『片田舎のおっさん、剣聖になる』8巻を読んで、6巻から読み返した

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📝 この記事のポイント

  • 日曜の午後、届いたばかりの8巻を手に取った。
  • 「おっさん、剣聖になる」というタイトルが、相変わらず良い。
  • レベリス王国とスフェンドヤードバニアの「交友祭」。

日曜の午後、届いたばかりの8巻を手に取った。表紙にはアリューシャが描かれている。赤い髪、鋭い目つき、そして剣。「おっさん、剣聖になる」というタイトルが、相変わらず良い。ページを開く前から、期待が高まっていた。

最初のページから、物語は動き始める。レベリス王国とスフェンドヤードバニアの「交友祭」。そして、かつての弟子ロゼが、教会騎士団の副団長として現れる。ベリルとの再会。その瞬間の、二人の表情。言葉にならない感情の交錯。私は、一気に物語の世界に引き込まれていた。

目次

なぜ、この作品に惹かれ続けるのか

この作品を読み始めたのは、1年以上前だった。「片田舎のおっさん」というタイトルに、最初は半信半疑だった。でも、1巻を読んで、その疑念は吹き飛んだ。これは、単なる剣術バトル漫画ではない。師弟関係、人生の機微、そして何より、一人の男の生き様を描いた物語だった。

ベリルというキャラクターが、何より魅力的だ。剣の達人でありながら、謙虚で、優しい。所作の一つ一つに品がある。かつて教えた弟子たちが、それぞれの道で成長し、そして彼のもとに戻ってくる。その構図が、この作品の核心だ。

8巻を読み終えたとき、私は6巻を手に取っていた。物語の積み重なりを、もう一度確認したくなったからだ。アリューシャがベリルに入門したとき。彼女が彼を「先生」と呼び始めたとき。その一つ一つのシーンが、8巻での彼女の感情に繋がっている。

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8巻の何が、そこまで心を動かしたのか

8巻は、アリューシャの巻だった。彼女の成長、彼女の想い、そして彼女のジェラシー。すべてが、丁寧に描かれている。

特に印象的だったのは、騎士団での立ち合いのシーンだ。ベリルとアリューシャ。師と弟子。原作小説では、ベリルは搦め手を使って苦労して勝利するらしい。でも、コミック版では違った。剣のみで、圧倒的な強さを見せる。その戦いぶりが、かっこいい。

そして、ロゼに対するアリューシャのジェラシー。ベリルへの想いを隠せない彼女の表情。喜怒哀楽が、一コマ一コマに溢れている。「抑えきれない各種感情表現」と、レビューに書かれていた言葉が、まさにその通りだった。

金曜の夜、私は8巻を読み終えた後、すぐに6巻を開いた。アリューシャが初めてベリルに弟子入りを志願するシーン。彼女がまだ幼く、でも必死だったあの頃。そこから8巻までの成長を辿ると、物語の深みが倍増した。

殺陣の描写:群を抜く迫力

この作品の最大の魅力の一つは、殺陣の描写だ。剣と剣がぶつかり合う瞬間。体の動き、重心の移動、そして技の流れ。すべてが、わかりやすく、そして迫力がある。

8巻でも、その描写は健在だった。ベリルの「片腕の型」。バリエーションの豊富さに、思わず笑ってしまった。「そんなにあるんかw」と。でも、それぞれの型が、実際の戦闘シーンで活かされている。作者の描き込みの丁寧さに、ただただ感心する。

土曜の午前中、私は7巻も読み返した。ロバリーとの戦い。投降した彼が、8巻で再登場する。病院で尋問を受ける捕虜として。ベリルと接するロバリーの心の動き。敵だった男が、徐々に変わっていく。その過程が、さりげなく描かれている。

この作品は、戦闘シーンだけでなく、人物の内面描写も丁寧だ。だから、読み返すたびに新しい発見がある。伏線の張り方、キャラクターの配置。すべてが計算されている。

アニメへの複雑な想い

8巻を読んで、改めて思ったことがある。「このクオリティで、アニメを作り直してほしい」という願いだ。

正直に言うと、アニメには落胆した。特に序盤。作画、演出、動き。すべてが、原作の魅力を伝えきれていなかった。後半になって、徐々にクオリティが上がった。でも、最初の印象は、もう取り戻せない。

