📝 この記事のポイント
- 2025年の年末、自宅の書斎でiPadを開いたとき、その画面の美しさに改めて息を呑んだ。
- 11インチのLiquid Retinaディスプレイに映し出されるのは、その日までに完成させた資料が10枚以上。
- 4ヶ月前の私なら、この量をこなすのに丸一週間はかかっていた。
2025年の年末、自宅の書斎でiPadを開いたとき、その画面の美しさに改めて息を呑んだ。11インチのLiquid Retinaディスプレイに映し出されるのは、その日までに完成させた資料が10枚以上。4ヶ月前の私なら、この量をこなすのに丸一週間はかかっていた。
指先でスワイプすると、画面が滑らかに反応する。A16チップの恩恵だ。Apple Pencilでメモを取りながら、別のアプリで資料を確認し、さらに動画を再生する。そんなマルチタスクも、まったくストレスを感じない。画面の色温度が部屋の照明に合わせて自然に調整され、長時間作業しても目が疲れにくかった。
この4ヶ月で、私の仕事のやり方は根本から変わった。週に1回しか取り組めなかった企画書作成が、今では週5回。ノートに手書きしていたアイデアは、すべてこのiPadの中に。そして何より、作業そのものが楽しくなっていた。
突然訪れた、デバイス選びの岐路
2025年9月の初め、仕事用のノートパソコンが不調を起こした。立ち上がりが遅く、アプリを複数開くと動作が重くなる。5年近く使っていたから、そろそろ限界だった。
新しいデバイスを探し始めたとき、私には2つの選択肢があった。もう一度ノートパソコンを買うか、タブレットに切り替えるか。実は数年前から、iPadを仕事用として使う人の話を耳にすることが増えていた。ただ、私自身はタブレットで本格的な作業ができるイメージが湧かなかった。
そんな時、2025年3月に発売されたばかりの「iPad(A16)」の情報を知った。オンラインで色々調べていくうちに、このモデルが従来の第10世代から大きく進化していることがわかった。A16チップを搭載し、128GBストレージが標準になっている。iPad Airとほぼ同時期に発売されたが、価格は5万円台前半と手が届きやすい。
競合製品も見た。Galaxy Tab A9+やLAVIE Tab Liteといった、AndroidタブレットのラインナップもNECやSamsungから充実している。2025年はAndroidタブレットが大きく成長した年で、Xiaomi、Lenovo、Huaweiなどのメーカーが市場シェアを伸ばしていた。価格で見ればAndroidタブレットの方が安価なモデルも多い。
でも、私にはAppleのエコシステムが既にあった。iPhoneを使っていて、写真やメモがiCloudで同期される利便性を知っていた。そして何より、2025年4月に日本語対応が始まった「Apple Intelligence」という新しいAI機能に興味があった。文章の校正や要約、画像生成ができるというこの機能は、iPad AirやiPad Proだけでなく、M1チップ以降を搭載したiPadで使えるはずだった。ただし、このiPad(A16)はM1ではなくA16なので、Apple Intelligenceには対応していない。それでも、将来的にAI機能が拡充される可能性や、基本性能の高さを考えれば、このiPadは十分魅力的だった。
迷いながらも、最終的にiPad(A16)のシルバー、128GBモデルを選んだ。決め手は、A16チップのパフォーマンスと、iPad第9世代と比較して最大50%、第10世代からは30%近く性能が向上しているという公式のアナウンスだった。
届いたその日の、小さな驚き
シルバーの箱を開けたとき、まず感じたのは軽さだった。実測で約481g。これなら片手で持っても負担にならない。カフェやコワーキングスペースに持ち出すことを考えると、この軽さは大きなメリットだった。
ディスプレイの美しさは、電源を入れた瞬間にわかった。11インチのLiquid Retinaは、思っていた以上に鮮やか。True Toneのおかげで、どんな照明の下でも自然な色合いを保ってくれる。ノートパソコンで見ていた資料をiPadで開いたとき、画面の見やすさに驚いた。文字の輪郭がくっきりしていて、写真の色も深みがある。
Touch IDの反応も良かった。トップボタンに指を置くだけで、瞬時にロックが解除される。パスワードを入力する手間がないから、作業を始めるまでのハードルが下がった。
