GPD Pocket4を3ヶ月、満員電車で使い続けた

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📝 この記事のポイント

  • 2026年1月のある朝、千葉から都内へ向かう総武線の車内で、私は手のひらサイズのPCを開いていた。
  • 8.8インチの画面は、混雑した車内でも周囲の人に迷惑をかけるほど大きくない。
  • キーボードは予想以上に打ちやすく、メールの返信や簡単な資料の確認なら、十分にこなせる。

2026年1月のある朝、千葉から都内へ向かう総武線の車内で、私は手のひらサイズのPCを開いていた。8.8インチの画面は、混雑した車内でも周囲の人に迷惑をかけるほど大きくない。キーボードは予想以上に打ちやすく、メールの返信や簡単な資料の確認なら、十分にこなせる。

それが、GPD Pocket 4だった。

GPD Pocket4

GPD Pocket4 天空オリジナルパッケージ モバイルAIノートPC 小型軽量 8.8インチ(2560×1600/144Hz)10点タッチ液晶 HDMI出力 500万画素WEBカメラ Bluetooth 5.3/Wi-Fi 6E 指紋認証 モジュール式 約770g 45Wh急速充電対応 Windows11 Home (Ryzen7 8840U/16GB/1TB)

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Instagramで見かけた小さなPC

最初にこのPCを知ったのは、InstagramとThreadsで見かけた投稿だった。2025年2月に日本で発売されて以来、#UMPC、#GPDPocket4 というハッシュタグで、何百という投稿が上がっていた。特に印象的だったのは、あるエンジニアの投稿だった。満員電車の中で、この小さなPCを使ってコードを書いている写真。「これ、本当に使えるの?」と半信半疑だった。

2025年の秋頃から、UMPCというカテゴリーが再び注目を集め始めていた。かつて2000年代に一度姿を消したこのジャンルが、2026年の今、AIチップの進化とともに復活を遂げている。GPD Pocket 4は、AMD Ryzen AI 9 HX 370という最新のAIプロセッサーを搭載した、その象徴的な存在だった。

調べているうちに辿り着いたのが、このGPD Pocket 4だった。重さは約770g。iPadよりわずかに重いが、フルWindowsが動く。8.8インチの画面は144Hzのリフレッシュレートに対応し、解像度は2560×1600。数字だけ見ても、これが「小さいPC」という枠を超えていることがわかった。

届いた日、ベランダで

注文から1週間後、黒い箱が届いた。土曜の午後、私はベランダでその箱を開けた。本体は想像以上にコンパクトで、手のひらにすっぽりと収まるサイズ。アルミニウム合金の筐体は、マットな質感で高級感がある。指紋が少し目立つが、それ以上に「これは良いものだ」という感触が伝わってきた。

100Wの電源アダプターと、USB-Cケーブル、それにマニュアル。付属品はシンプルだった。ディスプレイを開くと、8.8インチの画面が目の前に広がる。Pocket 3から10パーセント大きくなったというこの画面は、思っていた以上に見やすかった。ベゼル幅を抑えた設計のおかげで、筐体サイズを最小限に抑えながらも、視認性を確保している。

キーボードは「チョコレートキーボード」と呼ばれるアイランドスタイル。キーピッチは16.5mmで、一般的なノートPCの19mmより狭い。でも、タイピングしてみると、意外なほど打ちやすい。3日もすれば、このキーピッチに慣れた。1週間後には、むしろこのサイズが心地よくなっていた。

最初の1ヶ月、通勤電車で

購入から最初の1ヶ月は、主に通勤電車で使った。朝7時半の総武線は、いつも混雑している。でも、GPD Pocket 4なら、立ったまま片手で持ちながら操作できる。右手でタッチパッドを操作し、左手でマウスボタンをクリックする。この配置が、立った状態での操作を想定して設計されていることに気づいた。

最初は戸惑った。タッチパッドがクリックできない。ドラッグ操作は、左側のマウスボタンに頼らなければならない。でも、これも慣れだった。1週間もすれば、無意識にマウスボタンを使いこなしていた。

