iFLYTEK AINOTE 2を3週間、毎朝の議事録係が本気で使った

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📝 この記事のポイント

  • 朝9時の定例会議で、私はいつものようにノートPCを開いていた。
  • テーブルの上には、わずか4.2mmの薄さの電子ノートが置いてある。
  • 起動すると、10.65インチのE-Ink画面が目の前に広がった。

2026年1月の火曜日。朝9時の定例会議で、私はいつものようにノートPCを開いていた。でも、今日は少し違う。テーブルの上には、わずか4.2mmの薄さの電子ノートが置いてある。iFLYTEK AINOTE 2だ。

起動すると、10.65インチのE-Ink画面が目の前に広がった。思ったより大きい。A5ノートより少し小さいくらいか。会議が始まると同時に、画面上部の録音ボタンを押した。すぐに音声が文字として表示され始める。「今日の会議では、ユーザー中心設計について…」という上司の声が、リアルタイムでテキストに変換されていく。

画面下部には、付属のスタイラスペンでメモを書き込める領域がある。私は「デザインの視点から」と走り書きした。ペンの追従性がいい。遅延をほとんど感じない。紙に書いているみたいだ、と思った。iPadで書くときのような、あの微妙な違和感がない。

iFLYTEK AINOTE 2

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音声文字起こしと手書きの同居

このデバイスを見つけたのは、2025年の終わりだった。Instagramのタイムラインでたまたま見かけた投稿だった。「#AI電子ノート」のハッシュタグで誰かがAINOTE 2の使用例を投稿していた。会議の文字起こしとメモが同じ画面に表示されている写真だった。コメント欄には「これ欲しい」「議事録作成が楽になりそう」という声が並んでいた。

調べてみると、iFLYTEKという中国の企業が開発した製品だった。1999年創業の音声認識技術の老舗で、2026年時点では音声AIの分野では世界的な企業になっている。AINOTE 2は、2025年12月に日本で発売されたばかりの最新モデルだった。10.65インチという大画面に、ChatGPT-5を搭載し、16言語の文字起こしと11言語のリアルタイム翻訳に対応しているという。

私は週に2〜3回、会議の議事録を担当している。これまではノートPCで録音しながら、要点をWordに打ち込んでいた。でも、話す速度に追いつけないことが多かった。会議に集中すると記録が疎かになり、記録に集中すると会議の流れを見失う。このジレンマを抱えていた。

他の選択肢も検討した。iPadとApple Pencilの組み合わせも考えた。BOOXのNote Air 3やreMarkable 2といった、E-Inkタブレットも候補に入れた。でも、AINOTE 2の「音声文字起こし」と「手書きメモ」が同時にできる点が決め手になった。購入することにした。

紙のような画面と、思考の流れ

届いたAINOTE 2を開封したときの第一印象は「軽い」だった。295gしかない。iPad Air(約460g)より圧倒的に軽い。厚さ4.2mmという薄さも驚きだった。バッグの隙間にすっと滑り込む。これなら毎日持ち歩ける、と思った。

E-Ink画面は白黒だ。カラー表示はできない。でも、その白黒の画質が紙に近い。300ppiの解像度で、文字がくっきりと見える。蛍光灯の下でも、窓際の明るい場所でも、画面が白飛びしない。目が疲れにくい。長時間見ていても、液晶画面のような目の奥の疲労感がない。

スタイラスペンはワコムと共同開発したものだという。ペン先は樹脂製で、画面に触れるとわずかな抵抗がある。この抵抗が、紙に書いている感覚に近い。筆圧は4096段階に対応していて、強く書けば太く、弱く書けば細くなる。

最初の1週間は、会議のたびに起動した。金曜の午後、マーケティングチームとの打ち合わせ。土曜の朝、オンラインでの勉強会。日曜の夕方、友人とのプロジェクト会議。AINOTE 2を膝の上に置いて、録音ボタンを押す。会話が始まると、画面上部に文字が流れる。私は画面下部に、気になったキーワードや疑問点を書き込む。

手書きメモに「○」や「☆」のマークを付けると、それが自動でToDoリストや重要事項に振り分けられる機能がある。試してみた。「次回までに資料作成」という一文の先頭に「○」を書くと、カレンダーのタスクページに自動でテキスト化されて保存された。文字認識の精度は、楷書で丁寧に書けば80%くらいだった。走り書きだと精度が落ちる。でも、後から手動で修正できるから、大きな問題ではなかった。

ChatGPT-5が作る議事録の、癖

ChatGPT-5による議事録の自動作成機能も使ってみた。録音した会議の文字起こしデータを選択して、AIボタンを押す。「議事録を作成してください」と入力すると、数十秒で要約が生成された。

