📝 この記事のポイント
- 最近、ある漫画を読んで、ずっと思い出したくなかった過去の経験がフラッシュバックしました。
- 華やかなファッション業界の裏側にある「やりがい搾取」という、なんとも生々しいテーマを描いた作品です。
- 読み進めるうちに、主人公の「新道開」が、才能ある若手デザイナー「ジャン」のブランドを全力で支える姿に、まるで昔の自分を見ているような気持ちになりました。
最近、ある漫画を読んで、ずっと思い出したくなかった過去の経験がフラッシュバックしました。タイトルは『ファッション!!』。華やかなファッション業界の裏側にある「やりがい搾取」という、なんとも生々しいテーマを描いた作品です。読み進めるうちに、主人公の「新道開」が、才能ある若手デザイナー「ジャン」のブランドを全力で支える姿に、まるで昔の自分を見ているような気持ちになりました。ジャンの「誠実な好青年」という顔の裏に隠された闇が暴かれていく展開は、胸が締め付けられるほどリアルで、ページをめくる手が震えるほどでした。「実話ベース」というレビューを後で見て、深く納得。あの頃の苦い記憶が蘇り、正直なところ胃がキリキリしました。でも、同時にこの漫画が教えてくれたこともたくさんあるんです。
最初の印象
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やりがい搾取
漫画を読み始めたとき、正直なところ「また華やかな業界の裏側を描く作品か」くらいの軽い気持ちだったんです。絵も洗練されていて、ストーリーの展開もすごく引き込まれる。主人公の新道さんが、若くて才能あるジャンに惹かれて、もう一度ファッションの世界に足を踏み入れる姿を見て、「なんて熱くてかっこいいんだろう」って思いました。ジャンも最初は純粋で、夢を追いかける好青年って感じだったから、二人の関係がどう深まっていくのか楽しみだったんですよ。でも、読み進めていくうちに、どこか既視感を覚えるシーンが増えてきて。「あれ、これってどこかで見たことある光景…?」って、心にざわめきが起こり始めたんですよね。
実際に使ってみて
実際に漫画を読み進めてみて、その「既視感」の正体が、私自身の過去の経験だったことに気づきました。私も新道さんのように、あるプロジェクトで「夢を追いかける若者をサポートする」という名目で、全身全霊を捧げていた時期があったんです。当時関わっていたのはクリエイティブな分野で、「情熱があるなら」「これは今しかできない経験」といった言葉に強く惹かれていました。
例えば、徹夜続きで作業をしても、対価はほんのわずか。それでも「作品のため」「成長のため」と自分に言い聞かせ、休日は返上して無償で手伝っていました。周りからは「頑張り屋だね」「本当にえらい」と褒められ、それがまた私のモチベーションになっていたんです。でも、結局私がどれだけ頑張っても、その努力が正当に評価されることはありませんでした。プロジェクトの中心にいた人は、口では感謝をしながらも、裏では私の貢献を当たり前のように消費し、さらなる要求を突きつけてきたんです。漫画の中のジャンが、新道さんの献身を当然のように受け入れ、さらに搾取していく姿と、当時の私の状況が重なって、呼吸が苦しくなるほどでした。
良かったところ
- 自分の経験を客観視できたこと
当時、自分がおかしくなっていることに気づけなかったけど、漫画を通して冷静に「あれは搾取だったんだ」と認識できました。
- 当時の自分を肯定できたこと
「私の努力が無駄だったわけじゃない」「私が悪かったわけじゃない」と、ようやく自分を許せた気がします。あの頃の痛みを、一人で抱え込まなくていいんだって思えました。
- 「やりがい搾取」という概念を知れたこと
この言葉を知ることで、曖昧だった違和感に名前がつきました。これは個人の問題ではなく、社会的な構造の問題なんだと理解できたのは大きな収穫です。
気になったところ
- 過去の痛みが蘇るリアルさ
描写があまりにも生々しくて、読んでいて何度も胸が締め付けられました。トラウマが呼び覚まされるような感覚で、正直、読むのに体力がいりましたね。
- 搾取する側の深層心理が掴みきれない部分
ジャンがなぜあそこまで他者を踏みにじる存在になってしまったのか、その背景にある彼の心の闇をもっと深く掘り下げてほしかったな、と感じる部分もありました。
どんな人に向いてる?
この漫画は、
- 過去に「あれ、もしかして私、利用されてた?」と感じたことがある人
- 今まさに「情熱」を理由に無理を続けていると感じる人
- 「夢を追うこと」と「自己犠牲」の境界線について深く考えたい人
- ファッション業界だけでなく、クリエイティブな分野やベンチャー企業で働いている人
に、ぜひ読んでほしいです。
読み終えて数日経った今
漫画を読み終えて数日経った今、あの頃の痛みを乗り越え、冷静に自分の経験を振り返ることができるようになりました。あの時、なぜ私は「NO」と言えなかったのか、どうすれば違う道を選べたのか、といったことをじっくり考えるきっかけを与えてくれたことに感謝しています。
今はもう、自分の情熱や努力を不当に利用するような関係からは距離を置けるようになりました。「やりがい」と「搾取」を見極める目を養えたことが、私にとって最大の収穫です。
まとめ
『ファッション!!』は、ただの漫画ではありませんでした。それは、社会の片隅で静かに進行している「やりがい搾取」という問題に、私たち読者が気づくための、強烈な警鐘だと感じています。この作品は、自分の心と身体を守ることの大切さ、そして自分の努力に正当な対価を求める権利があることを、改めて私たちに教えてくれます。もし今、あなたが同じような苦しさを感じているなら、ぜひこの漫画を読んでみてください。きっと、あなた自身の「やりがい」について、深く考えるきっかけになるはずです。
やりがい搾取
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