レビューにあった「第1期リメイク」の提案。58歳の方が、還暦を前にして、ここまで心を動かされた作品だからこそ、最高の形で世に残してほしいと願う。その気持ちが、痛いほどわかった。

私も同じだ。この作品には、特別な何かがある。単なる娯楽作品ではない。人生の機微、師弟の絆、そして一人の人間の生き方を描いた、普遍的な物語。それを、最高の形でアニメ化してほしい。

日曜の夜、私はまた8巻を開いた。アリューシャのシーン。ロゼとベリルの再会。ロバリーの表情。何度読んでも、新しい感情が湧いてくる。これが、この作品の力なのだと思う。

クルニ、もっと出てほしい

8巻で、個人的に嬉しかったのは、クルニの登場シーンだ。彼女が出てくると、物語の空気が一気に和む。緊張と弛緩のバランス。それが、この作品の魅力の一つだ。

「もっと登場機会を」というレビューに、深く共感した。クルニのキャラクターは、物語に彩りを添える。彼女がいることで、シリアスな展開の中にも、笑いや温かさがある。

月曜の朝、通勤電車の中で、また8巻の一部を読み返した。アリューシャの表情、ベリルの所作、そしてロゼとの再会。何度見ても、飽きない。それどころか、読むたびに新しい発見がある。

完璧ではない、でも

気になる点もあった。画風が、前巻と少し変わった気がする。「編集が変わった」ような感覚、とレビューにあった。確かに、何かが違う。でも、それが作品の質を損ねているわけではない。むしろ、アリューシャの感情表現は、より豊かになったように感じた。

立ち合いのシーンは、8巻では多くなかった。でも、その分、キャラクターの内面描写に時間が割かれている。物語の深みが増している。すべての巻が戦闘シーンで埋まる必要はない。人間ドラマこそが、この作品の真髄なのだから。

この作品は、誰のためのものか

この作品が合うのは、明確だ。剣術バトルが好きな人。でも、それ以上に、人間ドラマを求める人。師弟関係、成長、そして人生の機微に共感できる人。

逆に、派手なアクションだけを求める人には、やや物足りないかもしれない。この作品は、じっくりと、丁寧に、キャラクターと向き合う物語だ。そのペースについていける人にこそ、この作品の良さがわかる。

私にとっては、間違いなく正解だった。1巻から8巻まで、すべてが積み重なって、今がある。9巻が待ち遠しい。「今読みたいです!!!」というレビューの叫びが、私の心情そのものだ。

6巻から読み返して、気づいたこと

6巻から8巻までを、一気に読み返した。物語の流れ、キャラクターの成長、そして伏線の回収。すべてが、見事に繋がっている。

アリューシャがベリルに弟子入りした理由。彼女が彼を好きになった経緯。そして、ロゼとの出会いによって引き起こされるジェラシー。これらすべてが、丁寧に、段階を踏んで描かれている。

火曜の夜、私はまた6巻を開いた。そして7巻、8巻へと進む。この読書体験が、何より楽しい。一つの物語を、何度も、異なる視点で味わう。それができるのは、作品の質が高いからだ。

来週も、また読み返している

来週も、私はこの作品を読み返しているだろう。8巻を中心に、6巻から。そして、9巻の発売を待ちながら。

この作品は、私にとって特別なものになった。単なる娯楽ではない。人生の一部だ。ベリルというキャラクターに、多くのことを学んだ。謙虚さ、優しさ、そして強さ。

58歳の方が「還暦を前にして、ここまで心を動かされる作品に出会えた」と書いていた。私も、同じ気持ちだ。年齢は違うけれど、この作品に出会えたことを、心から嬉しく思う。

それは、まだ続いている。9巻が出るまで。そして、その先も。


商品情報
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本記事は、個人的な読書体験に基づくものです。

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