電車の中で、メールの返信をする。資料を確認する。簡単な文書を作成する。そんな作業が、驚くほど快適にこなせた。Ryzen 7 8840Uを搭載した私のモデルは、Officeアプリがサクサク動く。Excelのシートもスムーズにスクロールし、Zoomも問題なく起動する。

ある日、電車の中でZoom会議に参加した。500万画素のカメラは、車内の薄暗い照明でもクリアに映してくれた。オートフレーミング機能が顔を自動で追跡し、まるでスタジオで撮影しているかのような映像を届けてくれた。

金曜の夜、部屋の電気を消して

金曜の夜、仕事が終わって帰宅すると、私はまずGPD Pocket 4を起動する。部屋の電気を消して、カーテンを閉めて、144Hzのディスプレイでゲームを始める。このPCは、ゲーム用に設計されたわけではない。でも、AMD Radeon 890M グラフィックスは、軽めのゲームなら十分に対応できる。

ある夜、Forza Horizon 5を起動してみた。グラフィック設定を「非常に低」にして、720pの解像度で。フレームレートは安定していた。1080pでは少し重くなるが、720pなら快適にプレイできる。約3時間プレイして、バッテリー残量は30パーセント。公称では約9時間の連続使用が可能だが、ゲームをすると当然短くなる。それでも、3時間プレイできれば十分だと思った。

2ページ目、3ページ目、そしてInstagramへ

休日の午後、リビングのテーブルで、私はこのPCを使って仕事をしている。ディスプレイを180度回転させて、タブレットスタイルに。タッチスクリーンで資料に注釈を書き込む。静電容量式スタイラスは別売りだが、指でも十分に操作できる。

ある時、完成した資料のスクリーンショットを撮って、Instagramに投稿してみた。「#GPDPocket4」「#UMPC」「#モバイルワーク」というハッシュタグを付けて。数時間後、コメントが何件も付いていた。「これ気になってました」「どうですか、使い心地は?」「私も欲しい」。

2026年の今、UMPCは単なるガジェット好きのおもちゃではなく、実用的な仕事道具として認識され始めている。AI機能を搭載したRyzen AIプロセッサーは、ローカルでのAI処理を可能にし、クラウドに頼らずに高度な作業ができる。これは、プライバシーを重視する時代において、大きな意味を持つ。

モジュール式の可能性

GPD Pocket 4の特徴のひとつが、背面のモジュール式拡張ポートだ。標準ではmicroSDカードスロットが搭載されているが、これをRS-232ポートやKVMモジュール、4G LTEモジュールに交換できる。私はまだ交換していないが、サーバー管理やネットワーク機器のセットアップをする人にとって、これは大きな魅力だと思う。

ある日、エンジニアの友人にこのPCを見せたところ、目を輝かせていた。「KVMモジュールが使えるなんて」。シリアルコンソールを使う現場は、2026年の今でも多い。このPCがあれば、余計なケーブルを持ち歩く必要がなくなる。

USB4ポートも搭載している。外部GPUを接続すれば、さらに高度なグラフィック処理も可能だ。私は試していないが、可能性は無限に広がる。HDMI 2.1ポート、USB 3.2 Gen2 Type-A、LANポート。この小さな筐体に、これだけのインターフェースが詰め込まれている。

気になる点もあった

完璧なPCはない。GPD Pocket 4も例外ではない。

まず、ファンの音。高負荷時には、ファンが全速で回転する。静音モードに切り替えれば多少マシになるが、図書館のような静かな場所では気になるかもしれない。ただ、私は通勤電車やカフェで使うことが多いので、それほど問題にはならなかった。

もうひとつは、バッテリー駆動時間。公称9時間だが、実際にはOffice作業で約5時間、ゲームで約3時間だった。丸一日外出する時は、100W PD対応の充電器を持ち歩く必要がある。ただ、30分で50パーセントまで充電できる急速充電に対応しているので、カフェで休憩しながら充電すれば問題ない。

