📝 この記事のポイント
- はじめに:宿儺が「呪いの王」な理由 両面宿儺が最強と呼ばれるのは、以下の要素が組み合わさっているから。
- 圧倒的な呪力量(指20本分の膨大な呪力) シンプルだが応用力の高い術式(御厨子) 1000年の経験と技量(縛りや術式拡張の天才) 四本の腕と二つの口(同時に複数の術式発動可能) 五条悟曰く「術式の性能では無下限呪術が圧倒的に上」だが、宿儺の莫大な呪力と技量でその差を埋めている。
- 基本術式:御厨子(みづし) 術式名の意味 **御厨子(みづし)**には二つの意味がある: 台所・厨房:料理をする場所 物入れ・仏具を収納する場所:様々なものを保管する箱 宿儺の術式は「調理」がモチーフ。
はじめに:宿儺が「呪いの王」な理由
両面宿儺が最強と呼ばれるのは、以下の要素が組み合わさっているから。
- 圧倒的な呪力量(指20本分の膨大な呪力)
- シンプルだが応用力の高い術式(御厨子)
- 1000年の経験と技量(縛りや術式拡張の天才)
- 四本の腕と二つの口(同時に複数の術式発動可能)
五条悟曰く「術式の性能では無下限呪術が圧倒的に上」だが、宿儺の莫大な呪力と技量でその差を埋めている。
基本術式:御厨子(みづし)
術式名の意味
**御厨子(みづし)**には二つの意味がある:
- 台所・厨房:料理をする場所
- 物入れ・仏具を収納する場所:様々なものを保管する箱
宿儺の術式は「調理」がモチーフ。言葉の端々に「三枚おろし」「味見」「飢え」「俎板の上の魚」など、食にまつわる表現が多い。
術式の本質
対象を切断する術式
シンプルだが、宿儺の呪力と技量によって規格外の威力を発揮する。
基本技その1:解(かい)
読み方と意味
- 読み:かい
- 意味:「解体する」「バラバラにする」
何ができるのか
不可視の通常斬撃を飛ばす
手を振るだけで対象を細切れにできる。
具体的な効果
- 威力
- 人間を瞬時に細切れ
- ビルを真っ二つに両断
- 特級呪霊の頭と腕を斬り飛ばす
- 特徴
- 不可視(目に見えない)
- 高速
- 連射可能
- 形状調整可能
- 威力調整可能
- ノーモーションでも発動可能
使用例
- 少年院の特級呪霊を瞬殺
- 伏黒甚爾(パパ黒)を「三枚におろしたつもりだったがな」
- 五条戦で連続斬撃
誰が回避できるのか
作中で「解」を視認・回避できたのは2名のみ:
- 禪院真希:天与呪縛で五感が極限まで研ぎ澄まされ、斬撃以外の全てを見る能力を獲得
- ミゲル:術式によるバフで動体視力と身体能力を強化
基本技その2:捌(はち)
読み方と意味
- 読み:はち
- 意味:「捌く」「料理で魚をさばく」
何ができるのか
相手の呪力量・強度に応じて自動調整し、一太刀で切断する斬撃
具体的な効果
自動調整システム
- 相手が強ければ威力UP
- 相手が弱ければ最低限の出力
- 六眼がなくても呪力のロスが少ない
「解」との違い
| 項目 | 解(かい) | 捌(はち) |
|---|---|---|
| 対象 | 無生物中心 | 呪力を帯びたもの |
| 威力調整 | 手動 | 自動 |
| 使用条件 | いつでも | 領域外では接触が必要 |
| 汎用性 | 高い | 限定的 |
| 呪力効率 | 手動調整 | 自動で最適化 |
重要な制約
領域展開時以外は、対象に触れないと発動できない
だから通常戦闘では「解」がメイン。「捌」は密着時の必殺技。
蜘蛛の糸(派生技)
215話で登場。
「捌」を地面に撃ち込み、蜘蛛の巣のように広範囲を切り裂く技
- 広範囲攻撃
- 複数の敵を同時に斬る
- 地面を足場として利用
炎の術式:竈(カミノ)
読み方と意味
- 読み:カミノ
- 意味:「竈(かまど)」。古代の調理設備
何ができるのか
炎の矢を放ち、対象を焼き尽くす
発動条件
「解」と「捌」を両方使用した後でないと使えない
まさに「調理の工程」。
- 解で切る
- 捌でさばく
- 竈で焼く
威力
- 炎の扱いに長けた漏瑚を超える高火力
- 特級呪霊を一撃で炭化
- 魔虚羅を粉砕(一撃目では倒せなかったが)
- ビルの数倍の高さの火柱
弱点
- 速度が遅い
- 効果範囲が狭い
- 「解」「捌」の使用が前提
縛りによる強化
宿儺は縛りを追加して威力を上げている:
『領域展開中を除く多対一での「竈」の実行禁止』
つまり:
- 一対一なら使える(漏瑚戦)
