📝 この記事のポイント
- テレビをつけると、また大谷翔平がホームランを打っていた。
- 解説者の興奮した声が響き渡り、スタジオは祝祭のような空気に包まれている。
- 画面の中では、規格外の男が歴史を塗り替え続けている。
テレビをつけると、また大谷翔平がホームランを打っていた。130メートル、センターへの大飛球。解説者の興奮した声が響き渡り、スタジオは祝祭のような空気に包まれている。画面の中では、規格外の男が歴史を塗り替え続けている。すごいな、と漠然と思う。でも、それと同時に、僕の日常は相変わらず続いていく。明日も満員電車に揺られ、エクセルを開き、会議に出て、上司の顔色を伺う。そんな毎日の小さなストレスを、少しでも緩和できないかと最近、あるものを手に入れた。そう、ワイヤレスイヤホンだ。
最初の印象
僕がワイヤレスイヤホンに興味を持ったのは、通勤中の満員電車がきっかけだった。朝のぎゅうぎゅう詰めの車内で、有線イヤホンのケーブルが他人のカバンに引っかかったり、知らない間に抜けてしまったりするのにはうんざりしていた。周りの喧騒も気になって、せっかくの音楽も耳に届きにくい。そんな時、ふと目に入ったのが、ケーブルから完全に解放されたワイヤレスの存在だった。試しに買ってみるか、という軽い気持ちで手に取ったそれは、驚くほどコンパクトで軽い。こんな小さなものから、本当にちゃんとした音が出るんだろうかと、最初は半信半疑だった。
実際に使ってみて
初めて使ったのは、翌朝の通勤電車の中だった。耳にフィットさせて、好きなプレイリストを再生する。その瞬間、世界が変わったような気がした。まず、ケーブルがないというだけで、こんなにもストレスがないものなのかと感動した。隣の人との距離が近くても、何かに引っかかる心配もない。そして、周囲の雑音がすっと遠ざかり、僕だけの空間が生まれたような感覚に陥った。満員電車特有のあの圧迫感も、少しだけ和らいだように感じる。耳元で流れるメロディが、僕を僕だけの世界へと連れて行ってくれる。これは、ちょっとした革命だった。
良かったところ
まず、一番に挙げたいのは、やはり「自由」だ。ケーブルに縛られることなく、好きな場所で好きな音楽を楽しめる。家事をしながら、部屋を移動しながら、気分に合わせて音楽を変えられるのは、想像以上に快適だった。次に、通勤時間の質が格段に上がったこと。以前は苦痛でしかなかった満員電車が、今では自分の好きな音に包まれる「集中タイム」に変わった。ニュースを聞いたり、読書に没頭したりと、有意義な時間として使えるようになったのは大きな収穫だ。そして、何より、日常のささやかな瞬間に「彩り」を与えてくれること。道を歩いている時、ふと空を見上げた時、耳元から流れる音楽が、その景色をより鮮やかに、僕の感情をより豊かにしてくれる。
気になったところ
もちろん、完璧なものなんてない。ワイヤレスイヤホンにも、いくつか気になる点はあった。一つは、充電の管理が必要なこと。うっかり充電を忘れてしまうと、いざ使いたい時にバッテリー切れ、なんてことも。これは有線にはなかった手間だ。もう一つは、そのコンパクトさゆえの紛失の不安。小さなケースに収まっているとはいえ、片方だけ落としてしまわないか、という心配は常に頭の片隅にある。まあ、これは僕の不注意の問題が大きいのかもしれないけれど。
どんな人に向いてる?
このワイヤレスイヤホンは、日々の生活にちょっとした変化と快適さを求めている、すべての「僕ら」におすすめしたい。特に、満員電車での通勤・通学にうんざりしている人や、家事や作業中に音楽を楽しみたい人には最高のパートナーになるだろう。また、周りの喧騒から一時的に離れて、自分だけの世界に没頭したい時にも力を発揮してくれる。大谷翔平のように世界を変える力はないけれど、僕らの日常を少しだけ豊かにしてくれる、そんなアイテムだ。
使い続けて数週間の今
使い始めて数週間が経ち、このワイヤレスイヤホンは、もう僕の日常に完全に溶け込んでいる。朝、家を出る時、自然と手に取っているし、電車に乗れば当たり前のように耳に装着している。大谷翔平がまたホームランを打ったニュースが流れても、僕はイヤホンで流れるジャズを聴きながら、手元の資料に集中する。世界を揺るがす偉業とは裏腹に、僕の耳元では、僕だけの静かな時間が流れている。満員電車に揺られながら、僕は自分の選んだ音に包まれて、少しだけ強くなれる気がする。
まとめ
大谷翔平の輝かしい活躍は、僕らに夢や感動を与えてくれる。それは疑いようのない事実だ。でも、僕らの人生には、世界を沸騰させるような出来事だけが全てじゃない。僕がワイヤレスイヤホンから得たように、ささやかな日常の中に、静かで確実な幸福を見つけることだってできる。誰にも邪魔されず、自分の好きな音に浸るこの時間。それは、きっと、大谷翔平が望んでも手に入らない、僕ら平均的な人間の特権なのかもしれない。満員電車に乗って、エクセルを開く明日が待っていても、今夜、僕はイヤホンから流れる音楽に包まれて、確かに満たされている。悪くない。いや、悪くない、どころじゃない。実は、けっこう、いい。人生は、続く。そして、僕のイヤホンから流れる音楽も、きっと途切れることはないだろう。
📚 あわせて読みたい
続きをみる
大谷翔平が130メートル飛ばしている間、僕らは何をしているのか
現代日本人の祝祭テレビをつけると、大谷翔平が3本のホームランを打っていた。続きをみる...
note(ノート)


コメント