そして、画面の明るさ。500nitのピーク輝度は、室内では十分だが、真夏の直射日光下では少し見にくくなる。ただ、これは多くのノートPCに共通する問題だ。

こうした点が気になる人もいるだろう。でも、私にとっては、それらは許容できる範囲だった。このサイズで、このスペックで、これだけの機能を詰め込んでいることの方が、圧倒的に価値がある。

他の選択肢もある

GPD Pocket 4を選ぶ前に、私はいくつかの競合製品も検討した。

同じGPDのWIN Miniは、ゲーミングに特化したモデルだ。コントローラーが付いているので、ゲームをするなら最適だろう。でも、私は仕事での使用を重視していたので、キーボード重視のPocket 4を選んだ。

One XPlayerのG1も魅力的だった。着脱式デュアルキーボードを搭載し、同じ8.8インチ、同じ144Hzディスプレイ。スペック的にはGPD Pocket 4と遜色ない。ただ、Pocket 4の方がコンパクトで、持ち運びやすいと感じた。

ASUS ROG AllyやMSI CLAWは、ゲーミングUMPCの人気モデルだ。7インチのディスプレイに、Ryzen Z2 Extremeを搭載。ゲームをするなら、これらの方が適しているかもしれない。ただ、キーボードがない。タブレットスタイルでの操作がメインになる。

どれが優れているかではなく、どれが自分の用途に合っているか。それが重要だ。私にとっては、GPD Pocket 4が正解だった。通勤電車での作業と、休日のゲーム。その両方をこなせる、バランスの取れたPCだった。

この小さなPCは、誰のためのものか

GPD Pocket 4は、万人向けではない。13インチや15インチのノートPCに慣れた人が、いきなりこのサイズに移行するのは難しいだろう。キーピッチの狭さ、画面の小ささに戸惑うはずだ。

でも、もしあなたが、満員電車の中で立ちながらでも作業がしたいと思っているなら。カフェの小さなテーブルで、周囲に迷惑をかけずにPCを使いたいと思っているなら。荷物を最小限にして、でもフルスペックのWindowsが必要なら。GPD Pocket 4は、最適な選択肢のひとつだと思う。

エンジニア、ライター、営業職、フリーランス。外出先での作業が多い人にとって、このPCは頼れる相棒になる。サーバー管理やネットワーク機器のセットアップをする人なら、モジュール式拡張ポートが大きな武器になるだろう。

そして、UMPCというジャンルそのものに興味がある人。新しいガジェット、新しい可能性を試してみたい人。GPD Pocket 4は、2026年のUMPC市場において、ひとつの到達点だと言える。

来週も、きっと

3ヶ月使って、GPD Pocket 4は私の日常に完全に溶け込んだ。来週も、きっと月曜の朝には、総武線の車内で起動している。完成した資料を、Instagramに投稿している。そして、金曜の夜には、部屋の電気を消してゲームを起動している。

このPCは、私にとって、単なる仕事道具ではない。新しい働き方、新しい生活スタイルを実現してくれる存在だ。小さいけれど、可能性は大きい。軽いけれど、性能は重厚だ。

2026年、UMPCの時代が再び来た。GPD Pocket 4は、その最前線にいる。


商品情報

GPD Pocket4 天空オリジナルパッケージ / 8.8インチ(2560×1600/144Hz) / AMD Ryzen 7 8840U / 16GB RAM / 1TB SSD / Windows 11 Home / 約770g

GPD Pocket4

GPD Pocket4 天空オリジナルパッケージ モバイルAIノートPC 小型軽量 8.8インチ(2560×1600/144Hz)10点タッチ液晶 HDMI出力 500万画素WEBカメラ Bluetooth 5.3/Wi-Fi 6E 指紋認証 モジュール式 約770g 45Wh急速充電対応 Windows11 Home (Ryzen7 8840U/16GB/1TB)

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この記事は個人的な体験に基づいています(2026年1月時点)。

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