初期設定は簡単だった。iPhoneと同期させると、壁紙もアプリも自動的に引き継がれる。SafariのブックマークやメモアプリのデータもすべてiCloudから読み込まれて、まるで以前から使っていたかのようだった。
ある秋の夜、変化は静かに始まった
使い始めて最初の1週間は、まだ慣れない操作に戸惑った。ノートパソコンのマウスとキーボードに慣れていた私にとって、タッチ操作とソフトウェアキーボードは勝手が違った。でも、Apple Pencil(USB-C)を追加購入してからは、状況が一変した。
ペンで直接画面に書き込めるというのは、想像以上に便利だった。会議中にメモを取る、PDFに注釈を入れる、簡単な図を描く。こうした作業が、紙とペンの感覚に近い形でできる。しかも、デジタルだから検索もできるし、コピー&ペーストもできる。
2週間が過ぎた頃、私は気づいた。企画書を作る頻度が増えている。以前は週に1回、週末にまとめて作業していたのが、今では平日の隙間時間にも取り組めるようになっていた。通勤電車の中でラフを描き、カフェでテキストを打ち込み、帰宅後に仕上げる。iPadの軽さとバッテリー持ちの良さが、こうした働き方を可能にしていた。
最も変わったのは、アイデアを形にするまでのスピードだ。思いついたことを即座にApple Pencilで書き留め、メモアプリで整理し、Pagesで清書する。この一連の流れが、すべてiPad一台で完結する。ノートパソコンを開いて、電源を入れて、アプリを起動して、というステップが省かれただけで、作業へのハードルは驚くほど低くなった。
A16チップの処理能力も申し分なかった。動画を見ながらメモを取り、同時にSafariで調べ物をする。そんなマルチタスクでも、動作が重くなることはほとんどない。Procreateでイラストを描いても、レイヤーをいくつ重ねてもスムーズだった。原神をプレイしたときも、グラフィックが美しく、操作がカクつくこともなかった。
日常に溶け込んでいく、11インチの相棒
1ヶ月が経った頃には、iPadは完全に私の生活の一部になっていた。朝起きて最初に手にするのはiPad。ニュースをチェックし、メールに返信し、その日のタスクをメモアプリで確認する。朝食を食べながら、YouTubeで情報収集する。画面が大きいから、スマホより見やすい。
仕事でも、iPadの出番は増え続けた。クライアントとのオンライン会議では、iPad一台でZoomに接続し、資料を画面共有し、同時にメモを取る。以前ならノートパソコンとメモ帳の二刀流だったのが、今ではiPadだけで済む。
週末は、iPadで電子書籍を読むようになった。Kindleアプリで小説を読み、dマガジンで雑誌をめくり、Netflixでドラマを見る。11インチという画面サイズは、読書にも動画視聴にも最適だった。スマホより大きくて見やすいが、ノートパソコンほど重くない。ソファに寝転びながら使えるのも良かった。
使っていくうちに、いくつかの発見もあった。iPadOSのSplit Viewを使えば、2つのアプリを並べて表示できる。SafariでWebサイトを見ながら、メモアプリでメモを取る。Pagesで文章を書きながら、Safariで情報を調べる。こうした並行作業が、画面の大きさのおかげで快適にできた。
ショートカットアプリも活用し始めた。特定の作業を自動化できるこの機能は、使いこなすほどに便利さが増す。毎朝のルーティンをワンタップで実行したり、特定のファイルを自動でクラウドにバックアップしたり。こうした小さな工夫が、作業効率を少しずつ押し上げていった。
万能ではない、という正直な話
3ヶ月が経った頃、iPadに対する理解も深まり、同時に限界も見えてきた。完璧なデバイスではない、ということだ。
まず、ソフトウェアキーボードでの長文入力は、やはりストレスがある。短いメールやメモなら問題ないが、数千文字の企画書を打ち込むとなると、物理キーボードが欲しくなる。別売りのMagic Keyboardを買えば解決するが、それを含めると価格は跳ね上がる。結局、長文を書くときは自宅のデスクでBluetoothキーボードを接続するようになった。
もう一つは、ファイル管理の煩雑さだ。iPadOSのファイルアプリは年々改善されているが、Windowsのエクスプローラーのような直感的な操作感にはまだ及ばない。複数のフォルダを行き来したり、ファイルをまとめて移動したりする作業は、ノートパソコンの方がスムーズだった。
それでも、これらの欠点は許容できる範囲だった。なぜなら、iPadが提供してくれる「どこでも作業できる」という自由さの価値が、それを上回っていたからだ。重いノートパソコンを持ち歩く必要がなくなり、カフェでも電車でも公園でも、思い立ったその場で作業できる。この軽快さは、一度味わうと手放せない。
