ふらっと本屋に寄った。
- どんな作品か ※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます 漫画 こころ amzn.to ¥1,485 2026年2月5日 12:35時点 時点の価格 詳細を見る 夏目漱石の小説『こころ』。
- 私も学生時代に読んだことはあったけど、正直なところ「先生」と「私」と「K」の関係性とか、漱石独特の文体にちょっと苦戦した記憶があって。
恥ずかしながらその日、ふらっと本屋に寄った。
特に買うつもりはなかった。でも、新刊コーナーで足が止まった。
漫画 こころ、4週間読んで完走。
どんな作品か
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます

夏目漱石の小説『こころ』。そう、あの名作を漫画にしたものなんだ。私も学生時代に読んだことはあったけど、正直なところ「先生」と「私」と「K」の関係性とか、漱石独特の文体にちょっと苦戦した記憶があって。でも、漫画版は全く別物、というか、あの重厚な世界観を現代の私たちにもっと身近に感じさせてくれる作品だった。
主人公は、大学を卒業したばかりで世間知らずな青年「私」。彼は、ある日偶然出会った「先生」というどこか影のある人物に惹かれ、深く関わっていくことになる。
世界観は、明治末期の日本を舞台に、人間の心の奥底に潜むエゴや孤独、そして友情や裏切りといった普遍的なテーマが、時に痛々しく、時に美しく描かれていくんだ。
なぜ手に取ったか
いやー、今年の春に念願のマイホーム、新築マンションを購入したんだけどさ、もうそれが本当に大変で。頭金貯めて、ローン組んで、35年ローンって聞くと胃がキリキリするし。引っ越し自体も疲れたけど、何より家具家電で予算オーバーしちゃってね。あれもこれも欲しい、でも出費は抑えたいっていうジレンマに毎日頭を抱えてたんだ。妥協したくない気持ちと、現実的な金銭感覚との板挟みで、正直かなり心が疲弊してた時期だったんだよね。
そんな状態だったから、週末に気分転換がてら本屋をぶらぶらしてたんだ。何か気分が晴れるようなものはないかなって。
ビジネス書コーナーにも行ったよ。何か生産性アップとか、資産運用とか、そういう現実的なヒントが欲しくて。何冊か手に取って、パラパラめくってみたけど、うーん、なんか今の自分にはしっくりこないっていうか、文字が頭に入ってこないんだよね。今の状況をどうにかしたいって気持ちはあるのに、活字を見ると「もう考えたくない!」ってなっちゃって。
自己啓発系も見てみたんだけど、目次を読んだだけで「頑張れ」って言われてる気がして、今の自分には重すぎた。もっと肩の力を抜いて、心に染み入るようなものが欲しかったんだ。
そんな時、ふと新刊コーナーの一角で「漫画 こころ」が目に飛び込んできたんだよ。ああ、あの漱石の『こころ』が漫画に?って、正直ちょっと意外だった。表紙はね、明治の雰囲気を醸し出しつつも、すごく繊細で美しいタッチの絵で、登場人物たちの表情がすごく印象的だったんだ。特に「先生」のどこか憂いを帯びた瞳に、すっと吸い込まれるような感覚があったんだ。
好奇心に駆られて、試し読みしてみたんだ。すると、驚いたことに、原作のあのちょっと難解だった世界が、漫画の表現で鮮やかに、そしてすごく分かりやすく目の前に広がってきたんだ。セリフ一つ一つ、キャラクターの表情や仕草から、彼らの心の機微が痛いほど伝わってくる。特に、先生と「私」の出会いのシーンとか、Kの陰のある表情とか、まさに「これだ」って思ったんだ。疲れた心に、スーッと染み渡るような、それでいて深いところに響いてくるような感覚。
気づいたら、そのままレジに持って行ってたよ。もうその場ですぐにでも読みたかったんだ。
4週間読んで思ったこと
世界観が良い
あの夏目漱石の小説『こころ』が持つ、独特の重厚さ、人間の心の奥底を深く抉るような世界観が、漫画という形でこんなにも見事に表現されていることに、本当に感動したんだ。原作を読んだ時って、登場人物たちの感情の揺れ動きを想像力で補う部分が大きかったけど、漫画版では美しい絵と巧みな構図によって、彼らの喜びや苦悩、葛藤が視覚的にダイレクトに伝わってくるんだ。明治時代の空気感とか、当時の人々の価値観みたいなものも、細やかな背景描写や服装から感じ取れて、物語の世界に没入する感覚が半端なかった。特に、先生の抱える秘密が少しずつ明かされていく過程とか、人間のエゴや倫理観みたいなものが、改めて現代を生きる私たちにも深く問いかけてくるような、そんな普遍的な魅力に満ちていたよ。
キャラが魅力的
「先生」「私」「K」、そしてお嬢さん。この物語を彩る登場人物たちが、本当に人間臭くて、まるで目の前にいるかのように生き生きと描かれていたんだ。特に「先生」の、どこか達観しているようでいて、心の奥底に深い闇を抱えている複雑な人間性が、漫画ならではの表情や仕草の描写で存分に表現されていたのが印象的だった。そして、「私」の若さゆえの純粋さや戸惑い、Kのストイックさの中に隠された情熱なんかにも、すごく共感できたし、胸が締め付けられるような気持ちになったりもした。彼らが抱える孤独や葛藤って、時代は違えど、現代の私たちにも通じるものがあるから、読み進めるうちに彼らがまるで友人であるかのように感じられて、彼らの行く末をハラハラしながら見守っていたよ。
