📝 この記事のポイント
- 休日の昼下がり、いつものようにSNSを眺めていたら、ふと目に飛び込んできた画像に釘付けになった。
- それは、ある友達からのDMで、『これ、あなたの絵じゃない?』というメッセージと共に、一枚の写真が添付されていたんだ。
- パッと見た瞬間は、なんだか既視感があるな、くらいに思っていたんだけど、画像を拡大して目を凝らした時、心臓がドクンと音を立てた。
休日の昼下がり、いつものようにSNSを眺めていたら、ふと目に飛び込んできた画像に釘付けになった。それは、ある友達からのDMで、『これ、あなたの絵じゃない?』というメッセージと共に、一枚の写真が添付されていたんだ。パッと見た瞬間は、なんだか既視感があるな、くらいに思っていたんだけど、画像を拡大して目を凝らした時、心臓がドクンと音を立てた。そこに写っていたのは、紛れもなく、私が数年前に描いたオリジナルのイラストがプリントされたTシャツだったんだ。それも、どこかの量販店で、ごく当たり前のように棚に並べられている様子で。最初は冗談だと思ったよ。誰かが私をからかっているのか、はたまた、私の絵にそっくりな別作品なのかって。でも、何度も見返しているうちに、これは絶対に私の絵だと確信した。あの独特なタッチ、色使い、そして、何よりも私がこだわって描いたあのキャラクターの表情まで、完璧に再現されていたんだ。その瞬間、頭が真っ白になって、手足の震えが止まらなくなった。まさか、自分の作品が、こんな形で世に出回っているなんて、想像もしていなかったから。
最初の印象
友達からのDMを見た瞬間、まず感じたのは混乱だった。私の絵が、なんでこんなところに?しかもTシャツになって?頭の中は疑問符でいっぱいだったよ。何度も何度も写真を見返して、自分の過去の作品データと照らし合わせてみたけれど、やはり間違いなく私の絵だった。それは、私が心を込めて描いた、お気に入りのキャラクター。発表した時は、SNSでもたくさんの「いいね」をもらって、嬉しかった思い出深い作品なんだ。それが、私の知らないところで、許可もなく、商品になって世に出回っている。その事実に気づいた時、怒りというよりも、深い悲しみに襲われた。まるで、自分の大切なものが、ある日突然、誰かに盗られてしまったような感覚だったんだ。
実際にこの状況に向き合ってみて
この信じられない事態に直面して、私はとにかく情報を集めることにした。友達が写真を撮ってくれたお店の名前、そのTシャツのブランド名、製造元。分かったことは、このTシャツは、かなり広い範囲で流通しているらしいということ。SNSで検索してみると、同じようなTシャツを見かけたという声がいくつも上がっていて、さらにショックを受けた。多くの人が「可愛いTシャツ」として手に取っている裏側で、私がこんな気持ちになっているなんて。どこから手をつけたらいいのかも分からず、まずはクリエイターの権利に詳しい知り合いに相談してみた。話を聞いてもらうだけでも、少し心が落ち着いたけれど、問題の根深さを改めて感じたよ。これは、単なる「可愛いイラスト」で終わらせてはいけない問題だと。
良かったところ
こんな辛い体験ではあったけれど、いくつか気づかされたこともあったんだ。
- 自分の作品への愛情を再確認できた
こんなことがあっても、やっぱり私はこの絵が好きだし、描いてよかったって心から思えた。自分の作品が持つ価値や、それにかける想いを再確認するきっかけになったんだ。
- クリエイター仲間との繋がりを感じた
SNSでこの件について少し話したら、多くのクリエイター仲間が励ましのメッセージをくれたり、同じような経験を共有してくれたりしたんだ。一人じゃないんだ、と心強く感じることができた。
- 権利意識が高まった
これまでぼんやりとしか考えていなかった「著作権」や「クリエイターの権利」について、真剣に向き合うきっかけになった。今後、自分の作品を守るために、どうすればいいのか具体的に考えるようになったんだ。
気になったところ
もちろん、良いことばかりじゃなくて、やっぱりしんどいこともたくさんあったよ。
- 精神的なダメージが大きい
自分の大切な作品が無断で使われているという事実は、想像以上に心に深く傷を残した。創作意欲が一時的に低下してしまったり、自分の作品を公開すること自体に不安を感じるようになってしまったりしたんだ。
- 問題解決の難しさを痛感
どこに相談すればいいのか、どうやって交渉を進めればいいのか、全てが手探りで、精神的な負担が大きかった。問題解決には時間も労力もかかることを身をもって知ったよ。
どんな人に向いてる?
この話は、きっと多くの人に響くと思うんだ。
- 絵を描く人、文章を書く人、写真を撮る人など、何かを創作しているクリエイター全員。
- SNSで情報を発信している、あるいは他人の投稿をシェアしている全ての人。
- お店で商品を選んでいる時に、「これ可愛いな」と直感で手に取ることが多い消費者。
私と同じような経験をして欲しくないし、同時に、私たち消費者が何気なく手に取る商品にも、誰かの人生の一部が詰まっていることを知ってほしいから。
この問題に直面し続けて数週間の今
あのDMを見てから数週間が経った今でも、心の中のモヤモヤは完全に消えていない。問題解決に向けて、少しずつできることを進めているけれど、道のりはまだ長そうだ。でも、この出来事をきっかけに、私は強くならなきゃいけないと決意したんだ。自分の作品を守るためだけでなく、同じような思いをするクリエイターが少しでも減るように、何かできることはないかって考えている。インターネットは、素晴らしい表現の場だけど、同時に、危うい側面も持っている。そのことを、私たち一人ひとりがもっと意識していかなきゃいけないと思う。あの時の「悲しい」という感情は忘れられないけれど、それを力に変えて、これからも創作を続けていきたい。
私たちがインターネット上で見かける、美しいイラストも、心揺さぶる文章も、素敵な写真も、全て誰かの情熱と時間が詰まった「作品」なんだ。それを「いいね」で終わらせるだけじゃなくて、作者に敬意を払い、大切に扱っていくこと。そして、自分の作品が誰かの手に渡る時、それが正当な形であってほしいと願うこと。この体験を通じて、そんな当たり前のことが、どれほど尊いものなのかを痛感したよ。
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