【VR体験記】僕が見た『10年後の東京』が、今からゾッとする話

📝 この記事のポイント

  • 最近、街を歩いていると、何となく雰囲気が変わったなって感じることが増えたんだ。
  • 特に平日の昼間とか、人が少なくなったような気がして。
  • 僕だけかな、って思ってたんだけど、ニュースとか見てると「東京の人口減少」とか「高齢化」とか、そういう話が耳に入ってくるたびに、漠然とした不安が募るんだよね。

最近、街を歩いていると、何となく雰囲気が変わったなって感じることが増えたんだ。特に平日の昼間とか、人が少なくなったような気がして。僕だけかな、って思ってたんだけど、ニュースとか見てると「東京の人口減少」とか「高齢化」とか、そういう話が耳に入ってくるたびに、漠然とした不安が募るんだよね。このまま行くと、東京ってどうなっちゃうんだろう?そんなことを考えていた矢先、友人が「未来を体験できるVRデバイスがある」って教えてくれたんだ。半信半疑だったんだけど、その名も『タイムスコープ』。何でも、現在のデータとAI予測に基づいて、10年後の東京をリアルにシミュレートできるらしい。僕は好奇心と少しの怖さを抱えながら、そのデバイスを手に取ってみることにしたんだ。自分の目で、未来の東京を見てみようって。まさか、そこまでリアルな世界が広がっているとは、この時の僕は想像もしていなかったんだけどね。

目次

最初の印象

『タイムスコープ』は、思ったよりも洗練されたデザインで、SF映画に出てくるような近未来的な見た目だった。頭に装着すると、最初は少し重さを感じたけど、フィット感は悪くない。セットアップは驚くほど簡単で、すぐに僕の視界は現実世界から仮想の「2035年の東京」へと切り替わった。最初に現れたのは、あの渋谷のスクランブル交差点だ。いつものあの喧騒はどこへ行ったんだ、と錯覚するほど、目の前の光景に僕は呆然とした。外国人観光客は相変わらずスマホを構えているんだけど、彼らが撮影しているのは、明らかに「人の少なさ」だった。「トウキョウは昔、もっと混んでいたんでしょう?」なんて声が聞こえてきそうなくらい。あまりにもリアルで、思わず手を伸ばしてしまいそうになったよ。

実際に使ってみて

VR体験は、渋谷から様々な場所へと僕を誘った。まず印象的だったのは、通勤電車の混雑が緩和されていること。朝のラッシュ時なのに、座席に余裕がある日が増えたんだ。ランチタイムも、かつて行列ができていた人気店に、並ばずに入れる。これは喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか、現実と同じように僕には判断がつかなかった。

昔よく通った商店街に足を運ぶと、そこにはシャッターを下ろした店が目立った。八百屋や本屋、喫茶店は姿を消し、残っているのは見慣れたコンビニやドラッグストアばかり。「個性的」だったはずの街並みが、どこもかしこも同じような顔になっていて、少し寂しい気持ちになったよ。

湾岸エリアのタワーマンション群は、さらに衝撃的だった。かつて「勝ち組の象徴」と呼ばれた高層ビルが、今や「負の遺産」と囁かれている。修繕積立金がとんでもないことになっているらしく、住んでいる人たちも高齢化が進んでいるみたいだ。永遠に価値が上がり続けるなんて幻想だったんだなと、改めて実感させられた。

コンビニのレジは完全に無人化され、スーパーや飲食店も、ほとんどがAIによるオペレーションになっていた。効率化が進んだ結果なんだろうけど、VRの中で無人のレジを操作していると、なんだかすごく孤独を感じたよ。現実の僕の友人たちも、職を失ったって言っていたけど、その言葉が脳裏をよぎったんだ。

SNSのタイムラインを開くと、友だちが地方に移住して、自然の中で楽しそうにしている姿が目に入った。「テレワークで十分だから」「東京にいる理由がなくなった」なんてコメントに、僕はいいねを押しながら、VRの東京に残っていた。なぜここにいるのか、自分でもよく分からなかったけど。

電車の中やスーパーでは、白髪の人が多く見られた。公園のベンチには、日がな一日座っているお年寄りがいて、東京という街が確実に老いているのを実感したんだ。若者の街だった渋谷や原宿も、老人が増えていたのは衝撃的だった。郊外の住宅街には、庭が荒れ放題の空き家が目立ち、街にぽっかりと穴が開いているようだったよ。

それでも、VRの中の東京には、言葉にできない「何か」があった。人が減り、店が減り、活気は薄れても、この街特有の空気がまだ残っているような、そんな気がしたんだ。

良かったところ

未来へのリアルな警告: ただのデータを見るよりも、実際にその空間にいるような感覚で未来を体験できたのは大きい。漠然とした不安が、具体的なイメージとして心に刻まれたよ。
多角的な視点の獲得: 人口減少や高齢化といった社会問題を、渋谷の人の少なさから、商店街の変貌、タワーマンションの黄昏まで、様々な角度から体験できたことで、問題の根深さを深く理解できた。
自身の選択を考えるきっかけ: この体験を通して、「このままの東京でいいのか?」「自分はどう生きたいのか?」という問いを真剣に考えるようになった。ゆとりのある未来の可能性も提示されていて、終わりだけではない「変化」として捉えることもできたよ。

気になったところ

心理的な負担が大きい: あまりにもリアルすぎて、体験後は少し気が滅入ったのが正直なところ。未来への不安が煽られるような感覚は、人によってはしんどいかもしれない。
解決策が見えにくい: VRは未来を「見せる」ことはできても、「どうすればいいのか」という答えまでは示してくれない。もちろん、それは僕たちが考えることなんだけど、もう少し希望を感じられる要素があってもよかったかな、と思ったよ。

どんな人に向いてる?

この『タイムスコープ』は、未来の東京に漠然とした不安を感じている人や、今の生活やキャリアについて見つめ直したい人にはぜひ体験してみてほしい。あと、東京という街のこれからの変化について、具体的に肌で感じてみたい人にもおすすめだね。ただ、メンタルが弱い人はちょっと気をつけた方がいいかもしれない。

使い終えて数日経った今

VR体験を終えて、数日経った今も、あの『10年後の東京』の光景が頭から離れないんだ。夜、いつものように東京タワーを見上げると、周りのビルの明かりが以前よりも少なく感じられた。でも、東京タワーだけは、相変わらず力強くそこに立っている。僕たちがどんな選択をしても、きっとあの場所には変わりなく存在し続けるんだろうな。

VRで見た未来は、あくまで可能性の一つだ。でも、それは僕たちの今の選択の延長線上にある。満員電車に揺られずにゆとりある生活を送れる東京。効率だけを追い求めず、人間的なペースを取り戻した東京。そんな未来だって、もしかしたら悪くないのかもしれない。変わりゆく東京の中で、変わらないものは何だろう。そんなことを考えながら、僕は今日も山手線に乗る。10年後、この電車はまだ走っているだろうか。

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