- 領域展開中なら多対一でも使える
- それ以外の多対一では使用禁止
究極奥義:竈+伏魔御厨子のコンボ
メカニズム
- 領域展開「伏魔御厨子」発動
- 領域内の全てを「解」「捌」で粉塵化
- 粉塵の一粒一粒に「竈」と同じ爆発性の呪力を付与
- サーモバリック爆薬(燃料気化爆弾)と化した粉塵に「竈」で着火
- 大爆発
威力
- 自身を除く領域内の全生物を死に至らしめる
- 環境次第で威力が変動(粉塵の量に依存)
- 条件が整えば最強の必殺技
サーモバリック爆薬とは
実在する兵器。
- 燃料(可燃性ガス)を空気中に散布
- 着火
- 範囲内の酸素を全て消費して大爆発
- 爆風と真空状態で敵を殲滅
宿儺は平安時代にこれと同じ原理を発見し、必殺技にした。科学知識ゼロの時代に。
領域展開:伏魔御厨子(ふくまみづし)
何ができるのか
結界を閉じない領域展開
現代の術師・受肉した過去の術師問わず「ありえない」と断言される神業。
見た目
獣の頭骨で象られた寺の御堂。まさに伏魔殿。
効果
領域が消えるまで、絶え間なく斬撃を浴びせ続ける
- 呪力を帯びたもの:「捌」
- 呪力のないもの:「解」
必中効果範囲
最大半径約200m
五条の無量空処は半径数百メートル程度なので、ほぼ同等かそれ以上。
「閉じない領域」の意味
普通の領域:
- 結界で相手を閉じ込める
- 逃げ道なし
宿儺の領域:
- 結界を閉じない
- 相手に逃げ道を与える=縛り
- その代償として範囲が200mまで拡大
なぜ「閉じない領域」が強いのか
- 範囲が圧倒的に広い
- 外側から攻撃できる
- 領域は外からの攻撃に弱い
- 五条の領域を外側から破壊することに成功
- キャンバスを使わずに絵を描く神業
掌印(手の印)
閻魔天の印
インド神話の冥府神ヤマが日本に伝わり仏教の天部となった、運命と死と地獄の神。
術式拡張:世界を断つ斬撃
何ができるのか
「解」の術式対象を空間そのものに拡張し、空間ごと対象を切断する
習得の経緯
魔虚羅が五条の無下限呪術に適応し、編み出した斬撃を手本にして会得。
メカニズム
普通の「解」:
- 対象(物質)を切断
世界を断つ斬撃:
- 空間そのものを切断
- 空間に乗っている対象も一緒に切断される
- 無下限呪術を突破可能
なぜ無下限を破れるのか
五条の無下限:
- 五条に近づくほど無限に減速
- 物理的な攻撃は絶対に届かない
世界を断つ斬撃:
- 空間を切断=五条が立っている空間ごと切る
- 無限の距離を「通過」するのではなく「空間ごと断つ」
- だから無下限を無視できる
五条戦での使用
この技で五条を真っ二つにして勝利。
伏黒の術式:十種影法術
宿儺が伏黒の体を乗っ取った後に使用可能になった術式。
十種影法術とは
影を媒介に十種の式神を召喚する術式
禪院家相伝。元ネタは日本神話の「十種神宝」。
なぜ宿儺は伏黒に執着したのか
「術式のポテンシャルが高いから」
特に魔虚羅の適応能力に目をつけた。
宿儺が使用した式神
1. 玉犬(ぎょくけん)
黒い犬型の式神
- 伏黒版:通常サイズ
- 宿儺版:より禍々しく、形が定まっていない影の玉犬も同時召喚
2. 鵺(ぬえ)
翼を持つ鳥型の式神
- 電撃を放つ
- 伏黒版:人を運べない
- 宿儺版:サイズが巨大化し、人を乗せて飛行可能
3. 満象(まんぞう)
象型の式神
- 鼻から大量の水を放出
- 水攻め可能
- 重量を利用した圧殺攻撃
4. 円鹿(えんろく)
鹿型の式神
- 反転術式のエネルギーを纏う
- 術師の治癒
- 他者の呪力を中和して術式を無効化
5. 脱兎(だっと)
大量のウサギ型式神
- 数で圧倒
- 陽動・撹乱
6. 八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)
歴代の十種影法術師が誰も調伏できなかった最強の式神
能力
あらゆる事象に適応する
- 攻撃を受けると頭上の法陣が回転
- 適応完了で攻撃が効かなくなる
- ダメージを負っても法陣が回ると回復
- 適応するほど攻撃力と攻撃パターンが変化
退魔の剣
左手に装着する刀身。
- 正のエネルギーを纏う(反転術式と同じ)
- 呪霊が触れれば一撃で消滅
- 対呪霊特化
五条戦での活躍
- 魔虚羅が無下限呪術に適応
- 空間を切断する斬撃を編み出す
- 宿儺がそれを手本に「世界を断つ斬撃」を習得
- 五条撃破
