📝 この記事のポイント
- 年の瀬が迫り、街はどこか慌ただしい雰囲気に包まれている。
- カフェの窓からはキラキラと輝くイルミネーションが見えるけれど、まるで自分とは関係ない世界の出来事みたいに感じていた。
- 目の前のカフェラテから立ち上る湯気の向こうに映る自分の顔は、なんだかぼんやりして、あまり元気がないように見えたんだ。
年の瀬が迫り、街はどこか慌ただしい雰囲気に包まれている。カフェの窓からはキラキラと輝くイルミネーションが見えるけれど、まるで自分とは関係ない世界の出来事みたいに感じていた。目の前のカフェラテから立ち上る湯気の向こうに映る自分の顔は、なんだかぼんやりして、あまり元気がないように見えたんだ。最近、どうにも調子が悪い。仕事は相変わらず忙しいし、SNSを開けば誰かの輝かしい毎日が目に飛び込んでくる。「みんな充実してるなぁ」なんて思うたび、まるで自分だけが取り残されていくような、そんな焦燥感が胸を締め付ける日が続いていたんだよね。「あーあ、また見ちゃった」なんて独り言をつぶやきながらも、ついついスマホに手が伸びちゃう。分かっているのにやめられない、まるで熱いストーブに手を近づけちゃう子供みたいだな、って自分で呆れることもあったっけ。そんな漠然としたモヤモヤを抱えていたある日、私はある習慣を始めてみたんだ。それがまるで、私の中にいる「きみ」とゆっくり対話する時間になったんだよね。
最初の印象
カフェでぼんやり過ごしていた時、ふと、隣の席の人が小さくて素敵な手帳に何かを書き込んでいるのが目に入ったんだ。日記かな?って思ったんだけど、何だかすごく楽しそうで、穏やかな表情だったのが印象的で。私にもこんな時間が必要なんじゃないかなって、その時思ったんだよね。でも正直なところ、最初は「手帳に毎日何かを書くなんて、面倒くさいだけじゃない?」って半信半疑だったんだ。飽きっぽい性格だし、何をどう書けばいいのかも全然想像できなくて。でも、この漠然とした焦燥感をどうにかしたい、そんな一心で、とりあえず小さなノートとペンを買ってみたんだ。本当に続くのかな、って思いながら、とりあえず白紙のページを前に座ってみたんだよね。これが、私と、私の中の「きみ」との新しい出会いの始まりだったんだ。
実際に使ってみて
最初は本当に、何でもないことを書き出したんだ。その日の天気とか、カフェで飲んだラテがおいしかったこととか、仕事でちょっとイラッとしたこととか。特別なことは何も書かなくていい、ただ感じたことをそのまま書き出す、って自分に言い聞かせてみたんだ。ノートを広げる時間は、だいたい寝る前のベッドの中か、休日の朝にゆっくりコーヒーを飲む時。静かな空間で、ただひたすら自分の心の中を覗き込むような時間だったな。最初は文字にするのが難しかった感情も、続けていくうちに少しずつ言葉になっていったんだ。なんだかモヤモヤする、とか、ちょっと嬉しいことがあった、とか。文章として成り立っていなくても、ただ言葉の羅列でもいいんだって思えたから、気軽に続けられたんだよね。
良かったところ
- 感情の整理ができるようになったことかな。頭の中でごちゃごちゃしていた考えが、文字にすることでスッキリしていく感覚があったんだ。まるで絡まった糸が少しずつほぐれていくみたいにね。
- 客観的に自分を見られるようになったのも大きかったな。書き出した内容を後から読み返すと、「あ、こんなことで悩んでたんだ」とか、「意外と頑張ってたんだ」とか、今まで気づかなかった自分が見えてくるんだよね。
- 小さな喜びに気づけるようになったのも嬉しい変化だった。SNSで見る華やかな出来事じゃなくて、帰り道で見つけた綺麗な花とか、温かいコーヒーを淹れた瞬間の香りとか、日常の中に隠れている幸せの欠片を見つけるのが上手になったんだ。
気になったところ
- やっぱり、毎日続けるのが大変な時もあったかな。仕事で疲れてヘトヘトな日は、手帳を開く気力さえ起きなくて、そのまま寝ちゃったり。自分を責めちゃうこともあったけど、「まあ、そんな日もあるよね」って無理しないようにしたんだ。
- 何を書けばいいか迷う時が来るのも正直なところ。特に気分が落ち込んでいる日は、ポジティブな言葉が思いつかなくて、ネガティブな感情ばかりが書き連ねられてしまうこともあったんだよね。
どんな人に向いてる?
この「きみ」と向き合う時間、私みたいな人にはすごく良いと思うんだ。例えば、漠然とした不安を抱えていて、その正体が何なのか知りたい人。それから、日々の忙しさに流されて、自分を見失いがちな人にもぴったりだよね。あとは、誰かと話すのは苦手だけど、自分の感情を吐き出したいって思っている人とか、毎日の小さな変化や成長を感じたい人にもおすすめしたいな。特別な道具もいらないし、誰かに見せるわけじゃないから、本当に自由に、素直な気持ちを表現できるよ。
使い続けて1ヶ月の今
手帳を広げて「きみ」と向き合う習慣を始めてから、もう1ヶ月が経ったんだ。正直なところ、劇的に人生が変わったわけではない。相変わらず仕事は忙しいし、SNSを開けば誰かの輝かしい毎日が目に飛び込んでくる。でも、以前のような焦燥感は感じなくなったんだよね。むしろ、「そうか、みんなそれぞれ頑張ってるんだな」って、穏やかな気持ちで見られるようになったんだ。
私はアンパンマンでもサザエさんでもない、ただの私なんだ。不器用で、悩みも多い。でも、それでいいんだって、素直に思えるようになったんだよね。自分の感情に蓋をせず、ただ書き出すことで、自分自身を深く知ることができた。それは、私にとってすごく大きな変化だったんだ。
まとめ
「きみ」との対話は、まるで自分自身を深く探る旅みたいだ。特別なことじゃない。ただ、手帳とペンがあれば始められる、誰にでもできる小さな一歩なんだよね。でもその一歩が、私たち一人ひとりの心の中に、ほんの少しだけ温かい光を灯してくれるんだ。
夜空に輝く満月は、誰に対しても平等に光を注ぐ。成功した人にも、そうでない人にも、幸せな人にも、そうじゃない人にも。月は何も語らないけれど、ただ静かにそこにいる。私も、そんな月みたいに、ただ静かに、私のままでいればいい。
手帳を閉じるたびに、私だけの物語が、また一つ増えていく。この物語は誰かと比べるものじゃない、私だけの、たった一つの大切な物語なんだ。
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