📝 この記事のポイント
- 都心の雑踏は、年末に向けて加速度的に密度を増していました。
- 私は満員電車の中で押しつぶされそうになりながら、スマートフォンで今日のタスクを確認。
- 午前中は会議、午後は資料作成、夕方からは忘年会。
2025年12月19日、金曜日。都心の雑踏は、年末に向けて加速度的に密度を増していました。私は満員電車の中で押しつぶされそうになりながら、スマートフォンで今日のタスクを確認。午前中は会議、午後は資料作成、夕方からは忘年会。ああ、またか。毎年繰り返される、この忙殺されるような感覚。カレンダーアプリに表示された「年末年始休暇まであと7日」という無機質な文字が、せめてもの慰めでした。
ふとSNSを開いてみると、タイムラインには友人たちの楽しそうな投稿が溢れているんです。旅行先の美しい風景、恋人との幸せそうな写真、美味しそうな料理の数々。それらを見ているうちに、心の奥底に、小さな澱のようなものが溜まっていくのを感じました。「みんな、楽しそうだな…」と。別に、羨ましいとか、妬ましいとか、そういう感情ではないんですよ。ただ、自分だけが、この忙しい日常に、完全に埋没してしまっているような気がしたんです。まるで、世界が違う時間軸で動いているみたいに。そう、まるで私だけ「時差ボケ」を起こしているかのように。
最初の印象
「時差ボケ」って聞くと、やっぱり海外旅行から帰ってきたばかりで、体が時間に適応できない状態を思い浮かべますよね。でも、私が感じていた「時差ボケ」は、ちょっと違う感覚だったんです。物理的な移動なんてしていないのに、どうも世の中の「時間」と自分の「時間」がズレているような違和感。友人たちのSNS投稿を見て「もう来年の話?」と焦ったり、世の中の情報のスピードに「私、いつの間に置いていかれた!?」と感じたり。年末の忙しさに拍車がかかって、まるで思考が時空を超えてるんじゃないかってくらい、頭がぼーっとしていました。これが、現代社会における新しい形の「時差ボケ」なのかなって、その時ぼんやり感じたんです。
実際に使ってみて
正直なところ、「時差ボケ」という状態に陥っている自分を「使ってみる」という表現は少し変かもしれません。でも、この漠然としたズレを感じている時期は、私の日常に色々な影響を及ぼしていました。会社に着いても集中できないし、なんだか体は重いし。特に顕著だったのは、忘年会での出来事です。隣に座っていた後輩のミナミが、スマホを見ながら「友達が、ちょっとフライングで『あけおめ』ってツイートしてたんです。面白いなと思って」って言ったんです。「あけおめ?」まだ12月なのに、もう新年の挨拶?正直、私は意味が分からなかった。でもミナミは、それを「早く新年になって、新しい自分になりたい、みたいな」って解釈していて。ハッとしました。そうか、私も、もしかしたら同じように、この忙しさから抜け出して、何か新しいことを始めたい、変わりたい、と焦っているのかもしれない、と。私自身の「時差ボケ」は、つまり「焦り」という感情の具現化だったのかもしれません。
良かったところ
こんな「時差ボケ」状態ですが、経験してみて良かったなと思えることもいくつかありました。
- 自分のペースを見つめ直せた
常に何かに追い立てられているような感覚から、一旦立ち止まって、「本当にこのスピードで進むべきなのか?」と自分に問いかけるきっかけになりました。周りと同じである必要はない、と心から思えるように。
- 情報の受け取り方を変えられた
SNSのタイムラインに流れてくる膨大な情報に、無意識に流されていた自分に気づきました。「今の自分にとって本当に必要な情報か?」とフィルターをかけるようになり、心のノイズが減った気がします。
- 共感と繋がりを感じられた
「自分だけがこんな感覚なのかな」と孤独を感じることもありましたが、実は多くの人が同じような「時差ボケ」を抱えていることに気づけました。後輩ミナミの言葉が、まさにその一例でしたね。
気になったところ
もちろん、この「時差ボケ」体験には、少なからずデメリットも感じました。
- 漠然とした不安感
「このままでいいのか」「自分は遅れているんじゃないか」という根拠のない不安が、常に心の片隅にありました。これが精神的な負担になっていたことは否定できません。
- 心身の疲労
頭の中が常に複数の時間軸で動いているような感覚は、想像以上に体力を消耗します。集中力の低下や、なんとなく体がだるいといった症状も、この「時差ボケ」が原因だったのかもしれません。
どんな人に向いてる?
この「現代社会の時差ボケ」は、ひょっとしたら誰にでも訪れる可能性があるのかもしれません。特に、こんな人には、一度この「時差ボケ」としっかり向き合ってみることをおすすめします。
- 毎日忙殺されていて、自分の時間が持てないと感じているビジネスパーソン
- SNSを見ていて、なぜか疲れてしまったり、焦りを感じたりする人
- 漠然とした「このままでいいのかな」という不安を抱えている人
少し立ち止まって、自分の心の声に耳を傾ける良い機会になるかもしれません。
使い続けて○週間の今
「時差ボケ」に気づいてから、数週間が経ちました。完全に元の時間軸に戻れたわけではないけれど、少なくとも、自分のペースで、ゆっくりと歩んでいけばいいんだ、ということに気づけたのは大きな収穫です。焦らず、急がず、自分の心に正直に。それが、私にとっての新しい年の始まり方なのかもしれません。そして、もしかしたら、誰よりも早く「あけおめ」とフライング投稿した友人も、同じように自分なりの新しい年の迎え方を見つけようとしているのかもしれない。それぞれの「時差ボケ」を抱えながら、私たちは少しずつ、未来へと向かっていく。
現代社会の「時差ボケ」は、避けて通れない現象なのかもしれません。でも、その「時差ボケ」とどう向き合い、どう付き合っていくかは、私たち一人ひとりの選択にかかっています。
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