ただ、この要約には癖があった。欧米のAIとは少し違う、独特のトーンだった。重要なポイントは押さえているけれど、文脈の微妙なニュアンスがずれることがある。例えば「検討する」という表現が「実施する」と解釈されたり、提案なのか決定なのかが曖昧になったりした。中国発のAI特有の、文化的な解釈の違いかもしれない、と思った。レビューでも同じような指摘を見かけた。

でも、修正はできる。生成された議事録を見ながら、手書きで加筆修正する。それをテキスト化してWordファイルにエクスポートする。以前は1時間かかっていた議事録作成が、30分程度に短縮された。それでも価値はあった。

気になる点と、それでも使い続ける理由

完璧ではない。気になる点もいくつかあった。

まず、動作速度だ。E-Inkディスプレイの特性上、画面の切り替えやページめくりは、iPadのようなサクサク感はない。ワンテンポ遅れる。急いでいるときには、少しイライラした。でも、慣れてくると、この「ゆったりした動作」が逆に心地よくなった。焦らずに、じっくり考える時間が生まれる。

次に、手書き文字のテキスト化精度だ。丁寧に書かないと認識されない。私の癖字では、特に厳しかった。「確認」という字が「碗認」と認識されたこともある。でも、これも慣れだ。意識して丁寧に書くようになった。結果的に、自分の字が少し綺麗になった気がする。

バッテリーの持ちは素晴らしかった。1日30分程度の使用なら、2週間は充電なしで使える。Googleカレンダーとの連携もスムーズだった。PCやスマホでスケジュールを見ながら、AINOTE 2でメモを取る。情報が一元管理できた。

全体としての完成度は高い、と思った。細かい不便さはあるけれど、それを補って余りある価値がある。会議に集中できるようになった。議事録作成の負担が減った。頭の中が整理された。

他の選択肢との比較

BOOX Note Air 3も候補に入れていた。Androidアプリが自由に使えて、カラー表示にも対応している。価格も約6万円台と、AINOTE 2より少し手頃だ。でも、BOOX Note Air 3には音声文字起こし機能が標準搭載されていない。別のアプリを入れる必要がある。

reMarkable 2は、書き味では最高だという評判だった。紙に一番近い感覚だと。でも、音声機能がない。そして、クローズドなシステムで、できることが限られている。

結局、私には「音声文字起こし」と「手書きメモ」の両方が必要だった。会議という、リアルタイムで情報が流れる場面で、両方を同時に扱えることが重要だった。AINOTE 2は、その要求を満たしていた。

こういう人には合わないかもしれない

すべての人に向いているわけではない。例えば、カラー表示が必要な人には向かない。漫画や雑誌を読みたい人、資料に色分けが必要な人には、物足りないだろう。

サクサク動くデバイスが好きな人にも合わない。iPadのような軽快な動作を期待すると、ストレスを感じるかもしれない。E-Inkの特性を理解して、ゆったりした動作を楽しめる人向けだ。

逆に、こういう人にはぴったりだと思う。会議や講義で、話を聞きながらメモを取る必要がある人。議事録を作成する機会が多い人。紙のノートから脱却したいけれど、デジタルの冷たさが苦手な人。長時間画面を見ても目が疲れにくいデバイスが欲しい人。

私にとっては、間違いなく正解だった。

3週間後の火曜日、そしてこれから

3週間が経った今、AINOTE 2は私の仕事の一部になっている。

火曜日の朝、定例会議。私はもうノートPCを開かない。テーブルの上には、AINOTE 2だけがある。会議が始まると、録音ボタンを押す。スタイラスペンを手に取る。議論の流れを追いながら、重要なポイントを書き込む。会議が終わると、AIに議事録の下書きを作らせる。修正して、チームに共有する。一連の流れが、スムーズになった。

金曜の夜、週次レビューをする。AINOTE 2のカレンダー機能には、1週間の活動が自動でまとめられている。どの会議で何を話したか、どのタスクが完了したか。振り返りがしやすい。来週の計画を立てる。スタイラスペンで書き込む。「○」マークを付けて、ToDoに登録する。

来週も、きっと火曜の朝には起動している。会議室のテーブルに置いて、録音ボタンを押している。そして、また新しい発見をするに違いない。AINOTE 2との3週間で、私の働き方は少し変わった。より集中できるようになった。より効率的になった。

このデバイスは、完璧ではない。でも、私にとっては、いま必要なツールだった。


商品情報

iFLYTEK AINOTE 2 電子ノート / 10.65インチ E-Ink タブレット、超薄型4.2mm、重量295g、ChatGPT-5搭載、16言語文字起こし対応、Android 14、Google Play完全対応 / ¥98,800(税込)

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この記事は、筆者が2026年1月に約3週間使用した個人的な体験に基づいています。使用感には個人差があります。

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