📝 この記事のポイント
- 2026年1月、私はリビングのソファに座って、『しあわせは食べて寝て待て Blu-ray BOX』の特典映像を観ていた。
- 2025年10月25日に発売されたこのBlu-ray BOXは、2025年4月から5月にかけてNHKで放送されたドラマ10の全9話を収録したものだ。
- 桜井ユキさん主演、加賀まりこさんと宮沢氷魚さんが共演。
2026年1月、私はリビングのソファに座って、『しあわせは食べて寝て待て Blu-ray BOX』の特典映像を観ていた。
2025年10月25日に発売されたこのBlu-ray BOXは、2025年4月から5月にかけてNHKで放送されたドラマ10の全9話を収録したものだ。桜井ユキさん主演、加賀まりこさんと宮沢氷魚さんが共演。膠原病を患った38歳の女性・麦巻さとこが、団地での暮らしと薬膳を通じて、身近にある幸せを見つけていく物語だった。
放送当時、私は毎週火曜の夜10時を楽しみにしていた。
火曜の夜、待ち遠しかった45分
2025年4月1日、第1話が始まった。
桜井ユキさんが演じる麦巻さとこの、疲れやすい身体を引きずるような歩き方。家賃5万円の築45年の団地に引っ越して、隣の大家・美山鈴さん(加賀まりこ)と出会う。そして、鈴さんと同居している訳あり料理番・羽白司(宮沢氷魚)の作る薬膳料理を食べて、少しずつ表情が変わっていく。
Xでは「#しあわせは食べて寝て待て」のハッシュタグで、毎週視聴者が感想を書き込んでいた。2026年1月時点で約12,000件の投稿がある。「癒される」「薬膳が気になる」「加賀まりこさんの優しさに泣いた」。共感するツイートが、毎週並んでいた。
私が特に心に残ったのは、鈴さんのセリフだった。
「これまでの自分と比べるから、しんどくなるんじゃない? こう考えたらどうかしら、新しい自分になったんだって」
病気を抱えた自分が許せないさとこに、鈴さんが優しく語りかけるシーン。その言葉が、スクリーンを超えて、私にも届いた気がした。
録画で観ていたはずなのに
最終回が放送されたのは、2025年5月27日だった。
全9話を録画していた。いつでも観られる。そう思っていた。でも、最終回が終わった後、なぜだか録画を消す気になれなかった。もう一度観たくなるかもしれない。そう思って、残しておいた。
Instagramでは、桜井ユキさんがクランクアップのショットを投稿していた。「本当に大切な大好きな作品」というコメントと共に、撮影現場での笑顔の写真。コメント欄には「麦巻ロスがハンパない」「また会いたいな」「続編ができますように」という声が溢れていた。
2025年6月、日刊ゲンダイのコラムで、このドラマについて書かれた記事を読んだ。「無理せず自分を大切にする生き方を教えてくれた」という評価だった。確かに、そうだと思った。薬膳の知識も増えたけれど、それ以上に、「一歩一歩ですよ、きっと山登りみたいなものなんです」という司の言葉や、「未来は不安ばかりじゃない。何か自分にできることを見つけていけたら」というさとこの言葉が、心に残っていた。
そして、2025年10月25日、Blu-ray BOXが発売された。
土曜の午前、開封した
購入を決めたのは、特典映像の存在を知ったからだった。
オーディオコメンタリー(第2話と第4話)、土スタ特集、ありがとうSP、そしてPR集。放送中には観られなかった、キャストのインタビューや舞台裏が収録されている。さらに、ブックレット16ページには、ドラマで出てきた料理のレシピが載っているという情報もあった。
届いたBlu-ray BOXを、土曜の午前中に開封した。パッケージには、さとこが料理をしている柔らかな表情の写真。3枚組のBlu-rayディスクと、ブックレットが入っていた。
ブックレットをめくると、確かに数個のレシピが載っていた。鶏団子スープ、お粥、薬膳の基本的な考え方。レビューに「レシピやドラマの中で語られていたプチ薬膳情報をまとめた本を出してもらえると嬉しい」という声があったけれど、私もそう思った。もっと詳しい薬膳の情報が欲しかった。
日曜の午後、特典映像を
日曜の午後、私はオーディオコメンタリーを観た。
第2話と第4話の音声特典には、桜井ユキさん、宮沢氷魚さん、加賀まりこさんのトークが収録されていた。撮影の裏話、印象に残っているシーン、役に込めた思い。放送では観られなかった、彼らの素の声が聞こえてくる。
気になった点もあった。特典映像の収録時間が、思ったより短かった。もっとキャストのインタビューや、制作の裏側を詳しく知りたかった。それに、ブックレットのレシピも数個だけ。もっと充実していたら、もっと良かったのに、と思う部分もあった。
でも、それでも、このBlu-ray BOXには価値があった。録画では得られない、パッケージとして手元に置いておける安心感。いつでも観られるという確信。そして、特典映像とブックレットという、プラスアルファの楽しみ。
2026年、ドラマは続いている
『しあわせは食べて寝て待て』は、2025年5月度のギャラクシー賞月間賞を受賞している。水凪トリさんの同名人気漫画を原作にドラマ化し、病で生活が一変した主人公が、薬膳や団地の人々との交流を通じて自分なりのしあわせを見つけていく物語が評価された。
原作漫画『しあわせは食べて寝て待て』は、秋田書店の『フォアミセス』で2020年3月号から連載されている作品だ。「このマンガがすごい!2022」ではオンナ版8位を獲得している。作者の水凪トリさん自身が指定難病のシェーグレン症候群を患い、薬膳を実践したところ調子が良くなった経験を漫画にしたという背景がある。
2026年1月の今、Instagramでは「#薬膳」のハッシュタグが約48万件、「#団地暮らし」が約6万7,000件の投稿がある。このドラマをきっかけに、薬膳や団地に興味を持った人も多いようだ。
レビューの中に、「持病がある自分も励まされる」という声があった。膠原病という難しい病気を抱えながらも、前向きに生きようとするさとこの姿が、同じように病気と向き合っている人たちの心に届いたのだと思う。
来週も、きっと
来週も、きっとBlu-rayを再生している。第1話から観直すかもしれないし、お気に入りの第7話だけを観るかもしれない。特典映像をもう一度観て、桜井ユキさんたちの声を聞いているかもしれない。
録画を消して、Blu-rayを買った。それは、このドラマを「所有したい」と思ったから。いつでも観られる安心感と、パッケージとして手元に置いておける満足感。そして、特典映像という、放送では得られなかった楽しみ。
「しあわせは食べて寝て待て」というタイトル通り、焦らず、ゆっくりと。このドラマは、そんな生き方を教えてくれた。来週も、きっとこのBlu-rayを手に取っている。そして、笑顔になっている。
しあわせは食べて寝て待て ブルーレイ BOX 全3枚
出演:桜井ユキ、宮沢氷魚、加賀まりこ
原作:水凪トリ「しあわせは食べて寝て待て」(秋田書店)
Blu-ray 3枚組 / 収録時間:400分+特典映像 / 2025年10月25日発売
この記事は個人的な視聴体験に基づくものです。記事執筆時点:2026年1月
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