読書が苦手だった私が『HACK』で変わった話

📝 この記事のポイント

  • 気づけば、私の手にはいつもスマホがありました。
  • 仕事から帰ってソファに倒れ込み、SNSをスクロールする。
  • そんな日々が一年も続き、本棚には「いつか読もう」と誓ったまま、一度も開かれることのない本が五十冊以上も積み上がっていました。

気づけば、私の手にはいつもスマホがありました。仕事から帰ってソファに倒れ込み、SNSをスクロールする。休日は朝から晩まで動画サイト。そんな日々が一年も続き、本棚には「いつか読もう」と誓ったまま、一度も開かれることのない本が五十冊以上も積み上がっていました。読書は好きだったはずなのに、いつの間にか二、三ページで眠気に襲われ、推理小説のオチはもう読めてしまうし、ファンタジーは現実離れしすぎている。正直、「自分は本当に本が好きなのか?」と、かなり本気で疑い始めていたんです。そんな金曜の夜、私は何かに導かれるように、ある一冊の本を手に取りました。それが、橘玲さんの長編小説『HACK』との出会いでした。まさかこの一冊が、私の読書人生をここまで劇的に変えるとは、その時の私は知る由もありませんでした。

目次

最初の印象

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます

HACK(ハック) 単行本 –  橘 玲 (著)

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書店で『HACK』のタイトルを見つけた時、ピンときたんです。橘玲さんの作品は、これまでも社会の裏側を鋭く切り取るノンフィクションを読んでいましたから。でも、小説は初めてでした。「11年ぶりの書き下ろし長編」という帯の言葉が、その期待感をさらに高めました。11年も温められたストーリーって、どれだけ練り込まれているんだろう?しかも、テーマが「暗号資産とマネーロンダリング」ですよ。まさに今、ニュースで耳にするあの単語が、小説の題材になっている。これはもう、読むしかないと直感しました。ベッドの上でページを開き、冒頭の一文を読んだ瞬間、「欠陥(バグ)があるから 侵入(ハック)する、だけ。」これだけで、私の意識は一気に物語の世界へ引き込まれていきました。

実際に使ってみて

読み始めたら、もう止まりませんでした。主人公は三十歳のハッカー。バンコクで暗号資産を使って悠々自適な生活を送っているなんて、まず設定からして心を掴まれますよね。しかも日本の非居住者で節税しているなんて、ちょっと裏技的で面白い。そこに現れる情報屋からの「特殊詐欺の違法資金をビットコインでマネーロンダリングしてほしい」という依頼。これはもう、現実のニュースを見ているような感覚でした。物語の中で、普段耳にする言葉が生き生きと動き出している。その生々しさ、現実との地続き感が、私の指を次のページへと吸い付かせました。気がつくと、窓の外がうっすらと明るくなり始めていました。時計を見たら、朝の五時。七時間ぶっ通しで、私は夢中で読み続けていたんです。こんな体験、本当に久しぶりでした。

良かったところ

  • 現代社会とリンクするリアリティ

暗号資産やマネーロンダリングといった、まさに「今」のテーマを扱っているため、物語の世界観が非常にリアルで、まるで現実のできごとのように感じられました。それが強い没入感を生み出し、ページをめくる手が止まらなくなります。

  • 息をのむようなストーリー展開

冒頭から心を掴まれ、緻密に練られたプロットが予測不能な展開を生み出します。物語のテンポが良く、常にハラハラドキドキさせられるので、全く飽きることなく最後まで読み切ることができました。

  • 読書への意識を変えてくれた

これまでどんな本を読んでもすぐに挫折していた私が、まさか一晩で一冊を読み終えるなんて。この本は、読書ってこんなにも面白かったんだ、という純粋な感動を思い出させてくれました。私にとって『HACK』は、停滞していた読書習慣を「ハック」してくれた一冊だったんです。

気になったところ

  • 専門用語がやや多め

暗号資産やマネーロンダリングといったテーマを扱うため、普段あまり触れない専門用語がいくつか出てきます。物語の理解を深める上では欠かせないのですが、人によっては少しだけ戸惑うかもしれません。

  • 一度読み始めたら止まらない中毒性

これはもう「気になった」というより「注意点」ですね。一度読み始めたら本当にやめどきが見つかりません。時間を忘れて没頭してしまうので、時間に余裕がある時に読み始めることを強くおすすめします。寝不足には覚悟が必要です。

どんな人に向いてる?

この本は、私のように「最近、どうも本が読めなくなっちゃったな」と感じている人に、ぜひ手にとってもらいたいです。読書への情熱を取り戻したいと思っているなら、きっと『HACK』がそのきっかけになってくれるはずです。
また、現代社会の裏側や、金融、テクノロジーといったテーマに興味がある人にはたまらない一冊でしょう。スリリングな物語が好きで、一気に読破したいという人にも自信を持っておすすめできます。

使い続けて数週間の今

『HACK』を読み終えてから、私の読書習慣は劇的に変化しました。以前は積読になっていた本たちを、次々に手に取るようになったんです。驚くことに、以前は途中で挫折していたような小説も、以前とは比べ物にならないスピードで読み進められるようになりました。あの時感じた「本を読むって、こんなに面白かったんだ」という感動が、私の心に深く刻み込まれているからです。もう、スマホばかりを眺める生活には戻れません。読書という素晴らしい習慣を、再び手に入れることができた。まさに『HACK』に私の読書人生をハックされたような、そんな気分です。

『HACK』は、単なる面白い小説というだけでなく、私にとって読書の喜びを再発見させてくれた特別な一冊です。もしあなたが、かつての私のように読書から遠ざかっているなら、ぜひこの物語に身を任せてみてください。きっと、新たな読書体験があなたを待っているはずです。

HACK(ハック) 単行本 –  橘 玲 (著)

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