📝 この記事のポイント
- 日曜の午後、いつものカフェで私はちょっと特別な時間を過ごしていました。
- 『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』。
- なんだかタイトルが視界に入るたびに、背筋がピンと伸びるような気がしたんです。
日曜の午後、いつものカフェで私はちょっと特別な時間を過ごしていました。テーブルの上に置かれた一冊の赤い新書。『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』。なんだかタイトルが視界に入るたびに、背筋がピンと伸びるような気がしたんです。普段から中国のニュースは目にしますし、職場には中国人の同僚もいます。優秀で、いつも前向きな彼らですが、時々「なんでだろう?」って思う行動や考え方に出会うこともありました。でも、書店に並ぶ中国関連の本は、どれもちょっと硬そうで、なかなか手に取る勇気がなかったんですよね。そんな時、SNSでこの本が話題になっているのを見かけて。「これなら読めるかも」と、なんとなく直感的に思ったのが、この体験の始まりでした。私の漠然とした「知りたい」という気持ちに、きっとこの本は応えてくれる。そんな期待を抱きながら、最初のページを開いたんです。
最初の印象
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ほんとうの中国
ページをめくってすぐ、著者の近藤大介さんの言葉が目に飛び込んできました。「中国人とは、中国大陸に踏み立つ人のことである」。一瞬、「当たり前じゃない?」って思ったんですけど、そこには妙な説得力と、奥深さを感じたんですよね。そうか、そういう視点なんだ、と。普段、私たちが中国を語る時って、どうしても政治とか経済とか、大きな枠組みで捉えがちだけど、著者はもっと根本的な「人」に焦点を当てているんだな、と感じました。しかも、著者が長年北京に駐在し、中国人の奥様がいらっしゃるという経歴を知って、これは単なる評論じゃない、生きた声が聞けるんじゃないか、という期待がさらに膨らみました。
実際に使ってみて
読み進めるうちに、まさに「膝を打つ」ような体験の連続でした。日本は海に囲まれた島国で、中国は果てしない大陸。この地理的な違いが、人々の思考や行動原理のすべてに繋がっているという説明は、本当に鮮やかでした。私たちが当たり前だと思っている「常識」が、大陸の人々にとっては全く違う意味を持つ。そう考えると、これまで漠然と感じていた中国人の友人との価値観の違いや、ニュースで見る彼らの行動の背景が、すーっと腑に落ちる感覚があったんです。この本は、単に知識を教えてくれるだけでなく、まるで私自身が中国大陸に立って、彼らの視点から世界を見ているような、そんな新しい感覚を与えてくれました。
良かったところ
- 地理が人を作るという視点: 広大な大陸で生きる人々の「思考の根源」を、地理的な条件から解き明かしてくれるので、単なる文化論では納得できなかった部分がすっきりと理解できました。
- 身近な疑問が解消される: ニュースや身近な中国人とのやり取りで感じていた「なぜ?」が、次々と氷解していく体験は感動的でした。彼らの行動が、決して私たちと相容れないものではなく、合理的な理由があるのだと気づかされます。
- 著者の深い洞察力: 長年の現地経験と、家族としての中国との関わりから来る視点は、非常に説得力がありました。表面的な情報だけでなく、その奥にある感情や文化までを感じ取ることができました。
気になったところ
- もっと深く知りたくなる: この本が中国理解の素晴らしい「入口」であるだけに、特定のテーマについて、さらに詳しく掘り下げた情報が欲しくなることがありました。知的好奇心が刺激されすぎて、次のステップへの欲求が高まります。
- 情報の密度: 一つ一つのエピソードや分析が非常に濃密なので、移動中などのながら読書だと、ちょっともったいない気がしました。じっくりと腰を据えて、何度も読み返したくなる一冊です。
どんな人に向いてる?
この本は、きっとこんな人にぴったりだと思います。
- 中国に対して漠然とした興味や疑問を抱いている人。
- 「中国人の友達がいるけど、価値観の違いに戸惑うことがある」という人。
- 仕事で中国と関わる機会があり、より深く相手を理解したいビジネスパーソン。
- 政治や経済だけでなく、中国の「人」や「文化」に興味がある人。
- これまで中国関連の本が難しそうだと感じて、なかなか手が伸びなかった人。
使い続けて3週間の今
あのカフェで読み始めてから3週間。この本を読み終えた今、私の隣国に対する見方は確実に変わりました。街中で流れる中国のニュースを見ても、以前のような漠然とした不安や違和感ではなく、「ああ、あの話と繋がっているのか」と、背景を推測できるようになりました。中国人の同僚との会話でも、彼らの発言の意図をより深く理解しようと努めるようになったり、私自身の固定観念に気づかされることもありました。単なる「知識」としてではなく、私の「隣人」に対する理解を深めるための、本当に素晴らしい「ツール」だったと感じています。
この本は、私にとって中国大陸という広大な世界を理解するための、最高の羅針盤でした。そして、それは単に隣国を知るというだけでなく、自分自身の常識や価値観を相対化し、世界をより多角的に見つめ直すきっかけにもなったんです。もしあなたが、私と同じように中国に対して「知りたい」という気持ちを抱いているなら、ぜひこの一冊を手に取ってみてください。きっと、これまで見えなかった隣国の「ほんとうの姿」と、そして新しい自分自身に出会えるはずです。
ほんとうの中国
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『ほんとうの中国』を3週間読んで、隣国が見えてきた話
日曜の午後、カフェで開いたページ日曜の午後、いつものカフェのテーブルに座って、私は講談社現代新書の赤い背表紙を眺めていた。『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』。タイトルが視界に入るたびに、なんだか背筋が伸びる。続きをみる...
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