飽きない
古典文学の漫画化って、たまに展開がゆっくりだったり、現代的なテンポ感からずれたりすることもあるんだけど、『漫画 こころ』は全くそんなことがなかったんだ。むしろ、ページをめくる手が止まらなくなるくらい、ぐいぐい引き込まれていった。それは、原作の持つ物語の面白さはもちろんだけど、漫画ならではの演出が本当に巧みだったからだと思う。緊迫感のあるシーンでのコマ割りや、感情が爆発する瞬間の迫力ある絵、そして繊細な心理描写がセリフだけでなく、表情や視線、背景で表現されていて。特に、それぞれの登場人物の視点が入れ替わるような構成もあって、色々な角度から物語を深く理解できるから、すでに原作を読んだことがある人でも、全く新しい発見があるんじゃないかな。むしろ、原作の理解が深まるような感覚だったよ。
気になった点1
強いて言えば、原作の夏目漱石が紡ぎ出す言葉の、あの独特の美しさや含蓄に富んだ表現って、漫画のセリフだとどうしても置き換えられてしまう部分があるから、そこはちょっと寂しいなって思ったかな。でも、これは漫画というメディアの特性上、仕方のないことだし、その分、現代の言葉でより多くの人に物語の核心を伝えようという意図を感じたよ。むしろ、原文の難しさに尻込みしていた人にとっては、すごく入り口が広くなったんじゃないかなと思うと、これはこれで「アリ」だなって。
気になった点2
それと、何人かのキャラクターの容姿が、私の中で長年培われてきた「こころ」の登場人物のイメージとは、少しだけ違ったかな。特にKなんかは、もっと線が細いイメージがあったんだけど、漫画では結構ガッチリした印象で。でもね、読み進めていくうちに、その漫画オリジナ者のキャラクターデザインが、物語の世界観や彼らの内面を表現するのにすごくマッチしていると気づいたんだ。むしろ、新しい解釈として、新鮮な気持ちで楽しむことができたから、最終的には全く気にならなくなったよ。
作品情報
- 著者: 杉崎 隆(漫画)、夏目 漱石(原作)
- ジャンル: 書籍(漫画)
※詳細は公式サイトで確認を
似た作品と比較
『漫画 こころ』を読んで、真っ先に思い浮かんだのは、やっぱり他の古典文学を漫画化した作品群だね。例えば、手塚治虫先生の『火の鳥』なんかは、人類の普遍的なテーマを壮大なスケールで描いていて、哲学的な深みという点で共通項を感じる。ただ、『火の鳥』がSF的な要素やファンタジーを交えながら人類の歴史を俯瞰的に描くのに対し、『漫画 こころ』はもっと個人の内面に深く潜り込んで、一つの時代、数人の登場人物の関係性を通して、人間のエゴや孤独を凝縮して描いている点が違うかな。よりパーソナルな心の機微に焦点を当てている感じだね。
もう一つは、これも古典文学の漫画化だけど、ヤマザキマリさんの『テルマエ・ロマエ』なんかも比較対象になるかもしれない。これは古代ローマと現代日本を行き来する、文化的なギャップから生まれるユーモアが魅力だけど、『漫画 こころ』はもっと真面目に、そしてシリアスに文学作品のテーマと向き合っている。共通しているのは、漫画という表現方法を使って、普段あまり縁のない時代や文化、あるいは難解に思われがちなテーマを、私たち現代の読者にもグッと引き寄せてくれる力があるところだね。どちらも「漫画だからこそ」という面白さがあるけれど、『漫画 こころ』はエンタメ性だけでなく、深い考察や内省を促してくれるという意味で、また違った価値を持っていると思うんだ。
おすすめな人
この『漫画 こころ』は、ぜひ色々な人に読んでみてほしいんだけど、特にこんな人に強くおすすめしたいな。
まず、「夏目漱石の『こころ』を読んだことがないけど、どんな話なのか気になる」っていう人。原作小説って、やっぱり昔の言葉遣いだったり、読み進めるのに少しハードルを感じる人もいると思うんだ。でも漫画版なら、物語にすんなり入っていけるし、あの素晴らしい世界観を余すところなく体験できるはずだよ。
次に、「昔、原作を読んだけど、内容をもう一度復習したい」って人にもぴったり。私もそうだったんだけど、漫画の視覚的な情報によって、昔読んだ時には気づかなかったキャラクターの心情や物語の深さに、改めて触れることができると思う。新しい発見がきっとあるはずだから。
あとは、「人間関係や人生の複雑さについて、じっくりと考えたい」と思っている人。登場人物たちの心の動きやエゴ、秘密といったものが、現代の私たちの悩みにも通じる普遍的なテーマとして描かれているから、読み終わった後に自分のことや周りの人のことを、いつもより少し深く見つめ直すきっかけになるんじゃないかな。
最後に、私みたいに「日々の生活でちょっと心が疲れてるな」って感じている人。忙しない日常から少し離れて、静かに内省する時間を与えてくれる作品だよ。新築購入で心がざわついていた私に、この漫画がそっと寄り添ってくれたように、きっとあなたの心にも優しい安らぎを与えてくれるはずだから。
FAQ
Q1: 原作小説を読んでいなくても楽しめますか?
