PlayStation 5 Pro新型番「CFI-7100」完全解説 – 2025年12月最新情報

PS5 Pro

📝 この記事のポイント

  • はじめに 2024年11月に発売されたPlayStation 5 Pro(CFI-7000)から約1年、ソニーはすでに改良版となる新型番「CFI-7100」を欧州などの一部地域で静かに投入しています。
  • 2025年12月現在、この新モデルの詳細な性能データが明らかになり、日本での展開も近いと見られています。
  • 本記事では、海外メディアの分解レビューや技術文書から判明した変更点を詳しく解説します。
目次

はじめに

2024年11月に発売されたPlayStation 5 Pro(CFI-7000)から約1年、ソニーはすでに改良版となる新型番「CFI-7100」を欧州などの一部地域で静かに投入しています。2025年12月現在、この新モデルの詳細な性能データが明らかになり、日本での展開も近いと見られています。本記事では、海外メディアの分解レビューや技術文書から判明した変更点を詳しく解説します。

CFI-7100の発売状況

海外での展開

新型番CFI-7100は、2025年9月30日に欧州市場で「CFI-7121」として先行発売されました。北米では「CFI-7119」のモデル番号で展開されています。価格は据え置きで、欧州では€799.99、北米では$749.99(2025年8月の値上げ後の価格)となっています。

日本での展開予測

日本では2025年12月現在、まだ旧型のCFI-7000が販売されています。しかし、総務省の技適(工事設計認証)には2025年6月の段階でCFI-7100が登録されており、旧型モデルの在庫が無くなり次第、新型番へ切り替わると見られています。ブラックフライデーセールで多くの在庫が売れたことを考えると、2025年12月から2026年初頭にかけて日本でも新型番が登場する可能性が高いでしょう。

主要な改良点 – Austin Evansの分解レビューより

YouTuberのAustin Evans氏による詳細な分解レビューにより、CFI-7100の具体的な変更点が明らかになりました。

1. 軽量化(87g減)

  • 旧型CFI-7000: 3,103g(約3.1kg)
  • 新型CFI-7100: 3,016g(約3.0kg)
  • 差分: 87g軽量化

この軽量化は、複数のコンポーネントの見直しによって実現されています。単なる87gの違いですが、大量生産される製品において、これは物流コストの削減に大きく寄与します。

2. ファンの改良

最も注目すべき改良点がファンです。

  • 旧型ファン重量: 274g
  • 新型ファン重量: 237g
  • 差分: 37g軽量化(軽量化全体の約42%を占める)

両モデルとも19枚羽根を採用していますが、新型では異なるベアリングを使用していると考えられます。この変更により、動作音が約20%低減(約2デシベルの差)し、音の周波数もより低音寄りになっています。ゲームプレイ中の静音性が明確に向上しているのは、長時間プレイするユーザーにとって大きなメリットです。

3. 消費電力の削減

実際のゲームタイトルでのテストにより、消費電力の改善が確認されました。

テスト条件: Astro’s Playroom、Gran Turismo 7

  • 改善率: 3〜4%の消費電力削減
  • 特に効果的なシーン: Gran Turismo 7のリプレイモード(フルレイトレーシング)

年間を通じて使用した場合、この3〜4%の改善は電気代の節約につながります。また、EU(欧州連合)が進めるエネルギー効率規制への対応という側面もあると考えられます。

4. 冷却性能の向上

消費電力の削減に加えて、熱管理も改善されています。

  • 旧型CFI-7000: 動作時約63°C
  • 新型CFI-7100: 動作時約61〜62°C
  • 改善: 1〜2°C低温化

この改善は、軽量化された背面ヒートシンクと電源ユニットの見直しによるものです。長期的な信頼性の向上にも寄与すると考えられます。

5. 内部コンポーネントの変更

電源ユニット

軽量化された新しい電源ユニットを採用。効率化により発熱も抑えられています。

ヒートシンク

背面のヒートシンクが薄型化。重量削減とコストダウンを実現しながらも、冷却性能は維持されています。

ファングリル

金属製から樹脂製(プラスチック)へ変更。これもコストダウンと軽量化の一環です。

マザーボード

一部のVRM(電圧レギュレータモジュール)が削減されています。これは通常版PS5のCFI-2100でも同様の変更が行われており、製造コストの削減が目的です。

変わらない点

外観

PS5通常版のCFI-2100では中央部の光沢加工がマット加工に変更されましたが、PS5 ProのCFI-7100では光沢仕上げが維持されています。外観からは新旧モデルの判別はほぼ不可能です。

性能

  • プロセッサ: 変更なし
  • GPU性能: 変更なし
  • SSD容量: 2TB維持(通常版CFI-2100では825GBへ削減されたが、Proでは維持)
  • ゲーム性能: Gran Turismo 7などのテストで、フレームレートや描画品質に差は見られず

Austin Evans氏のテストでは、ゲームプレイにおける性能差は確認されませんでした。これは「マイナーチェンジ」の典型例で、ユーザー体験を維持しながらコスト削減と効率化を図っています。

