📝 この記事のポイント
- 街はいつになくざわついていて、カウントダウンイベントへの期待がそこかしこから聞こえてくるみたいだった。
- 僕はイヤホンから流れる音楽を少しだけ大きくして、その人混みをすり抜けるように歩いていたんだ。
- 目的地は、駅から歩いて10分くらいの場所にある、ちょっと古びたコイン精米所。
今年も残すところ、あと数時間。街はいつになくざわついていて、カウントダウンイベントへの期待がそこかしこから聞こえてくるみたいだった。僕はイヤホンから流れる音楽を少しだけ大きくして、その人混みをすり抜けるように歩いていたんだ。目的地は、駅から歩いて10分くらいの場所にある、ちょっと古びたコイン精米所。実家から送られてきた新米を精米したくて、いつものようにそこを目指していたんだけど、今回は少しだけ、僕の中にもっと大きな好奇心があったんだ。
数日前、精米機がどうも調子悪くて、気になっていた。大晦日にわざわざ足を運ぶなんて、自分でもちょっとおかしいとは思ったけど、どうしても気になってしまって。電話で問い合わせたら、係の人が申し訳なさそうに「詰まりがあるみたいで…質の悪いお米が大量に投入されたらしくて…」って教えてくれたんだ。詳しい状況は聞けなかったけど、なんだか胸騒ぎがして、僕は精米所へ向かっていた。
最初の印象
精米所の前に着くと、そこには赤いテープが張られてて、「使用中止」って走り書きされた紙が風に揺れてた。まさに「え、マジか…」って言葉が出たよ。まさか、本当にこんなことになってるとは思わなかったから、ちょっと衝撃的だった。扉を開けると、むせ返るような米の匂いがして、機械の中には茶色く変色して虫食いだらけの米が、まるで土砂のように詰まっていたんだ。
「うわ…これ、酷いな…」
思わず声に出しちゃった。こんな状態になるまで、どんな米をどれだけ投入したらこうなるんだろう?怒りよりも先に、もう呆れるしかなかったよ。正直、コイン精米所なんて、僕にとってはただの「便利な機械」でしかなかったから、こんなトラブルが起きるなんて想像もしてなかったんだ。
実際に使ってみて
その時、作業着を着た男性が現れた。「ああ、すみませんね。せっかく来ていただいたのに」って、申し訳なさそうに頭を下げてくれて。僕は「いえ、あの、一体これは…?」って尋ねたんだけど、男性は苦笑いしながら、この精米所が地域の農家さんたちが共同で管理してる大切な場所だって教えてくれた。そして、近年は利用者のマナーが悪化してて、ゴミの放置とか、今回みたいな質の悪い米の投入が頻繁に起きてるって話を聞いたんだ。
「本当に、勘弁してほしいですよ。こんなことされたら、年末年始もゆっくり休めないじゃないですか」
その言葉が、僕の胸にズシンと響いた。僕も日々の忙しさに追われて、自分のことばかり考えてた。大晦日に、こんなふうに精米機の修理に追われてる人がいるなんて、想像すらしてなかったんだ。何か手伝えることはないかって聞いたら、男性は驚いた顔をしてたけど、僕は少しでも役に立ちたいと思って、一緒に詰まった米を取り除く作業を始めたんだ。想像以上に大変で、独特の匂いもきつかったけど、黙々と作業を続けたよ。
良かったところ
人とのつながりを感じられたこと
一人で作業していたら、きっと途方に暮れていただろうけど、業者さんと一緒に作業することで、連帯感が生まれたんだ。互いに助け合い、感謝し合うことの温かさを改めて感じたよ。
見えない努力に気づけたこと
普段何気なく利用しているコイン精米所が、誰かの手で大切に管理されていることを肌で感じた。便利さの裏側には、常に誰かの見えない努力や苦労があるんだってことを、強く認識できた。
自分も貢献できた達成感
最初はただの好奇心だったけど、最終的には業者さんの力になれて、少しでも問題を解決できたことが嬉しかった。他人事だった出来事が、自分ごととして行動に繋がり、小さな達成感を得られたのは大きな喜びだったな。
気になったところ
無責任な行動がもたらす影響の大きさ
一部の利用者の無責任な行動が、精米所の機能停止に繋がり、多くの人に迷惑をかけている現実。特に、地域の農家さんたちの大切な収入源に直結していることを考えると、とても胸が痛かった。
便利さの裏側に隠れた問題への無関心
僕自身も、これまでは精米機を「ただの機械」としか見ていなくて、その維持管理や、それを支える人たちの存在に無関心だった。便利さに慣れてしまうと、その裏側にある問題点を見過ごしがちになるんだなって反省したよ。
どんな人に向いてる?
この精米所の話が響くのは、きっとこんな人たちだと思うんだ。
- 日常の中に、当たり前すぎて見過ごしている「誰かの努力」や「社会の仕組み」を感じてみたい人。
- 都会の便利さだけでなく、地域コミュニティや人との温かい繋がりを大切にしたいと願う人。
- 自分も何か社会に対して貢献したいけど、何から始めたらいいか分からない、そんなきっかけを求めている人。
- そして、精米機のゴウンゴウンという「吐息」にも、物語があると感じられる人。
使い続けて数週間の今
あの出来事から、もう数週間が経った。今では精米所も無事に復旧して、また日常の「吐息」を響かせている。でも、僕の精米所への見方は、あの頃とは全く違うものになったよ。ただの機械の音だったゴウンゴウンという音も、今は「頑張ってるな」「ありがとう」って声に聞こえるんだ。
あの年末の出来事は、僕に大きな気づきを与えてくれた。日々の生活の中で、自分のことばかり考えて、周りの人に無関心になっていた自分を省みるきっかけになったんだ。精米機の詰まりという小さな出来事を通して、僕は社会の片隅にある見えない苦労や、人々の温かさに触れることができた。
まとめると、僕たちはみんな、便利で快適な社会の中に生きているけれど、その裏にはたくさんの人たちの努力や思いが詰まっているんだよね。そのことに気づいて、少しでも感謝の気持ちを持って行動することが、きっと僕たちの日常を、もっと豊かにしてくれるんじゃないかな。
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