バルミューダ ザ・レンジを3週間、ギターの音に包まれた

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📝 この記事のポイント

  • 金曜の夜、キッチンに新しいオーブンレンジが届いた。
  • マットなステンレスの表面、シンプルなダイヤルとボタン。
  • 箱から取り出したとき、予想以上に重かった。

金曜の夜、キッチンに新しいオーブンレンジが届いた。2026年1月のこと。マットなステンレスの表面、シンプルなダイヤルとボタン。箱から取り出したとき、予想以上に重かった。約15.3kg。でも、その重さが妙に心地よかった。設置して、電源を入れる。ダイヤルを回す。「タンッ」という音が鳴った。硬くて小さなドラを叩いたような、心地よい音。これがバルミューダ ザ・レンジとの最初の出会いだった。

目次

InstagramとThreadsで見つけた、デザイン家電の世界

2025年12月の夜、Instagramを開いていた。タイムラインに流れてきたのは、マットなステンレスのオーブンレンジだった。「#バルミューダ」のハッシュタグには、約8万件の投稿があった。Threadsでも、同じように「#バルミューダ」で検索すると、トースターやケトル、そしてオーブンレンジの投稿が次々と現れた。TikTokでは、バルミューダの製品を使った料理動画が人気だった。

2003年に寺尾玄氏が一人で創業したバルミューダ。元ミュージシャンだった寺尾氏は、30歳でものづくりの道に転身した。2010年に発売した扇風機「GreenFan」で倒産の危機を免れ、2015年には「BALMUDA The Toaster」で調理家電に参入。累計20万台以上を販売する大ヒット商品となった。そして2017年11月、「BALMUDA The Range(バルミューダ ザ・レンジ)」が発売された。

2026年1月時点で、バルミューダ ザ・レンジは2023年6月に発売された新モデル「K09A」が最新だった。庫内容量は前モデルの18Lから20Lに拡大し、レンジとオーブンの加熱性能が向上していた。価格は、ブラック・ホワイト・ダークグレーが各53,900円、ステンレスが62,700円。私が選んだのは、ステンレスだった。

バルミューダ ザ・レンジ ステンレス

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ビックカメラで出会った、業務用のようなデザイン

購入を決めたのは、ビックカメラでの出会いだった。2026年1月の土曜日、家電売り場でオーブンレンジを比較していた。パナソニックの「ビストロ」、シャープの「ヘルシオ」、東芝の「石窯ドーム」。どれも高機能で、自動調理メニューが豊富だった。でも、どこか「やりすぎ」な気がした。

そこに置いてあったバルミューダ ザ・レンジ。ステンレスの質感が、業務用のデザインのようにカッコよかった。ダイヤルの使用感を試すと、バッチリだった。グリル調理や過熱水蒸気調理はない。でも、必要な機能だけが、シンプルに詰まっていた。「おまかせ自動あたため」「選べる手動あたため」「ほっとひといき飲み物」「ほかほか冷凍ごはん」「鮮度そのまま解凍」「オーブン」。これで十分だと思った。

InstagramやThreadsで見た投稿を思い出した。「デザインがいい」「シンプルで使いやすい」。2026年のデジタル疲れからのアナログ回帰。複雑な機能よりも、シンプルで直感的な操作。そういう時代の流れを、このオーブンレンジは体現していた。

3週間後の火曜日、ギターの音が日常になった

使い始めて3週間が経った。毎週金曜の夜、土曜の昼、日曜の夕方。冷凍ご飯を温め、惣菜をリベイクし、たまにオーブンでフォカッチャを焼いた。その度に、「タンッ」という音が鳴る。温め終わったとき、ギターの音色が鳴る。元ミュージシャンという寺尾氏のこだわりが、細部に宿っていた。

最初の1週間は、操作に戸惑った。ダイヤルを回して分量や時間を変更し、中央のボタンを押して決定する。シンプルだけど、最初は少し慣れが必要だった。でも、2週間目にはすっかり慣れた。むしろ、このシンプルさが心地よくなった。ボタンが多すぎると、どれを押せばいいのかわからなくなる。でも、バルミューダ ザ・レンジは、迷わない。

庫内がフラットになったのも良かった。前モデルはヒーター管が露出していたらしいが、新モデルは内蔵されている。お手入れが楽だった。ふき取りも簡単だった。そして何より、温めムラが少なかった。レンジ機能は、庫内中心部からの正確な加熱で、均一に温められた。冷凍ご飯も、惣菜も、ちょうどいい温度になった。

Instagramに投稿してみた。「#バルミューダ」「#バルミューダザレンジ」「#キッチン家電」。コメントが届いた。「おしゃれ」「私も欲しい」「音いいよね」。Threadsでも、同じように投稿した。2026年1月時点で、バルミューダは依然としてInstagramやTikTokで人気のブランドだった。

それでも、完璧ではない

もちろん、完璧な製品ではない。レビューを読んでいると、「3年で壊れた」「5年で電源が入らなくなった」という声があった。製品寿命が短いという指摘。音が鳴らなくなったという報告。確かに、長期的な耐久性は気になる部分だった。

公式クロスが同梱されていなかったというレビューもあった。中古品を買って、完全に壊れていたという人もいた。中古市場では、リスクがあるようだった。新品を買うべきだと思った。

そして、グリル調理や過熱水蒸気調理はない。高機能なオーブンレンジを求める人には、物足りないかもしれない。パナソニックの「ビストロ」やシャープの「ヘルシオ」のような、自動調理メニューも豊富ではない。寺尾氏が語っていたように、「普段の調理における電子レンジのすばらしさと、特別な料理を作るためのオーブン機能の重要性」に絞った製品だった。

でも、それでも私は許容できた。なぜなら、私が求めていたのは、シンプルで使いやすいオーブンレンジだったから。ボタンが多すぎず、操作が直感的で、デザインが美しい。それがバルミューダ ザ・レンジだった。

火曜の夜、そしてこれから

火曜の夜、仕事から帰ってきてキッチンに立つ。ステンレスのバルミューダ ザ・レンジが、そこに置いてある。ダイヤルを回す。「タンッ」という音が鳴る。冷凍ご飯を温める。約3分後、ギターの音色が鳴る。温め完了。ご飯は、ちょうどいい温度になっている。

Instagramを開いて、今日の夕食と一緒に投稿する。「#今日のごはん」「#バルミューダ」。誰かが「いいね」してくれる。Threadsでも、同じように投稿する。バルミューダというブランドは、2026年1月時点でも、デザイン家電の象徴だった。

2017年の発売から9年が経った。でも、このオーブンレンジは、古さを感じさせなかった。シンプルなデザインは、時代を超える。ギターの音色は、毎日の生活に、少しの楽しさを加えてくれる。来週も、再来週も、私はこのバルミューダ ザ・レンジを使い続けるだろう。そして、いつか誰かに聞かれたら、こう答えるかもしれない。「バルミューダいいよ。シンプルだし、音がいいし、デザインがカッコいい」。そして、あの日ビックカメラで出会った、業務用のようなステンレスの話をするだろう。出会いって、意外なところにあるものだから。


商品情報

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※この記事は2026年1月時点の個人的な使用体験に基づいています。

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