価格

欧州でも北米でも、価格は据え置きです。コストダウンされた分は、ソニーの利益率改善や関税対応に充てられていると考えられます。

新型DualSense CFI-ZCT2Wについて

CFI-7100には新型コントローラー「CFI-ZCT2W」が同梱されています。当初は交換可能なバッテリーを搭載するという噂がありましたが、分解の結果、それは実現されていないことが判明しました。

主な変更点

  • 背面マイク削除: 音声分離機能を持つ背面マイクが省かれ、前面マイクのみに
  • 内部コンポーネント: バッテリーやモーターが異なるメーカーのものに変更されているが、性能に差はない

この変更は、多くのユーザーにとって残念なニュースでした。交換式バッテリーの搭載は見送られ、むしろ背面マイクという機能が削減されています。

ソニーの戦略 – なぜマイナーチェンジなのか

コスト削減圧力

2025年に入り、ソニーは製造コストの上昇に直面しています。インフレ、関税、部品価格の高騰など、複数の要因が重なっています。PS5通常版ではSSD容量を削減するなど、かなり踏み込んだコストカットを実施していますが、PS5 Proでは2TBを維持しながらも内部コンポーネントの見直しでコスト削減を図っています。

EU規制への対応

欧州連合(EU)はエネルギー効率基準を年々厳格化しています。3〜4%の消費電力削減は、こうした規制をクリアするための対応でもあると考えられます。

次世代機PS6への布石

複数のリーク情報によれば、PS6ではグラフィック性能の大幅向上よりも、エネルギー効率低価格化に注力する方針とされています。CFI-7100で得られた省電力技術やコスト削減ノウハウは、そのまま次世代機の開発に活かされるでしょう。

購入推奨 – 買うべきか、待つべきか

すでにCFI-7000を所有している場合

**買い替える必要はありません。**性能は同一であり、ゲーム体験に差はありません。唯一の違いは静音性と消費電力ですが、これらのために10万円以上を再度支払う価値はないでしょう。

これから購入を検討している場合

新型CFI-7100を待つ価値はあります。

  • 静音性の向上は長時間プレイで快適
  • 消費電力削減により電気代が節約できる
  • 冷却性能の向上により長期信頼性が高い可能性

ただし、日本で新型が登場するまでには、まだ数週間から数ヶ月かかる可能性があります。今すぐPS5 Proが欲しい場合は、旧型を購入しても問題ありません。性能面での差はないため、セールなどで安く購入できるならそちらを選ぶのも合理的です。

価格の見通し

新型CFI-7100が日本で発売されても、価格は現行の119,980円(税込)から変更されない可能性が高いでしょう。ソニーは2025年8月に北米で$50の値上げを実施しており、日本でも価格維持または値上げの可能性があります。

通常版PS5との比較 – CFI-2100との違い

通常版PS5の新型番CFI-2100は、より大胆なコストカットが行われています。

CFI-2100の主な変更点

  • SSD容量削減: 1TB → 825GB(約175GB削減)
  • 外観変更: 光沢仕上げ → マット仕上げ
  • VRM削減: マザーボードの部品点数削減
  • 価格: 日本では「日本語専用モデル」として55,000円で展開(CFI-2200B01)

通常版では容量削減という大きな妥協がありますが、Pro版では2TBが維持されている点は評価できます。

技術的背景 – なぜこれらの改良が可能だったのか

製造プロセスの成熟

PS5 Proの製造が開始されてから約1年が経過し、生産ラインでの歩留まり向上や部品供給の安定化が進んでいます。これにより、より効率的な部品選定や設計変更が可能になりました。

サプライチェーンの最適化

複数のサプライヤーからの部品調達により、コストと性能のバランスを最適化できています。ファンやVRMなど、複数メーカーから調達することで価格交渉力も高まります。

設計ノウハウの蓄積

初代PS5(CFI-1000)から数えて5世代目のリビジョンとなるため、ソニーのエンジニアリングチームは熱管理、電力管理、コスト削減のノウハウを蓄積しています。

まとめ

PlayStation 5 Pro新型番「CFI-7100」は、性能を維持しながら消費電力を3〜4%削減し、動作音を20%低減、本体重量を87g軽量化した改良モデルです。外観や基本性能に変更はありませんが、長時間プレイするユーザーにとって静音性の向上は明確なメリットとなります。

2025年12月現在、欧州と北米では販売が開始されており、日本でも在庫状況次第で近日中に新型番へ切り替わると予想されます。すでにPS5 Proを所有している方には買い替えの必要はありませんが、これから購入を検討している方は、可能であれば新型CFI-7100の登場を待つことをお勧めします。

ソニーのハードウェア戦略は、次世代PS6に向けて省電力化とコスト最適化を重視する方向へシフトしており、CFI-7100はその第一歩と言えるでしょう。ゲーム性能の向上だけでなく、環境負荷の低減や製品の長期信頼性向上にも配慮した設計は、今後のコンシューマーゲーム機のスタンダードになっていくかもしれません。


参考情報

  • 総務省技適情報: 2025年6月登録
  • 欧州発売日: 2025年9月30日
  • 分解レビュー: Austin Evans (YouTube)
  • 主要改善点: 消費電力3-4%削減、動作音20%低減、87g軽量化
  • 価格: 据え置き(欧州€799.99、北米$749.99)
  • SSD容量: 2TB維持
  • 日本展開: 2025年12月〜2026年初頭予測

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