他にも選択肢はあった、でも
振り返ってみれば、iPad Air(M3)という選択肢もあった。2025年3月に同時発売されたこのモデルは、M3チップを搭載し、処理性能はさらに上だ。Apple Intelligenceにも対応している。ただし、価格は10万円近くする。
LAVIE Tab LiteやGalaxy Tab A9+といったAndroidタブレットは、価格がもっと安く、2万円台から手に入る。ただ、これらのモデルはiPadほどアプリのラインナップが充実していないし、Apple PencilのようなペンもApple製品ほど精度が高くない。勉強や書き込み用途なら、Galaxy Tabシリーズは優れた選択肢だが、私の場合はAppleのエコシステムとの統合が重要だった。
最終的に、iPad(A16)は私にとって最適なバランスだった。性能は十分、価格は手頃、そして軽くて持ち運びやすい。高性能を求めるならiPad ProやiPad Airがあるし、予算を抑えたいならAndroidタブレットがある。でも、日常使いと仕事の両方をこなせる万能選手として、このiPadは理想的だった。
週1回が週5回になった、その意味
4ヶ月前の私は、企画書を作るのに週末の数時間をまるごと使っていた。それが今では、平日の隙間時間に少しずつ進められるようになった。通勤電車の15分、昼休みの20分、寝る前の30分。こうした短い時間を積み重ねて、週に5回、企画書を仕上げている。
週1回だった私が、週5回になった。これは単純に5倍という数字以上の意味がある。作業が日常に溶け込んだということだ。「週末に頑張る」から「毎日少しずつ進める」へ。このシフトは、私の働き方そのものを変えた。
ストレスも減った。締め切り直前に慌てて仕上げることが減り、余裕を持って納品できるようになった。クライアントからの評価も上がり、新しい案件も増えた。そして何より、仕事が楽しくなった。アイデアを形にするプロセスが、苦痛ではなく喜びに変わった。
週1回だった私が、週5回になる。この変化を、あなたにも体験してほしい。通勤時間も、カフェでの休憩時間も、すべてが創造の時間に変わる。重いノートパソコンを持ち歩く日々から、軽やかに作業できる自由へ。私の生活を変えてくれたのは、このApple 11インチ iPad(A16)だった。
デジタル疲れの時代に、ちょうどいい選択
2026年の今、私たちは膨大なデジタル情報に囲まれている。スマホの通知は鳴り止まず、パソコンの前に座れば仕事が始まる。そんな中で、iPadは不思議なバランスを保っている。スマホほど気が散らず、パソコンほど仰々しくない。
iPad(A16)は、プロ向けの最高性能を追求したデバイスではない。でも、日常の作業を快適にこなすには十分すぎる性能を持っている。動画を見る、メモを取る、資料を作る、電子書籍を読む、ゲームを楽しむ。こうした「普通」の使い方において、このiPadは期待を裏切らない。
万人向けではない。長文を毎日書く人には、物理キーボードが欠かせないだろうし、プロのクリエイターにはiPad Proの方が合っている。ゲーム専用なら、もっと特化した選択肢もある。
でも、仕事も趣味も、どちらもバランス良くこなしたい。そんな30代の私にとって、このiPadはぴったりだった。軽くて持ち運びやすく、性能は十分、価格も納得できる範囲。
今日も、iPadと共に
2026年1月現在、私は毎日iPadを手にしている。朝のニュースチェックから、仕事の企画書作成、夜のリラックスタイムまで。11インチの画面は、私の日常に自然に溶け込んでいる。
書斎の机の上には、iPadとApple Pencilが並んでいる。今日も、新しいプロジェクトのアイデアをメモし、資料を作り、クライアントにメールを送った。4ヶ月前には想像もできなかった働き方が、今では当たり前になっている。
iPadを閉じると、薄さに改めて驚く。これだけの機能が、この薄さと軽さに収まっている。技術の進歩を実感する瞬間だ。そして明日も、このiPadと共に新しい一日が始まる。
商品情報
Apple 11インチ iPad(A16) / 11インチLiquid Retinaディスプレイ、A16チップ、128GB、Wi-Fi 6、Touch ID / ¥53,800(税込)
※この記事は2026年1月時点の個人的な使用体験に基づいています。
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