📝 この記事のポイント
- 鏡の前で、米粒大のクリームを指先に取った。
- それは無色透明――だが、肌に触れた瞬間、その存在が明確になる。
- スフレのような不思議な質感が、指に沿って溶け、肌の凹凸に入り込む。
鏡の前で、米粒大のクリームを指先に取った。
それは無色透明――だが、肌に触れた瞬間、その存在が明確になる。
スフレのような不思議な質感が、指に沿って溶け、肌の凹凸に入り込む。そして数秒後、表面はサラサラとした感触に変わった――まるで、目に見えないヴェールが、毛穴の上に静かに降りたかのように。
2026年1月現在、化粧下地市場では「無色透明タイプ」が新たな潮流を形成している。ファンデーションの色を邪魔せず、光の反射で毛穴をぼかす――その発想が、筆者をこの製品へと導いた。
ある朝の、小さな発見
洗面台で、顔を洗い終えた後のことだった。
鏡に映る自分の鼻を見て、ため息が出る。開いた毛穴と、Tゾーンのテカリ。化粧下地を重ね、コンシーラーでカバーし、ファンデーションで仕上げる――そのルーティンが、朝の時間を奪っていた。
「5役をこなす化粧下地」という言葉が、SNSのタイムラインに現れたのはそんな時期だ。
保湿、美容クリーム、化粧下地、コンシーラー、パウダー――5つの役割が1本に。しかも無色透明で、26種類の美容成分を配合しているという。その説明に、疑いと期待が同時に芽生えた。
競合製品もいくつかあった。
セザンヌの毛穴レスコンシーラーは715円という圧倒的なプチプラ。キャンメイクのポアレスエアリーベースは、テカリ防止に定評がある。RMKのスムースフィット ポアレスベースは、4,400円のデパコスとして薄膜ヴェールの質感が評価されている。
だが、筆者が求めていたのは「美容成分の充実」だった。
セラミド、フラーレン、アスタキサンチン――26種類の美容成分が肌をケアしながら毛穴をカバーする。その説明に、カートへ入れるボタンを押した。
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10gという容量と、米粒大の可能性
パッケージはピンクとホワイトの落ち着いたデザイン。
手に取った時、最初に感じたのは「軽い」という印象だった。実測10g。クリームタイプの化粧下地としては、かなり少ない容量である。
蓋を開ける――そこには、雲のように白い、スフレ状のクリームが詰まっていた。
指で触れると、マシュマロのように柔らかく、すぐにクリーム状に変化する。この独特のテクスチャーは、説明しにくい新感覚だ。固形とクリームの中間のような、不思議な質感である。
使用量は、米粒1粒分で十分だった。
鼻と頬のTゾーンに塗る。するすると伸び、毛穴の凹凸に入り込んでいく感覚がある。そして約10秒後――指先に感じていた湿り気が消え、サラサラとした質感に変わった。
これが、オイルブロックセンサー機能の効果だろう。
毛穴が消える、という体験
初めて使用した朝、驚きの声が出た。
「え?」
鏡を見ると、鼻の毛穴が――明らかに目立たなくなっている。完全に消えたわけではない。だが、いつもなら影になって目立つ凹凸が、フラットに見えるのだ。
指で触れると、表面はツルツルしている。
その上からクッションファンデーションを重ねた。驚くほど、密着感が高い。ファンデーションが滑らかに伸び、ムラなく肌に馴染む。下地の役割を、確実に果たしていた。
午後3時――いつもならTゾーンがテカり始める時間だ。
だが、その日は違った。鼻も額も、サラサラした状態を保っている。夕方6時まで、メイク崩れはほとんど感じられなかった。
約12時間、その質感は持続した。
完璧ではない、だが許容できる
弱点を2つ挙げる。
1つ目は、カバー力の限界だ。
無色透明という特性上、色ムラを完全に隠すことはできない。濃いシミやニキビ跡には、別途コンシーラーが必要になる。レビューにあった「薄付きでカバー力はあまり無し」という指摘は正しい。
筆者の場合、気になる部分には重ね塗りをしている。だが、それでも完全には隠れない。あくまで「毛穴の凹凸をフラットにする」という機能に特化した製品として捉えるべきだろう。
2つ目は、容量に対する価格だ。
10gで3,984円。1gあたり約398円という計算になる。セザンヌの毛穴レスコンシーラーが7gで715円(1gあたり約102円)であることを考えると、4倍近い価格差がある。
しかし、この価格差には理由がある――美容成分の質と量だ。
セラミド、フラーレン、アスタキサンチン、プラセンタエキス、ビタミンC誘導体。26種類の美容成分が配合され、「化粧品機能評価ガイドライン」に基づく抗シワ試験もクリアしている。
つまり――これは単なる化粧下地ではなく、「美容液として機能する化粧下地」なのである。
その視点で見れば、価格は許容範囲だった。
他の選択肢と、その違い
無色透明タイプの毛穴カバー下地は、2026年のトレンドだ。
セザンヌの毛穴レスコンシーラーは、プチプラで手に入る。皮脂吸着パウダー配合で、サラサラとした仕上がりが魅力だ。だが、美容成分の配合は限定的である。
キャンメイクのポアレスエアリーベースは、皮脂崩れ防止に優れている。混合肌の人には特に向いているだろう。ただし、保湿力はやや弱い。
RMKのスムースフィット ポアレスベースは、薄膜ヴェールの質感が秀逸だ。乾燥崩れにも皮脂崩れにも強い。しかし、毛穴カバー力では他製品に劣る。
ホワイトスキンベールの独自性は、「美容成分の充実度」と「抗シワ試験クリア」という裏付けにある。
毛穴をカバーしながら、肌そのものをケアする――その機能を求める人に、この製品は合うだろう。
逆に、プチプラで十分な機能を求める人や、高いカバー力を最優先する人には、他の選択肢が適している。
米粒大という、新しい習慣
今、ホワイトスキンベールは洗面台の定位置にある。
朝のスキンケアを終えると、この小さな容器を手に取る――それが、新しいルーティンとなった。
米粒1粒分を指先に取り、鼻と頬に塗る。10秒待つ。その後、クッションファンデーションを重ねる。たったそれだけで、毛穴の目立たない肌が完成する。
選択は正しかったという確信が、今ここにある。
完璧な製品ではない。カバー力には限界があり、価格も決して安くはない。
だが、筆者が求めていた「美容成分配合の毛穴カバー下地」として――これは、十分に価値ある1本である。
10gという小さな容器の中に、新しい可能性が詰まっていた。
商品情報
ホワイトスキンベール 毛穴隠し 化粧下地 / 10g / 無色透明 / 26種類の美容成分配合(セラミド・フラーレン・アスタキサンチン等) / 7種の無添加(合成着色料・合成保存料・防腐剤・鉱物油・石油系キレート剤・紫外線吸収剤・界面活性剤) / 抗シワ試験クリア / ¥3,984(税込)
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※この記事は2026年1月時点の使用体験に基づく記録である。
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