📝 この記事のポイント
- ある日、画面に表示されたそれを見て、僕の指はぴたりと止まりました。
- ずっと心惹かれていた『ウルトラセブン』の完全版。
- これは僕の中で、今、一番大好きなヒーローの物語だからです。
ある日、画面に表示されたそれを見て、僕の指はぴたりと止まりました。ずっと心惹かれていた『ウルトラセブン』の完全版。全11枚組というボリューム。すでに持っているBlu-rayもある。それでも心が惹かれる。でも、決して気軽な買い物じゃない。カートに入れては消し、また入れては消す。そんなことを3日間繰り返しました。僕がそこまで悩んだ理由は、ただ一つ。これは僕の中で、今、一番大好きなヒーローの物語だからです。そして、これが物理メディアとして手に入る、最後のチャンスかもしれない。後悔だけはしたくなかったんです。最終的に購入ボタンを押して、数日後。届いた箱を開けた瞬間、直感しました。これは、間違いなく僕にとって「正解」だったと。
最初の印象
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ウルトラセブン 4K UHD | 7万円の価値があるか本気で考えた話
以前のHD2.0版を持っていたからこそ、また買うのか、と正直躊躇していました。でも、きっかけはNHKで放送されたリマスター版を観た時の衝撃でした。こんなにも美しく生まれ変わるのか、と。さらに聞けば、ディスク版はそれ以上だと。そうとなれば、僕の心はもう抑えられませんでした。『ウルトラセブン』という作品は、1967年に円谷プロが世に送り出した空想特撮シリーズ第3弾。その斬新で奥行きのあるストーリー、優れた特撮技術、精密なミニチュア、そして個性豊かな怪獣造形。55年もの時を経た今も、世代を超えて多くの人々に愛され続けています。
ただの特撮番組じゃない、ということを泉麻人さんの解説番組で知った時、深く納得しました。まるで短編映画を観ているような気分になる作品なんです。テーマが多岐にわたり、1話25分のランニングタイムが信じられないほど密度が濃い。実験的な映像表現や、絵画のように美しいショットの数々。これは、映画を撮るのと同じ熱量で制作されていたんだなと、その姿勢がひしひしと伝わってきます。そんな作品が、今回のリマスターでさらに進化したと聞けば、ファンとして手に入れないわけにはいきません。16mmのオリジナルネガ原版を丁寧に扱い、1作品に1ヶ月近い修正作業をかける。フィルムに刻み込まれた情報を余すところなく活かし切る。これはもう、買うしかないと確信した瞬間でした。
実際に使ってみて
実際に僕の再生環境で観て、まず驚いたのが色彩です。4K映像ならではの、実に自然な色合いで画面が表現されているのに感動しました。まるで撮影当時の空気感がそのまま閉じ込められているかのようです。DVDでは全く再現されていなかった、煌びやかな光の表現。Blu-rayでも補正はかけられていましたが、今回の4Kはそれをさらに上回る、彩度の奥深さが加わっています。
臨場感の幅広さも、期待をはるかに超えていました。フィルムライクな粒状感は、うるさく感じない程度に絶妙に抑えられています。中には、統一感を出すために敢えて粗い画質にしている箇所もあるのですが、それがまた作品の世界観に深みを与えています。
特に印象的だったのが、光線エフェクトの美しさです。ウルトラセブンのエメリウム光線はもちろん、敵宇宙人たちの光線技も、円谷プロの光学スタッフの職人技が、本当に自然な光加減で映し出されている。まるでフィルムに彩色された当時の色そのものを、この目で映し出しているかのような繊細さです。これは、これまで僕が見た中で最も美しい『ウルトラセブン』だと断言できます。
良かったところ
- 息をのむような4K映像の進化
かつて想像もしなかったような、鮮やかで自然な色彩と奥行きのある映像表現に、毎回感動を覚えます。まるでその場にいるかのような臨場感は、これまでの視聴体験をはるかに超えるものでした。
- 充実した特典映像で深まる作品理解
「ウルトラセブン伝説」と題された約135分のドキュメンタリーは圧巻です。森次晃嗣さん、ひし美ゆり子さん、毒蝮三太夫さん、古谷敏さんといった出演者の方々が、当時の奮闘を語り尽くしてくれます。さらに4Kリマスターのメイキングも配信されており、制作の裏側を知ることで、作品への愛着がさらに深まります。
- 過去のメディアとの比較で再発見できる魅力
個人的には通常Blu-rayはなくても良かったかと思いましたが、いざ比較してみると新しい発見がありました。4K版は繊細で深みがあるのに対し、Blu-ray版は誇張された発色でわかりやすく派手。それぞれ異なる魅力があり、見比べることで、それぞれの良さを再認識できます。これはこれで面白い比較体験でした。
気になったところ
- オリジナルフィルムの制約による解像感
元が55年前の16mmフィルムなので、ウルトラQのように35mmフィルムで撮影された作品ほどの解像度や鮮明さには及びません。これは物理的な限界なので仕方ない部分ですが、頭の片隅にはありました。
- 鮮明化で際立つ昔ながらの表現
昔の作品によくあることですが、画質が良くなることで、逆にこれまで気にならなかった部分が見えてしまうことがあります。セットの細部や合成の跡など、HDでは見えなかったものがクリアになることで、好みが分かれるかもしれません。個人的にはそれも含めて愛おしいのですが。
どんな人に向いてる?
この完全版は、まさに『ウルトラセブン』という作品を心から愛している人にこそ手にしてほしいです。単なる映像ソフトとしてではなく、一つの芸術作品として、最高の環境でその魅力を余すことなく堪能したいと願う人。そして、この不朽の名作を物理メディアという形で大切にコレクションしておきたい、と考えるファンの方には、これ以上ない選択肢だと思います。作品の制作背景や当時のキャスト・スタッフの思いに触れることで、より深く作品世界に入り込みたい人にもおすすめです。
使い続けて数週間の今
手に入れてから数週間が経ちました。僕は今も、定期的にこの完全版を鑑賞しています。当初感じていた迷いや躊躇は、今では全くありません。むしろ、あの時、自分の心の声に従って本当によかったと、毎日が満ち足りた気持ちでいっぱいです。
観れば観るほど、この作品の奥深さ、そして今回のリマスターにかける作り手たちの情熱が伝わってきます。それは単なる「きれいになった映像」というレベルを超えて、僕の日常に彩りを与え、心を豊かにしてくれる特別な体験となっています。特に、夜、明かりを落とした部屋でプロジェクターと音響システムを使って観る『ウルトラセブン』は、もはや一つの映画体験です。
まとめ
『ウルトラセブン』の完全版は、単なる映像ソフトではありません。それは、時代を超えて語り継がれるべき傑作への深い敬意と、最高の技術が融合した、まさに「動く芸術品」です。僕にとって、これは単なるコレクション以上の価値を持っています。かけがえのない大切な宝物として、これからもずっと大切にしていきたいと思っています。この素晴らしい作品が、物理メディアとして最高の形で手元に残ること。この幸福感を、一人でも多くのファンに味わってほしいと心から願っています。
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