弱点
初見の技で一撃で倒す必要がある
一度見た攻撃には適応されるため、次は効かない。
過去の五条家vs禪院家
五条と伏黒の回想より。
慶長時代(江戸時代初期)
- 六眼持ち無下限呪術の五条家当主
- 十種影法術の禪院家当主
- 御前試合で激突
- 両者死亡
禪院家当主が魔虚羅を調伏の儀で召喚し、道連れにしたと推測される。
サポート技術
反転術式
負の呪力×負の呪力=正の呪力
この正の呪力で体を治療。
使用例
- 切断された腕を再生
- 心臓を治癒(五条に心臓を潰された後)
- 領域展開で焼き切れた術式を回復
術式の回復方法
通常、領域展開後は術式が焼き切れて使えなくなる。
宿儺の方法:
- 反転術式で自分の脳を破壊
- すぐに反転術式で脳を治癒
- 術式がリセットされる
リスクが高いが、宿儺の反転術式の精度なら可能。
黒閃(こくせん)
呪力の衝撃と物理的な衝撃が0.000001秒以内に衝突すると発生。
威力が通常攻撃の2.5乗
五条戦で複数回成功させた。
身体的特徴と戦闘能力
四本の腕・二つの口
同時に複数の術式を発動可能
- 片手で「解」
- もう片手で「捌」
- 二つの口で同時に呪文詠唱
これにより戦闘の自由度が圧倒的に高い。
呪力強化体術
術式だけでなく、肉体戦闘も最強クラス。
- 呪力で打撃を強化
- 五条とのタイマン肉弾戦で互角以上
- 乙骨が「(弱体化していなければ)即死・即全滅していた」と評価
宿儺の戦略と技量
縛りの天才
宿儺は「縛り」を駆使して術式を拡張する。
縛りとは
自分に制約を課すことで、その代償として力を得る
宿儺の縛り例
- 竈の使用制限
- 「領域展開中を除く多対一での竈の使用禁止」
- 代償:竈の威力UP&領域内で粉塵爆発
- 世界を断つ斬撃の制限
- 対五条専用(おそらく)
- 代償:無下限突破の威力
術式解釈の拡張
宿儺の真の強さは術式の解釈を広げる能力。
例:「解」の拡張
- 基本:物質を切断
- 拡張:空間を切断
例:領域の拡張
- 基本:結界で閉じ込める
- 拡張:結界を閉じない領域
例:竈の拡張
- 基本:炎の矢
- 拡張:粉塵に爆発性を付与→サーモバリック爆弾
術式の弱点
弱点1:単純な術式
五条曰く「純粋な術式の性能では圧倒的に無下限呪術>御厨子」
シンプルゆえに、性能的には他の術式に見劣りする。
弱点2:発動条件
- 「捌」:領域外では接触が必要
- 「竈」:「解」「捌」の使用が前提
- 速度が遅い・範囲が狭い
弱点3:情報が漏れている
1000年前の術式なので、記録が残っている可能性。
器の問題
虎杖悠仁の体
宿儺の最初の器。
- 虎杖の体を完全に乗っ取れなかった
- 虎杖が死ねば宿儺も死ぬ
- 指を15本食べても完全復活せず
伏黒恵の体
宿儺が狙っていた真の器。
- 十種影法術を使うため
- 魔虚羅の適応能力が目当て
- 完全に乗っ取りに成功
本来の体
死滅回遊編で伏黒の体から分離し、受肉した千年前の本来の体を手に入れた。
- 四本の腕
- 二つの口
- 全盛期の肉体
宿儺の術式:調理説の根拠
1. 術式名
御厨子(みづし)=台所・厨房
2. 技の名前
- 解(かい):解体する
- 捌(はち):魚をさばく
- 竈(カミノ):調理設備
まさに調理の工程。
3. 宿儺の言葉遣い
作中の発言:
- 「三枚におろしたつもりだったがな」
- 「味見」
- 「飢え」
- 「俎板の上の魚」
- 「鱗から剥ぐ」
全て料理・食事に関連。
4. 領域展開の描写
伏魔御厨子発動時:
- 巨大な口
- 大量の獣の骨
- まさに「食事」を想起させる
5. 公式ファンブック
宿儺の最大の喜びは**「食べること」**
6. 技のイメージ図
「解」「捌」の発動時に描かれるイメージは包丁
- 柳刃包丁(刺身包丁)
- 切付柳刃包丁(魚をさばく包丁)
技の習得タイムライン
平安時代(生前)
- 御厨子(解・捌)
- 竈
- 領域展開「伏魔御厨子」
- 反転術式
- 四本の腕・二つの口
虎杖の体(1-15本の指)
- 制限された状態で戦闘
- 虎杖の体を完全に支配できず
伏黒の体(死滅回遊編)
- 十種影法術を習得
- 魔虚羅の適応能力を利用
- 世界を断つ斬撃を編み出す
本来の体(五条戦以降)
- 全盛期の力
- 全ての術式を最大出力で使用可能
よくある質問
Q1:宿儺はなぜ「解」を多用するの?「捌」の方が強いのでは?