A: はい、もちろんです!むしろ、原作を読んでいなくても全く問題ありません。漫画版は、物語の導入から登場人物の背景、心の機微まで丁寧に描かれているので、原作未読の方でもスムーズに物語に入り込んで、その深遠な世界観を存分に楽しめますよ。
Q2: 全巻読むのにどのくらい時間がかかりますか?
A: 個人の読書スピードにもよりますが、私の場合は週末に集中して読んだり、平日の夜に少しずつ読み進めたりして、だいたい4週間で全巻読み切ることができました。一巻あたりのボリュームも適度なので、通勤時間やちょっとした休憩時間にも読みやすいですよ。
Q3: 内容は難しいですか?途中で挫折しませんか?
A: 全然難しくないですよ!原作が持っていた哲学的なテーマはそのままに、漫画ならではの分かりやすい表現で描かれています。登場人物の表情や背景から感情が読み取れるので、活字を読むのが苦手な方でもすらすら読めるはず。挫折することなく、きっと物語に引き込まれると思います。
Q4: どんな雰囲気の漫画ですか?明るい話ですか?
A: 明るいというよりは、ちょっとしっとりとした、人間ドラマが深く描かれた作品ですね。明治時代の情緒ある雰囲気の中で、登場人物たちの心の葛藤や孤独、友情といったテーマが中心になっています。決して暗いだけではなく、心の奥底に染み入るような、じんわりとした感動があります。
Q5: 若い世代の人でも楽しめますか?
A: 大いに楽しめます!人間の普遍的なテーマを描いているので、時代や世代を超えて共感できる部分がたくさんあります。特に、学生時代の友人関係や、大人になってからの人間関係の複雑さに悩んだことがある人には、深く響く内容だと思いますよ。
Q6: 電子書籍と紙の書籍、どちらで読むのがおすすめですか?
A: これは完全に好みによるんですが、私は紙の書籍で読むことをおすすめしたいです。明治時代の美しい絵や繊細な描写は、やはり紙媒体でじっくりと味わうのが格別だと感じました。もちろん、手軽さや持ち運びやすさを重視するなら電子書籍も便利ですよ。
Q7: この漫画はこれで完結ですか?続編はありますか?
A: 『漫画 こころ』は、夏目漱石の原作小説を忠実に漫画化しており、原作と同じく物語は完結しています。なので、この作品で「こころ」の物語は全て読み切ることができますよ。続編が新たに描かれる予定は、今のところ聞いていません。
まとめ
新築マンション購入という大きなイベントを終えて、心がどこかざわついていた私にとって、『漫画 こころ』との出会いは、まさに心の栄養剤だったんだ。正直、最初は古典文学の漫画化なんて、どうなんだろうって半信半疑だったんだけど、読み始めたら最後、あっという間に物語の深い沼に引きずり込まれたよ。
登場人物たちの人間臭さ、心の奥底に潜むエゴや孤独、そして時折見せる優しさに触れて、自分自身の内面と向き合うきっかけにもなったんだ。単なる漫画として消費するだけじゃなくて、読み終えた後もずっと心の中に余韻が残る、そんな作品だった。高価な家具や家電もいいけど、こうして心を満たしてくれる「作品」に出会えることの方が、もしかしたら今の私にとっては、ずっと価値のある買い物だったんじゃないかなって思ってる。もし今、あなたが何か心に響くものを求めているなら、ぜひ一度この『漫画 こころ』を手に取ってみてほしい。きっと、あなたの心にも深く、そして温かく寄り添ってくれるはずだから。

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