📝 この記事のポイント
- 深夜、部屋の明かりを消して、私はある漫画を読み終えた。
- 静まり返ったリビングで、ただ表紙のDr.ネクロが私を見つめている。
- 紫の髪、妖艶で危うい微笑み、その足元に広がる緻密な装飾。
深夜、部屋の明かりを消して、私はある漫画を読み終えた。静まり返ったリビングで、ただ表紙のDr.ネクロが私を見つめている。紫の髪、妖艶で危うい微笑み、その足元に広がる緻密な装飾。彼女の存在感があまりに強烈で、読み終えた後も興奮が冷めやらない。正直に言うと、最近は紙の漫画を手に取ることがめっきり減っていた。スマートフォンの画面で手軽に読めるデジタルコンテンツが主流になって、本屋に立ち寄る機会も少なくなっていたんだ。でも、この『KEYMAN』という作品の表紙をオンラインで見つけた瞬間、なんだか特別なオーラを感じたんだよね。恐竜型獣人の警部と、謎めいた魔女のような少女が織りなす物語。その設定だけで、私の好奇心はマックスに振り切れた。
最初の印象
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KEYMAN(2) (RYU COMICS)
『KEYMAN』と出会ったのは、本当に偶然だった。ふと、面白い漫画がないかなと思ってネットで検索していた時に、その表紙が目に飛び込んできたんだ。アメコミを思わせる濃密な線と、日本の漫画特有の繊細な表情が混じり合った絵柄に、まず度肝を抜かれた。超人、獣人、人間が共存する世界で、街のヒーローであるKEYMANが殺害される。その事件を追うのが、まさかの恐竜型獣人警部アレックスと、年齢不詳の魔術師Dr.ネクロ。この設定を聞いただけで、「これは読まねば!」って強く思った。今まで読んできたどの作品とも違う、強烈な個性と物語の深さを予感させるものがあったんだ。これは、ただのヒーローものじゃないぞ、と。
実際に読んでみて
1巻を読み始めたら、もう止まらなかった。すぐに2巻も手に入れて、一気に読み進めたよ。リュウコミックスというレーベルは、正直、書店で滅多に見かけることはなかったけど、どうやら「尖った作家」を世に出すことで知られているらしい。作者のわらいなくさんも、当時は新人だったというから驚きだ。新人が描いているとは思えないほどの、圧倒的な密度と熱量。ページをめくるごとに、物語の世界にどんどん引き込まれていく。作中に登場する「キーマン」と呼ばれる存在には、身体のどこかに鍵穴があるんだけど、その位置に法則性がないという設定も謎めいていて、次の展開が気になって仕方なかった。2巻では、アレックス警部の元奥さんが誰なのか、Dr.ネクロの弟子についても語られる。登場人物たちの因縁が少しずつ明かされていく様子は、まるでパズルのピースがはまっていくような快感があるんだ。恐竜の姿をした警部に家族がいたという事実は、このファンタジックな世界に不思議なリアリティを与えていたね。
良かったところ
- 唯一無二の世界観とキャラクター
アメコミの力強さと日本漫画の奥深さが融合した世界観は、他では味わえない中毒性がある。特にDr.ネクロのキャラクターデザインは秀逸で、彼女のミステリアスな魅力にどっぷりハマってしまった。超人と獣人と人間が織りなす物語は、常に新しい驚きを与えてくれる。
- 作品に込められた圧倒的な熱量と情報量
細部まで描き込まれたビジュアル、キャラクター一人ひとりの背景に隠された物語、そして読者の想像力を掻き立てる謎の数々。巻末には作者のデビュー作や安彦良和先生との対談も収録されていて、作品への理解を深めると同時に、作者の情熱と編集部の期待がひしひしと伝わってくるんだ。この厚みが、単なる漫画以上の体験を与えてくれる。
- 作者の成長と進化を感じられる
デビュー作「孫市がいくさ」を読むと、わらいなくさんの短期間での画力と構成力の進化が驚くほどよくわかる。若き才能が、この作品を通してどれだけの熱量と覚悟を持って漫画と向き合っているのかが伝わってきて、読者としてその成長を見守るのが本当に楽しい。
気になったところ
- 戦闘シーンの視認性
激しいアクションシーンは迫力満点なんだけど、時々コマ割りが複雑すぎて、何が起こっているのか一瞬追いきれないことがあるんだ。もう少し動きの流れがスムーズだと、さらに没入感が増すのにな、とは思った。
- 書店での出会いにくさ
これだけ素晴らしい作品なのに、一般的な書店ではなかなか見かけないのが残念だよね。もっと多くの人にこの傑作を手に取ってほしいと心から願う。もし見つけたら、それは運命の出会いだと思う。
どんな人に向いてる?
- 新しい漫画体験を求めている人。
- 濃密で独特な世界観にどっぷり浸かりたい人。
- アメコミのような力強い絵柄と、日本的な繊細な物語性の両方が好きな人。
- 謎解き要素や、キャラクターの過去が少しずつ明かされていく過程を楽しみたい人。
- 単なる勧善懲悪ではない、奥行きのある人間ドラマ(獣人ドラマ?)に触れたい人。
読み終えて数日の今
『KEYMAN』を読み終えて数日経った今も、あの世界観が頭から離れない。Dr.ネクロの妖しい笑みや、アレックス警部の不器用な正義感、そして物語に散りばめられた多くの謎が、私の心の中でずっと渦巻いている。次にどんな展開が待ち受けているのか、作者のわらいなくさんがどんな新しい驚きを見せてくれるのか、今から楽しみで仕方ないんだ。友達にも「これ、絶対読んでみて!」と熱弁しちゃったくらい、私にとって衝撃的な出会いだったよ。
『KEYMAN』は、読む人の心を強く揺さぶる力を持った作品だ。完璧ではないかもしれないけれど、その不完全さも含めて、作者の情熱と個性が詰まっている。もしあなたが、日常に少しだけ刺激が欲しい、新しい物語に心を奪われたいと思っているなら、ぜひ一度この作品を手に取ってみてほしい。きっと、私と同じように、夜が更けてもページをめくる手が止まらなくなるはずだから。
KEYMAN(2) (RYU COMICS)
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KEYMAN 2巻を読んだ夜、恐竜警部と魔女の物語に魅了された30代
深夜2時、部屋の電気を消して読み終えた。表紙のDr.ネクロが、紫の髪を揺らしながらこちらを見つめている。妖艶で、どこか危うい笑みを浮かべる彼女の足元には、細かく描き込まれた装飾が施されている。ページをめくる手が止まらなかった。恐竜型獣人の警部と、謎めいた魔女のような少女が織りなす物語は、アメコミ調の...
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