A:「捌」は領域外では接触が必要だから。
遠距離から連射できる「解」の方が汎用性が高い。「捌」は密着時の必殺技として使う。
Q2:竈はなぜ「開(フーガ)」なの?
A:「竈(カミノ)、開(フーガ)」で「竈を開く」という意味
調理する前に竈の扉を開ける動作。
長らく「■、開」と伏せられていたが、258話で「竈(カミノ)」と判明。
Q3:宿儺の術式は一つ?それとも複数?
A:基本的には「御厨子」という一つの術式
ただし:
- 「解」「捌」:御厨子の基本技
- 「竈」:御厨子の別系統(炎)
- 御厨子は調理術式なので、切る(解・捌)と焼く(竈)の両方を持つ
二つの術式を持つのではなく、一つの術式が多彩な能力を持つタイプ。
もしくは:
- 宿儺は双子を胎内で食べて生まれた
- 双子の術式(竈)も継承している
- だから調理術式(切る+焼く)が完成した
Q4:なぜ五条に勝てたの?
A:以下の要因が重なったから:
- 魔虚羅の適応能力で無下限突破の斬撃を編み出した
- 領域の押し合いで五条の領域を外側から破壊
- 虚杖が五条に触れていたため無量空処が効かなかった(一時的)
- 術式の回復を先に完了させた
純粋な術式性能では五条が上だが、戦略と状況で勝利。
Q5:宿儺の弱点は?
A:
- シンプルな術式なので、性能では他の術式に劣る
- 竈の発動が遅い(解・捌の使用が前提)
- 縛りが多いため、柔軟性に欠ける場面も
- 器問題(完全な肉体を手に入れるまで時間がかかった)
実戦での使い分け
対雑魚戦
主力:解(連射)
- 不可視の斬撃で瞬殺
- 呪力消費も少ない
- 複数の敵を同時に処理
対強敵戦(近距離)
主力:解+捌(密着時)
- 「解」で牽制
- 接近したら「捌」で一撃必殺
- 体術と組み合わせて圧倒
対強敵戦(中距離)
主力:解(連続攻撃)
- 形状を変えて攻撃
- 威力を調整して戦況をコントロール
決着をつける時(一対一)
奥義:竈(カミノ)
- 解・捌で削った後
- 炎の矢でトドメ
多対一・殲滅戦
最強:領域展開「伏魔御厨子」+竈のコンボ
- 範囲200mを粉塵化
- サーモバリック爆弾で全滅
まとめ:宿儺の術式体系
【基盤】
御厨子(調理術式) ← 生来の術式
四本の腕・二つの口 ← 肉体的特徴
↓
【基本攻撃】
├ 解(かい):通常斬撃(不可視・連射可能)
├ 捌(はち):自動調整斬撃(接触必要)
└ 竈(カミノ):炎の矢(解・捌使用後)
↓
【拡張技】
└ 世界を断つ斬撃(空間切断)
↓
【領域】
伏魔御厨子(閉じない領域・範囲200m)
├ 必中:解+捌の絶え間ない攻撃
└ 究極奥義:粉塵爆発(サーモバリック)
↓
【伏黒の術式】
十種影法術(式神召喚)
└ 魔虚羅(適応能力)
↓
【補助】
├ 反転術式(治癒・術式回復)
├ 黒閃(威力2.5乗)
└ 縛り(術式拡張)
最後に:シンプルゆえの強さ
宿儺の術式は「切る」「焼く」というシンプルなもの。
五条の無下限呪術のような複雑さはない。
でも、そのシンプルさが逆に強い。
「切る」という一つの概念を、極限まで研ぎ澄ませた結果
- 空間すら切断できる
- 粉塵爆弾を作り出せる
- 領域を閉じずに展開できる
これらは全て、宿儺の1000年の経験と技量があってこそ。
術式の性能だけなら五条に劣る。でも、使い手の技量で最強になった。
それが呪いの王・両面宿儺という存在。
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